C-0030 アップグレード版の Windows で新規インストール

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例えば、 Windows 98 がプリインストールされたマシンを購入して、後から Me にアップグレードしたとしましょう。これで、もし HDD の買い換えなどで Windows の再インストールの必要が出てきたとき、 Windows 98 をインストールして、それからまた Me にアップグレードする……という手間をかけている人はいませんか?

実はアップグレード版の Windows でも、まっさらの状態から新規にインストールすることができます。

やり方はいたって簡単で、あらかじめ作っておいた起動用フロッピーディスクからマシンを起動し、アップグレード版の CD-ROM をセットして、コマンドラインから以下のように入力すれば、インストール作業が開始されます。

A:\>setup Enter

アップグレード版の CD-ROM で新規インストールをしようとすると、作業中に Windows 95 や 3.x など、アップグレードする元のバージョンの Windows のインストールディスクを要求されます。アップグレード対象の Windows があれば、このチェックだけで使用権ライセンスを引き継ぐことができます。 Windows CD-ROM がある場合はそれを CD-ROM ドライブに、 FD 版の Windows 95/3.x を持っている場合はインストールディスクの一枚目を FDD にセットしてやって下さい。(メーカーものの機械でそういったディスクがない場合は、「バックアップ CD-ROM 」や「システム CD-ROM 」といった名前のディスクに Windows が収められていることがあります。ディスクを開き、 Windows のインストール用ファイルの入ったフォルダを指定してください。)ディスクの認証が済んだら、元の CD-ROM をセットし直すよう言われ、インストールが続行されます。

この方法では、アップグレード対象のバージョンの Windows を持っていることが前提になります。 Windows XP へのアップグレードなどの場合、元の Windows がアップグレードの対象になっているかどうかを事前に確認しておいて下さい。