2001-04-13 インタラクティブな死刑 - 一方向の生中継など、もはや時代遅れというべきだろう。太平洋標準時の5月16日のある時刻(非公開)にカウントが開始される。受刑者の様子はブロードバンドに乗せて動画で生中継されている。ウェブカメラの画像の下に、2つのボタン
があるので、処刑に参加したい者は、どちらかをクリックする。カウント開始時点から86400秒以内に一万クリックのキリ番をだれかがゲットしたらその人のブラウザ画面に「あなたのクリックで受刑者は殺害されました。ご苦労様でした」と表示されて終了。86400秒以内に規定数のvoteが集まらなければそれで「刑」は終了。デクリメントボタンはワンクリックごとに1票マイナスカウントされる。直接民主主義は、いいねえ。人民の責任の、人民の責任による、人民が全責任を負う行政。
ここ以下は、日付の違う記事ですが、同じネタなのでここに移動しておきます。
2001-04-10 死刑執行のウェブ実況中継問題、法廷へ:人間文化によれば、罪と罰(死刑)は正義の実現、つまり、正しいこと、良いことかもしれない。「人が見ているところで悪いことはできない」というのは人間的だが、「良いこと」「正しいこと」であれば、お手本として、堂々と、みなに見せるべきだろう。 —— 妖精現実内の関連記事:「殺人集団」に人権は、あるか(妖精現実ロンドン「グッドモーニング・アレフ」より)
↑一部で誤解があるようですが、この記事でいう「殺人集団」とは、オウム真理教のことでなく、もちろん、あなたがた死刑真理教の信者たちのことです。死刑を肯定する殺人集団だから悪い、という意味では、ありません。広い意味での「宗教」 —— 社会の精神論的側面 —— の段階に応じた「信仰」は自由ですから。
2001-04-17 Code of Hammurapi - 死刑執行中継にハッキングの可能性?:「処刑室とオクラホマ州にいる被害者の家族との距離が離れているので、CCTV中継
」うんぬん。結局、“被害者の家族”にだけ死刑のもようを生中継で見せるらしい。“家族”ってどの範囲なんだろう。そして、なぜそれが、家族以外に傍受解読されると困るのだろう? そもそも、なんのために死刑の模様を家族に見せるのだろう。これらすべてを含めて、めぐりめぐって「犯罪」抑止に役立つってことなのか……専門家じゃないのでよく分からない。