新宿区のカラオケボックス「ちんこきって一生ソプラノ」の店名が公序良俗に反するとして付近の住民らが店名の変更を求めて起こしていた裁判で、原告側は冒頭、「一生ボーイソプラノでいるには、ちんこを切るのでなく玉を除去する必要があることは明白であって、ちんこだけ切ってもだめなのだから、現在の店名は科学的に不適切であるばかりか、子供達に誤った知識を植え付けるなど教育上も問題が多い」と述べ、「ちんこ切って」から「たまを取って」への改名を重ねて訴えました。
参考人として、18世紀イタリア・オペラ研究家のファリネリアンさん、拒食症の第一人者タンビー・ジュネストさん、作家の吉行理恵さんが証言に立ち、それぞれの立場から「正しい音楽の知識を」「ソプラノはいいけどそこは切らないほうがいいと思う」「ドビュッシー、かすみ草、私の少年猫」などと述べ、原告の主張を裏付けました。
これに対して、カラオケボックスを経営するイタリア人ソプラノ歌手のアンダンテ・リリコさんは、「『チンコ・キッテ』は私の国の言葉で『5つの至宝』という意味。五感のすべてを楽しませてくれる音楽で一生楽しく歌いましょうという願いをこめてつけた店名が曲解されているのは悲しい」と涙を流し、鍛えた腹筋とコロラトゥーラ・ソプラノのベルカント唱法で