W-0041 音声読み上げ式ブラウザを体験してみる

ここに掲載している情報は間違っている可能性が非常に高いので、信用してはならない。これらの情報を信用してアナタが不利益を被ったとしても、それは全てアナタの責任である。

はじめに

インターネットはさまざまな環境の人が利用しますから、あなたのサイトを音声ブラウザで閲覧している人も当然いるはずです。というわけで、 IENN表示確認するのと同じように、音声ブラウザでも自サイトの閲覧性を確認しておいて損はないでしょう。

IBMホームページ・リーダーの体験版が無償配布されていますが、これは全体で 30MB 近くあるので、ダイヤルアップ環境だとダウンロードが辛いと思います。そこでここでは、 VE 2000 というフリーの IE 音声化ソフトに、ホームページ・リーダーでも使われている読み上げエンジンの ProTALKER 97 を組み合わせる方法を紹介します。

音声エンジンのインストール

VE 2000 には読み上げエンジンが付属していないので、別途スクリーンリーダ等の読み上げソフトを入手する必要があります。とりあえず IBM の ProTALKER 97 開発者向け評価キット・サブセット版(約 8MB )を入手し、インストールしましょう。

ちなみに開発者向けとありますが、読み上げエンジンもちゃんと含まれています。

VE 2000 のインストール

読み上げエンジンが利用できるようになったら、次は Vips の VE 2000 ページから VE 2000 を入手してください。自己解凍ファイルなので、実行すれば好きな位置に解凍できるようになっています。とりあえず c:\program files\ve2000 あたりに解凍しましょう。

インストールが終わったら VE 2000 を起動します。最初は最小化状態になっているので、タスクバーのボタンをクリックしてダイアログを表示してください。ダイアログが表示されたら、 SAPI の音声を使う にチェックを入れ主音声・副音声の 種類で「読み子ちゃん(女声)」「読み秀君(男声)」どちらかを指定し 決定 をクリックして下さい。これで、 VE 2000 から ProTALKER 97 の音声を利用できるようになります。ドロップダウンリストが表示されない場合はカーソルキーの上下で選択して下さい。

なお、速さ・音量などはデフォルトのままでも大丈夫です。好みに応じて設定を変えて下さい。

VE 2000 を使ってみる

設定が終わったら IE の起動 をクリックします。 VE 2000 は IE4 以上でないと利用できないので、くれぐれも注意して下さい。

IE のウィンドウが開いても、ページの内容はすぐには読まれません。少し処理時間があった後やっと読み上げが始まります(慌ててリンクをクリックしまくったりする必要はないです)。