W-0009 Web で公開する画像の大きさの目安
- 1999/5/9
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画像の大きさには「絵の大きさ」と「ファイルの大きさ」に2種類があり、 Web (インターネットのホームページ)上で画像を公開するときは、この両方に気を配る必要があります。
ファイルサイズの目安
絵を描いている(写真も)側にしたら、少しでもきれいな状態――大きいファイルサイズで公開したい。観る側にしたら、少しでも表示が速い方が――ファイルが小さい方がいい。そういうわけで、ファイルサイズの決定は頭を悩まされる問題です。
僕は一般的な CG の場合、 100KB 前後が上限と考えています。数百 KB などサイズが極端に大きい場合、普通の 56kbps モデムだと表示に何分もかかったりします。そんな状況では、よっぽど上手かったり有名作家でもない限り重すぎて誰も観てくれないでしょう。
そうでなくても、 200KB や 300KB といった巨大なものばかりだと、サイトの空き容量を圧迫してしまいます。 GeoCities などのフリースペースでページを作っている場合、この辺は特に頭の痛い問題です。当サイトの場合、プロバイダから割り当てられた容量はたったの 4MB !(泣) これでは、やりくりをしてしのぐしかないです……
ちなみに当サイトでは、自作画像のサイズ上限は 50KB 前後を目安にしています。
絵そのものの大きさの目安
絵を描いている人の場合、デスクトップの解像度はけっこう大きく取っているはずです(僕の場合は 1152×864 ・フルカラー)。 1600×1200 や、もっと広くとっている人もいるでしょう。そういう環境下で画像を作っていると、最終出力(ページに掲載する)時についついサイズを大きくしてしまいがちです。自分のディスプレイで表示されている大きさを基準にしてしまうわけですね。
インターネットをするのは、そういった高解像度のディスプレイを持っている人ばかりではありません。 SONY の「 VAIO 」や Apple の「 iMac 」や、普通のノート型パソコンの場合、 800×600 が普通、どんなに広くても 1024×768 という状況です。 Web で画像を公開するときは、横幅は640ピクセルを標準として、最大でも800ピクセルを超えないようにするのがベターでしょう。
人間心理として、横幅が大きすぎて画像が縦一文字に分断された状況は、水平に分断された状態よりずっと気持ちが悪いものです。これは画像の公開だけに限った問題ではありませんので、ページを作るときは、横スクロールが出ないようにしましょう。
一般的な画像なら 640×480 (横長)、あるいは 480×640 (縦長)を基準に最終的なサイズを決定しましょう。ちなみに僕の場合は、画像の縦横で長い方を600前後にして、短い方はそれに合わせるようにしています。