2001.11.01 話題の?ファイルローグですが —— 。可能性があるとすればこれからってとこ。まだ日本ローカルのファイル交換システムということで、一般的にいって、共有されているファイルがものすごく限定されています。が、日本の曲ならもちろん、たくさん見つかります。
P2P、これは理論的にも哲学的にも、さしあたっては絶対に必要でしょう。ナップのように「中央」があると、いろいろと……。FAQにいわく「ファイルローグは合法的ですか?」「はい。ファイルローグは、ユーザー同士がファイル交換をするためのファイルのカタログを提供するように設計されています。しかしながら、ファイルローグが制限のないファイル交換サービスであり、ユーザーによっては違法なファイルを共有しているこのもあるかもしれない、ということをご承知置きください。我々は、違法ファイルをなくなるよう最大限の努力をしますが、ファイルローグのコミュニティ内には違法なファイルがない、ということを保証することができません。」いちおう紛争解決の手段もきちんと提示してます。が、システム名は「Rogue」です(笑)
クリックすると大きなサイズの画像が見れます。File Rogue 日本語版は混雑のためダウンロードできないので、ここでは英語版の画面。メニューの文字の言語が違うだけでどうせ同じでしょう。WinMX の画面のほうが単刀直入で必要にして充分な情報がすぐ見れる。
Java VM上で動くので、Mac や Linux の友だち(ピア)ともやりとりできる予定。これは WinMX にない魅力。また日本語を正式にサポートしている。WinMX 的にいえば「ポケット」とかいう言葉の「ポ」の字が化けない(はず)。メニューが日本語でないとイヤだというユーザも気軽に使える可能性がある。
使いにくい。WinMX と違って、相手の回線が速いか遅いかよく分からない。そもそもダウンロードできない(初日なので混んでるのか?)キュー関係(どのファイルが何人待ちかとか)が分かりにくい。まだ日本ローカルなので、いろんな友だちとIMする楽しみがない。日本の曲しか手に入らない。あまりに限定的。日本の曲でも一画面50ファイルずつしか表示されないので一覧性が悪い。例えば、WinMX でいま「GLAY」と入れたら、即座に1500曲以上が一覧表示されたが、FRでは50曲ずつ「次の画面」へナビゲートするしかなく、ふべん。そもそも、まだユーザ数が少ないと思われる。(「50ずつ」はデフォルト値で設定によって変更可能。しかし最大でも200という限界あり)
レジューム機能があるか。これがあるとないとでは現状、違いが大きい。P2Pといっても、現時点では「親」がファイルローグのサーバひとつだけで、そこで一元管理してるもよう。この状態では訴訟に弱く、発展性にとぼしいのではないか。
ダウンロードのページには、まず JRE (Java Runtime Environment) 1.3.1 をインストールするように書いてありますが、ほかのあれこれで、すでにインストール済みの場合もあります(手元では、そうでした)。べつに上書きで再インストールしても害は無いです。
現状、たいして能力ないが、日本語ソフトなのでP2Pの試食にぴったり。「ファイル交換」とも言うが、「相手と交渉して交換」でなく「好きなファイルを選んで勝手にダウンロード」でOK