C-0065 Netscape 6/Mozilla の隠し設定を利用する
- 2001/2/3
- 8/19
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- 9/16
※ここに掲載している情報は間違っている可能性が非常に高いので、信用してはならない。これらの情報を信用してアナタが不利益を被ったとしても、それは全てアナタの責任である。
Windows95/98/Me の場合、 N6 及び Moz の設定は以下の位置に保存されています。
- C:\Windows\Application Data\Mozilla\Profiles
- C:\Windows\Profiles\ (ユーザー名) \Application Data\Mozilla\Profiles
「 Profiles 」フォルダの中にさらに設定別のフォルダがあり、通常はこの中の default の設定が使用されています。
この中にある「 prefs.js 」には N6/Moz の設定情報が保存されていますが、この中に記述を追加することで、設定画面に表示されていない項目でも設定を変更できます。以下に挙げているのは、今のところ prefs.js 内でないと変更できない設定項目です。
user_pref("browser.target_new_blocked", true);
target="_blank"
などによる新規ウィンドウの強制オープンが無効になります。(フレームを使ったページでは通常通りに動作します)user_pref("capability.policy.default.Window.focus", "noAccess");
- JavaScript でのウィンドウのフォーカス移動を抑止します。
user_pref("capability.policy.default.Window.moveBy", "noAccess");
- JavaScript でのウィンドウを揺らしを抑止します。
user_pref("capability.policy.default.Window.moveTo", "noAccess");
- JavaScript での勝手なウィンドウ移動を抑止します。
user_pref("capability.policy.default.Window.resizeTo", "noAccess");
- JavaScript での勝手なウィンドウサイズ変更を抑止します。
user_pref("capability.policy.default.Window.status", "noAccess");
- JavaScript でのステータスバーへのメッセージ表示を抑止します。
user_pref("capability.policy.default.Window.open", "noAccess");
-
JavaScript での新規ウィンドウオープンを抑止します。
user_pref("capability.policy.popupsites.Window.open", "allAccess");
user_pref("capability.policy.popupsites.sites", "http://jt.mozilla.gr.jp http://www.mozilla.org");
このような記述をさらに加えることで、「基本的に JavaScript での新規ウィンドウオープンは無効、しかし特定のサイトのみ有効」という設定ができます。
- これらの指定を使うと DHTML で無駄に色々やっているサイトで不愉快な思いをしないで済みますが、一部のサイトではナビゲーションが働かなくなることもあります(特に新規ウィンドウオープンの抑止は影響大)。
user_pref("dom.disable_open_during_load", true);
- 0.9.4以降から有効。こちらは onload 等の特定のイベントで呼び出される window.open()のみが無効になるので、 capability.policy.default.Window.open よりはこっちを使った方がいいかもしれません。
user_pref("browser.bookmarks.file", "C:\\WINDOWS\\Profiles\\HS\\Application Data\\Mozilla\\ 〜 \\bookmarks.html");
- ブックマークのファイルの位置を指定できます。他のプロファイルや N6-Mozilla 間でブックマークを共用したい場合などにどうぞ。
user_pref("font.min-size. 種別", 数値 );
- ここで指定したサイズよりフォントを小さくしなくなります。デザイン系サイトにありがちなゴマ粒文字に有効でしょう。
user_pref("font.min-size.variable.", 14); // プロポーショナルフォント全体への指定 user_pref("font.min-size.variable.x-western", 14); // プロポーショナルの欧文フォントへの指定 user_pref("font.min-size.fixed.x-western", 13); // 等幅の欧文フォントへの指定
user_pref("ui.textSelectBackground", "色");
- 選択範囲テキストの背景色の指定。
user_pref("javascript.options.strict", true);
- JavaScript エラーの警告を表示します。
user_pref("general.useragent.override", "文字列");
- サーバに送信する UA の情報を変更できます。ちなみに、デフォルトでは
Mozilla/5.0 (X11; U; Linux 2.2.16-22smp i686; en-US; m18) Gecko/20010110 Netscape 6/6.5
という感じになっています。
- デフォルトで有効になっている方がよさそうな項目もありますが、バグが残っているためにオフになっているのかも知れません。設定の変更はあくまで自己責任で行いましょう。
- mozilla.org の Customizing Mozilla にさらに詳しい情報がありますので、参考にしてみて下さい。