大屋「歴史的にも、と~っても貴重な美術品なんだからッ。この貴重な文化遺産を、次世代の子どもたちに残してゆくのが人類のつとめでしょ!」
ミルクチャン「はぁ~? 次世代の子どもたちって、あなたが見殺しにして、毎日、飢えて凍死してる、あの子たちのことォ? 遺産は残っても、それを引き継ぐ次世代は残らないってナ☆」
大屋「とにかく仏教徒の信仰の自由を迫害するようなことは、絶対に許しませんからね! ほかの宗教を認めないなんて野蛮よ、きい!」
ミルクチャン「そんなことより大屋さん、ぶーぶー教の信者だってだけで転入届を受け入れてもらえない人たちが困ってるみたいだけど。放っといていいのォ?」
大屋「きゃぁ大変! ぶーぶー教の信者が憲法に保証された自由を守れと訴えてる! 早く住民リンチ団を組織して、うやむやのうちに追い出さなくっちゃ」(走り去る)
ミルクチャン「ふぅ~。大屋が、自分は天声を語る人間だと自称するイッテル電波野郎で助かった」
カブールの一般住民自身、このニュースにびっくりしていますが、そうは言っても、きょう食べるものをどうするかの悩みがはるかに切実で、今は、遠い地方にある遺跡がどうこうどころじゃないという感じのようです。