謝罪文

 私は、「著作権・プライバシー相談室〜ASKACCS」で利用されていたCGIプログラム(以下「本件プログラム」といいます。)の脆弱性を利用して、秘匿性の高い個人情報が含まれたファイルを入手し、同相談室をホームページ上で開設していた社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(以下「協会」といいます。)及びサーバー管理会社に通報することなく、平成15年11月8日に行われたイベントにおいて、参加者約300名の前で、本件プログラムの脆弱性を利用してファイルを入手する方法を公表するとともに、ファイルの入手が現に可能であったことの証拠として個人情報の一部を上映し、ファイル及び個人情報の流出のきっかけを作ってしまいました。

 本件プログラムの脆弱性が改善されていないにもかかわらず、ファイルを入手する方法を公表することによって、ファイルに記載されていた個人情報保有者の情報を危険にさらし、また、個人情報を上映して公表することによって、公表された個人情報保有者に精神的苦痛を与え、さらには、これらの公表によって、協会に無用の混乱を与え、その社会的信用を毀損したことについて、深くお詫びいたします。
2005(平成17)年7月25日
元国立大学研究員