Keyboard Shortcuts (s) | English (e)
SSA/ASS形式(主にASS)の字幕作成(タイミング、タイプセッティング)の、オープンソースのヘルパーツールです。
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華やかなエフェクトは腕に覚えがあれば、あるいは目立ちたがり屋なら、誰でも作れるでしょうが、 リップシンク処理を正しく扱うといったことは、 細かい作業であるうえ、仕事の跡が見えないので、よほど字幕が好きでないとなかなか意欲がわかないかもしれません。 このツールは、そうした本当は大切なのだけれど面倒で敬遠しがちな作業を強力に補助します。 シーンチェンジと字幕の同期の調整、字幕のリップシンクの調整(リップシンクはいかにするかより、 いかにしないかが重要)、 フォント関係の潜在的問題の発見など。 例えばecpsは極めてシンプルな指標ですが、時間に比べて字幕が長すぎないかを客観的にチェックし、警告を発してくれます。 こうした基本的ツールは、一度使ってみると、なしでは字幕が作れないくらいに予想以上に便利なものです。 派手なエフェクト以上にやりがいのある作業かもしれません。
と同時に、このツールは、t-clipの重ね打ちによる多状態カラオケ、 境界線が斜めの縞々、 ルビつき縦書きカラオケ、 逆向き(ヘブライ語)カラオケ…といった先端的・実験的な試みの過程でもあります。
統合開発環境ではなく、外部のプレーン(テキスト)エディタと連携して使うことを念頭においており、
ASSのタグを直打ちできる人向き。(=入門者向けではありません。が、入門記事もたまに書くのでときどき更新チェックしてください。)
このツールの現在のバージョンは0.1.1.xです。
このドキュメントは0.0.6についてのものです。
新しい機能・修正・変更の詳細は、下記参照:
http://mion.faireal.net/a3r/。
字幕作成もごらんください。
(*1) そのためには、a3r.iniに下記の例のような項目を追加してください:
[Editor]
Path=C:\Path to\your\Editor.exe
Options=%s --line %d
ここで %s は開くべきASSファイル名に置換されます。 %d は行番号に置換されます。
これらのスイッチはエディタによって異なります。
(どちらも必須。)
エディタはASSファイルをその文字エンコーディング(典型的にはUnicode)で開けなければなりません。
;{*a3r::EOF}
ディレクティブによってASSを一部だけ(例えば、ロードに時間がかかるカラオケ・セクションを飛ばして)ロードすることも可能になる。これは「ファイルが変更されたら自動的にリロードする」設定で、結果を見ながらたくさんの小さい編集をするときに特に役立つ。
そのようなケースでは、リロードが10倍以上速くなる場合もある。
&H001122&
) が[Styles]で受け入れられなくなっていた。
[NEW] Grad4v2: Alternativeオプション。
[NEW] ミッドフレーム (セミ・フェイント) フェイドイン/アウト。 ([Ins] then [Y]/[W])
[NEW] オプションでより大きい拡大鏡。 ([F8]-[Alt]+[F8])
[FIX] 字幕シークに関係するいくつかのバグ。 —そのほかいろいろな軽微なバグ修正と改善。
Advanced Sub Station Alpha (ASS) タイプセッティングの補助ツール。
これはタイミングツールでもタイプセッティングIDEでもありません。 単なる小さなユーティリティで、フォントについての情報 (e.g. ASSで利用可能な内部的な Fontname と Encoding や OS/2 テーブルバージョン— {\fe1}の問題など) 、AVIファイルの情報 (e.g. LAME タグ, dwStart: これらはタイミングを混乱させる)を提供し、 字幕のついていない状態のビデオに対して、 字幕のオーバーランやアンダーラン (e.g. シーンチェンジを1フレームだけ飛び越える Dialogue )を検出し、 またASSコマンドを生成します。例えば:
便利かもしれない他の機能として、 VirtualDub や MPCでは再生できないような重いエフェクトのある字幕をリアルタイムでプレビューできます。
もともと自分用に作ったものですが、いくつかの機能は他のタイプセッターにとっても興味深いかもしれません。
完成や安定からはほど遠いです。 ツールのいくつかは不具合があったりまったく機能しないかもしれません。
Free (GPL).
もし AviSynth がないなら、まずインストールしてください。 でないとこのツールは機能しません。
外観は VirtualDub (VD) に似ています。 ソースコードはVDとは関係ないのですが、インターフェイスは互換です。 VDユーザーはこのツールを直観的に使えるはずです。
スクリプト (ASS) と AVI を開くと、 現在の字幕の乗ったフレームが左ペインに表示されます。 a3rにエフェクトのためにASS Dialoguesを生成させると、 右ペインに結果が表示されます(普通は)。 それ以外では左右は同じです。
ほとんどすべての読み取り専用エディットボックスでは、 コピーするのに [Ctrl]+[C] は不要です. マウスをドラッグして範囲を反転選択してください。それだけで選択テキストは既にクリップボードにコピーされています (mIRC風).
ステータスバーは、現在のカーソル位置を {\pos(x,y)}として, カーソルの下のピクセルの色を {1c\&Hbbggrr}として表示します. 原点は左ペインの左上隅です。あるピクセルの 色コードを取得するには 単にそこでクリックしてください。 すると結果がクリップボードに送られます。 クリックするとき [Shift] が押下されていると、カラーコードは10進数であり、 さもなければ &H のついた16進数です。 [Alt]+クリックは、現在の {\pos(x,y)} をクリップボードに送る。 [Shift]+[Alt]+click はそれを "x y" として送ります({\p}で描画しているときに便利). 正しい場所でクリックできるように二つの拡大画像が提供されています。一つはピクセル周辺 50x50の範囲で、 3倍に拡大されており、 どこをポイントしているかの概略を示します。 もう一つは現在のピクセルを中心としてその周囲の8ピクセルを表示し、50倍に拡大されています。
いくつかのピクセルの色の平均を取得するには、 [Ctrl] を押下し、 [Ctrl] を押したままサンプルのピクセルでクリックしてください。 [Ctrl] キーを放したとき、平均値は&H16進数の形で([Shift]が押されていれば10進数で)クリップボードに送られます。
マウスを絵の上でドラッグして長方形を描画することができます。 マウスボタンを放したとき、長方形は確定し {\clip(x1,x2,y1,y2)} がクリップボードに送られます。
フレームナンバーは0起算で、実際には冒頭からの経過フレーム数を示します。 フレームのタイムスタンプはナノ秒の精度で表示されます。 さらに各ビデオフレームに対して表示されるのが、SSA/ASSスタイルのタイムスタンプです (h:mm:ss.cc) 。 この第二のタイムスタンプは常に第一のもの (実ビデオタイミング)よりわずかに小さく, そのため不等号 > の後ろに置かれています。 この SSA/ASS タイムスタンプは推奨の方法で「正規化」されています。 詳しい議論は Normalizingを見てください。
エディットボックスでナビゲーションキーと [Shift] で選択ができます。 [Shift] を放したとき、 選択範囲はクリップボードに送られます。 メインウィンドウ上でフォーカスを切り替えるには / キーを押してください(*日本語キーボードでは動作しないかもしれません)。 [Tab] は別の目的で使います。 スラッシュキーは一方通行です ([Shift] + / はできません). 現在、ポインティングデバイスなしで色・位置ピッカーを使う方法がありません。
a3rがASSコマンドなどを生成したとき、結果はデバッグ情報を含んでいる場合があります。 これは現在のバージョンが初期のベータでテスト中であるためです。 これらは削除して問題ありません。
スクリプト (ASS/SSA) を開いたり AVI ファイルをロードします。 スクリプトはおおむねどのようなエンコーディングでも構いませんが(*EUC-JPなどは未サポート)、 エンコーディングが自動検出されない場合は、ユーザーに尋ねることになります。 もしこれがうっとうしい場合、スクリプトを Unicode で再保存してください( UTF-8 の場合 BOMを付けて). 不明のエンコーディングの場合に自動的にシステムの既定コードページが使われるることは、決してありません。 タイプセッターは (Win Latin, Shift_JIS, など) 複数のエンコーディングを同時に扱わなければならないこともあるからです。 UTF-8 はBOMがないと自動検出されません (理論的に不可能).
Shift/Normalize As... は、選択範囲に、 フレーム精度の (望むなら超フレーム精度の) 時間シフトを適用し、あるいはタイムスタンプの正規化を行います。 単にタイムスタンプを正規化するには、全 Dialogue を0フレーム、シフトしてください。
View File Info は興味深い情報を提供するかもしれません。 dwStart, LAME tag, インターリーブ構造、AVI JUNKなど。
Preview はビデオを VSFilterでソフトサブしながら再生します (ビデオがロードされてなければ、 ブランクのクリップが使われます). 原始的で、ちょっとしたチェックにのみ適しますが、 スクリプトに重いエフェクトがある場合も、おおまかな結果をプレビューできます。 LAMEタグはユーザーの希望に従って尊重しようとしたり無視したりします。
Reload または [F5] は現在ロードされているファイルを開き直し、 字幕イメージを更新します。
Fancy Note: スタイリッシュなアニメートされるノートを作る。 背景は半透明で角の丸い長方形。
Color Gradient: グラデーションを生成する。 垂直方向または水平方向。カラフルな効果だけではなく、色が単純過ぎる場合に、\be1にやや似た意味で、あえかな色合いを与えるのにも使用できる。
Grad4v2: 与えられた四辺のピクセルを使って色を補間し、背景を再構築することで、前景のイメージをスクリプト的に除去しようとする。
Striped Colors: グラデーションと似ているが、 2色が交互になる。境界線は斜めにもできる。
Generate Token/Line: カラオケ作業の第一歩としてタイミング済み行を、未タイミングのトークンに分解する (プレーンテキストとして)。単純だが正確なカラオケを作る速い方法。(*日本語の歌詞では自動的に1文字1トークンにすることも実用的だが、実装されていない。)
Token/Line to Kara Lines: タイミング済み行とタイミング済みトークンから、 基本的なカラオケスクリプトを構築する。
Decorate Karaoke t/r: カラオケのエフェクトには二つのまったく異なるアプローチがある。「時間的」と「空間的」だ。 t/r は時間的であり、「アクティブになったらこれをしろ」「イベントから100ms経過したらこれをしろ」といったことを指定できる。 a3r はそれを自動的にトークンごとの \t ... \r に置き換える.
Multistate Karaoke: 空間的カラオケエフェクトを生成する(「色変化地点の 100ピクセル左でこれをしろ」など). K-カラオケは、 \t と \clipによって書き直される。
Scan: グリフごとに \pos(x,y) と \clip(x1,y1,x2,y2) パラメータが検査される。 グリフごとのエフェクトの出発点として、a3rはまた、一行のDialogueを、1グリフごとに1 Dialogue を使うように書き直すこともできる。
Special Characters: このエディットボックスからはタイプセッティングでよく使われる特殊文字やASSコマンドの組み合わせをコピーペーストできる。
Detect Subtitle Overruns: 字幕のオーバーランやアンダーランの可能性について報告する。
Verify Fonts in [Styles]: [V4+ Styles] "Fontname" のフォントがシステムに存在しない場合に報告する。 "Encoding" パラメータについての問題も報告する。
Font Viewer: SSA/ASS タイプセッターのために特に作られたシンプルなフォントビューアー。 SSA/ASSのための Fontname と Encoding や OS/2テーブルバージョンを報告する。 CJKフォントについては、Unicodeのネイティブ名と ANSI名の両方が報告される。
Font Properties: フォントファイルを直接読み、 'name'テーブルと 'OS/2' テーブルから情報を取得する。
Run Calc.exe / [c]: 単に電卓を起動.
Fix MP3: 完全なMP3フレームから始まっていない MP3ファイルを修正する。