Afghanistan 19

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偽Mad News: しし座流星群

数十年に一度の大流星雨、家なき子らもうっとり

テンペル・タットル彗星を母天体とする「しし座流星群」の活動がピークを迎えた昨夜、動乱のアフガニスタンのカンダハルでも、見事な流星雨が観測され、戦争で家や家族を失った戦災孤児たちも、つかのまの天体ショーに時のたつのも忘れ、夜空にじっと見入っていました。観測された流星雨は、長い光の尾を引く多数の火球からなる美しい閃光で、本体には「合衆国国民からのラマダンの贈り物」と記されており、目撃した児童らは、数秒後に亡くなりました。

クラスター爆弾

天気予報、中央アジア地方。今夜はばくだん。あす木曜日は、感謝祭の休暇で天がなまけるため、一時ばくだんがやむみこみです。あさっては、また未明からばくだん、昼すぎから夜にかけて一時、強く降り、深夜から翌朝まで続くでしょう。お出かけのさいには金ダライをご用意のうえ、天の気分をそこねないよう、言動をつつしんでください。天に殺された子どもの死骸を見ると天の機嫌が難しくなるので、自主的に処分するとともに、進駐軍を見かけたら「本当に助かりました」と笑顔で答えるよう、ご理解ご協力をお願いいたします。

政府からのお知らせ。食べ物を分けないでください。分けるとふたりとも死にます。国民の滅亡を防ぐため、助けあわずに、病気の軽い者がひとりじめしてください。死にかけのくちに水や食べ物を入れるのはムダです。

5秒でおぼえる「とっさの」生き残り英会話

キーブ・ミー・ティークーリート「チョコレートをください」

★CM★ 国連や諸国をうらまないでください。ゆるしましょう。きょうだいに食べ物を分けてあげたかった優しさ、発揮したいけれど発揮するわけにいかなかった優しさを、国連をゆるすことに使いましょう。「人類は皆きょうだい」「地球をきれいにしよう」。カジノ振興会はカジノの収益金を通じて地球にやさしい生活を送る運動をくりひろげています。

この番組は「深夜の星ぢから」、「大嘘百貨店、偽支店」、七つのKでおなじみの「架空広告機構」と、みなさまの「イカ銀行」の提供でお送りいたします。

ニュースになるのは氷山の一角

US hits anti-Taleban town(BBC)2001.11.19 21:22 JST - BBCの特派員 Kate Clark が、空爆を受けているアフガニスタンのGardezから伝えたところでは、米空軍がふたたびGardezの町に爆弾を投下した。アフガニスタンの首都カブール近郊だ。この町は、すでに反タリバン(反政府)武装勢力に占領されている。しかし米軍は今なお爆弾を落とし続け、7名を殺害し3名を負傷させた。

殺されたのは避難生活を送っていた家族で、国連の地雷除去部門の事務所ちかくに逃れていたが、夜通しの空襲で一帯は破壊されてしまった。ここ24時間以内にすでに2回の空襲があったという。

町一帯は滅茶苦茶だ。木材や金属の破片、ぐにゃぐにゃになった鉄塊が広範囲にわたって飛び散らされている。市場のある広場で何百人ものおとな・子どもが「なぜアメリカ人は、ここに爆弾を落とすのですか?」と尋ねている。「ここにはアラブ人なんていません。パキスタン人もいません。オサマ・ビン・ラディンもいなければ、タリバンもいないのに」

タリバンが追われてしまって以来、町の長老たちは、毎晩、集まってこれからのことを話し合っている。タリバンたちは首尾一貫した秩序ある組織で、この地方の平和はタリバンの人々の力で保持されていた(a coherent, organised force who have control over the security of the province)。しかし、米軍の介入で武装解除されて追放されてしまった。(BBC News)

人間は叫んだ。「無関係の人を殺すなんて、絶対許せないよね」妖精は笑った。「拳固握って正義づら」

楽しい地球人

© KUBOTA, 2001


無限の正義 密室裁判 大作戦

「9月11日の実行犯や支援者たちは戦争犯罪を犯したのであり、米国憲法の庇護(ひご)を受けるには値しない」逮捕した相手が実際に実行犯や支援者たちであるかどうか?の認定も“軍事裁判”でやるんすか。どの範囲が「支援者」なのかも独り決め? って、もうそれやってるかジャイアン(わら。from 米司法長官「テロ実行犯は憲法の庇護受けない」 ... 庇護もへったくれも、すでに死んでいる。だからこそ、でたらめなことができる。

*

Rabbani returns to Kabul 2001.11.17 23:03 JST たなぼただな。大統領職は狙ってないとしても発言権を確保したいんでしょう。しかしBBCもますます怪しくなってきた。ラバニはタリバンと直接的に対立してたというより、いま北部同盟というかりそめの同盟を結んでいる暴力団諸派のあいだでの抗争の主因のひとつと考えられる人物。日本の外務省的な表現をすると、ラバニが大統領職にいすわったから元・反政府ゲリラ諸派たち(共産政権時代には反政府だったのが政権をとった)が権力抗争。でもって、その氏族の争い的な無政府状態を平定するには、アフガニスタンの諸民族がほとんど唯一、共通の価値観とできるところのアラーの預言者が必要だった。――くだいていうと、前半は「インドネシア独立」と同じ、後半はシリアにおけるファイサルの役回り。

強まるメディア規制  「青少年の健全育成」を名目に(毎日新聞)――「新聞、テレビ等に関し、犯罪等の刺激的な報道の……」まずアメリ(以下略

*

アメリカが爆弾を落とし始めたあとの写真。国境を越えて隣国パキスタンのクエッタに逃げてきた家族たち。撮影者のコメント=「1つのテントに2家族15人前後がすんでいます。この冬をこせるか?」

避難民たちは寒そうなテントのなかで、疲れきった表情で、よりそいあっています。子どもは裸足です

「サマリー難民キャンプ」(部分)
写真提供: 久保田 弘信, © 2001 KUBOTA Hironobu

明快・現代ダーリ語辞典

民主主義【みんしゅ - しゅぎ】軍事力で押しつけるさま。

2001.11.13

[af] アフガニスタン・パイプライン

「テキサス州ヒューストンは全米で最も大気汚染の深刻な都市として知られ、ブッシュ氏は汚染緩和への努力を怠っていると批判されていた。自身が油田開発事業を手がけた経歴を持ち、石油業界との太いパイプがあった。」――毎日新聞2001年4月3日

ブッシュ大統領はもともと石油探査会社の経営者。米石油業界はその大統領から、三年後の再選も見据えた政治的保護を受け続けている。その利権に絡んで、密使を急派するほど重要な「パイプライン計画」とは何か。一通の声明文がある。

「われわれは九五年から進めてきた、トルクメニスタンからアフガニスタンを通過し、パキスタン、いずれはインドにも至る天然ガスパイプラインの建設計画を中断する。(在ケニアなどの米大使館爆破テロに伴う)米政府のアフガニスタン非難の姿勢に賛同し、同国当局者との関係を一切断つ。そしてアフガニスタンに再び平和が訪れた時、計画は再開する」

東京新聞2001年10月2日

「戦争は人殺しだからいけない」とかの見解も分からないでもないが、何度も言うように、これは「報復」でも「戦争」でもないし、米側軍事関係者も最初からラディンになど興味ないと断言している。

*

北部同盟(ムジャヒディーン)は、アメリカにとって、もともとソ連を叩くための道具だったし、今はタリブを叩くための道具であって、「目的」では無い。自分の代理でつごうの悪いものを叩きつぶしてくれたら、あとは消えてほしいというのがホンネだろう。

2001.11.13 さて、大国の支援を得たアフガニスタンの北部同盟、首都カブールに迫る勢い。アメリカはタリバンを叩きたいのはそれとして、北部同盟に政権をとらせたくないはずなので、どうするのだろう。昔の王さまを引っぱり出して傀儡政権を作る話もあったが、現実味が薄い。北部同盟が首都をおさえれば、どんでもない暗黒時代に逆戻りしてしまうのでは?と住民や関係者は心配しているはずだ(北部同盟=ムジャヒディーンの兵士は、これまでカブールだけで一万人以上の住民を惨殺し、あるいは暴行しているはずだ)。他の主権国家の内政に、口実にすらならない「口実」で軍事介入してこんな連中を支援したツケは重い。諸国の注目を集めるなかで、アメリカのやったこととその結果が見えてしまう。どうするのだろう。自分の手を汚さない空爆ばかり、地上を占領統治するような「やる気」は無いらしい。

つづき

……などと言っているうちに、Kabul falls to Northern Alliance

BBCの報道より

ジハッド隊(ムジャヒディン)と名乗るゲリラ兵諸派の寄せ集め、自称「北部同盟」のテロリストたちが、アフガニスタンの首都カブールに攻め込み、平和維持にあたっていたアフガン政府軍を放逐、首都を占拠しました。ムジャヒディン諸派は、以前にもアフガニスタンをほしいままにし、殺人、強姦、恣意的な道路通行税の徴収などをつづけたため、国が無政府状態になっていました。このありさまを嘆き、秩序回復を果たしたアフガニスタンのタリバン政権ですが、その努力もむなしく、ふたたび暗黒時代へ逆行しているようです。このたび「ジハッド隊」北部同盟は地球規模の軍事国家「白い家」の空爆協力を得て、ふたたび首都の軍事占領を果たしました。「白い家」では、ジハッド隊(北部同盟)そのものを支持しているわけでなく、アフガニスタンを含む中央アジア地域の天然資源を狙っているものと見られています。

各国は今さらのように「政治の真空状態」を懸念していますが、これはアメリカが軍事介入を始めるより前から分かり切っていたことであり、「政治の真空状態」が発生すると繰り返し解説してきた通りです。言い換えれば、北部同盟には政治能力がないのです。タリバン政権には曲がりなりにも(そして現地の実情に照らせば「奇跡的」手腕と言えるほど)政治的実績があります。それを追い出して、政治を知らない連中(しかも多くの国民に忌み嫌われている人々)に国を支配させる。そういう奇妙なことを、日本を含む諸国は、軍事という力ずくで支援してきているわけで、後世の歴史家から恥ずかしい「国際」社会、すぐ丸め込まれるおろかな人々、と蔑視されるのは必至でしょう。

にもかかわらず、いまだに「戦争」だからいけない、「戦争反対、反戦平和」といった、ぜんぜん違う表面レベルでとられるかたも多いように思います。どういうことか。刃物をつきつけ、「服を脱いでこれこれこういうことをしろ」と屈辱的なことをやらせるとしますよね? 相手のこころを深く傷つけ一生残る傷を残すようなことを。で、それをみて、あなたがたは「刃物をふりまわすのは危険だからいけません。刃物反対」と言っている

きいてジャイアンリータ

地球リーナとジャイアンリータ、ふたりは、とても仲悪〜い★
京都議定書、世界につきつけ、自分は批准ひじゅんしないの。
景気対策、自国のためなら、平気で戦争始め、
枯れ葉剤、劣化ウラン、クラスター、なんでも撒き散らす。
ノビタリーナ: 聞いてジャイアンリータ! ちょっと言いにくいんだけど。
戦争始める前に、蛍光灯で省エネとかできないの?
不景気なら、自分が節約しようよ!
ジャイアンリータ: 黙れノビタリーナ、俺様のげんこくらったら、
黙れノビタリーナ、お前は痛いと、思うだろ?
だから俺は正義だ、ノビタリーナ!

ジョージ・ブッシュ現大統領の父が大統領だった時に起こった湾岸戦争は、米国の景気対策(及び大統領選挙対策)だったというのが現在では通説となっている。現在のブッシュ政権のバックボーンには、軍需産業とエネルギー産業 ( 石油業界など ) があると指摘されている。このようなことから、「この夏にも中東で戦争が勃発する」との予想さえある。

Microsoft Money Headline 2001年7月9日

死んで地球りーな、ちょっと言いにくいんだけど。
死んで地球りーな、誰とでもいいから戦争したいの。
――ひゅるるるるるる、ずどぉん(誤爆音)――
死んでくれてありがと、地球りーな。

Image quoted from www.eic.or.jp

「戦争は儲かる」というが、地球全体で見れば、ものが大量に破壊されエネルギーが浪費されるのだから、基本的に大損失が生じている。にもかかわらずある国が儲かるとすれば、ますます貧富の差が拡大し、もともと持たない者がさらに吸い取られるのだろう。

死んでタリバリーナ、ちょっと言いにくいんだけど。
死んでタリバリーナ、オレの利権に、お前、じゃま。
――ズキューン(銃声)――
死んでくれてありがと、タリバリーナ。
アフガニスタンの子どもが見たタリバン

「ブッシュ氏はテキサス州西部育ち。1978年、連邦議員に立候補するが落選し、その後10年ほどは石油ビジネスを手掛ける。しかし、1980年代は石油業界にとって厳しい時期で、ブッシュ氏の会社は2度にわたって破綻の危機に。そのころ、父のブッシュ氏は副大統領の地位にあり、ホワイトハウスを目指していた。」放蕩息子から大統領へ――ブッシュ次期米大統領の横顔(CNN、2000年12月14日)

あんたにゃ もったいない
あたしゃ ほんと super power, power, power
自分で 言うくらい
タダじゃない! じゃない?

無ければ 起こせばいい
不安あおって super power, power, power
誰にも分からない
あのへん、っていつ火がつくのか
ダイナマイト! 利権はダイナマイト!

どんなに不景気だって 支持はインフレーション
こんなに支持率あがっちゃ み〜だ〜ら〜
明るい ユノカル
再選希望だわ〜

業界の未来は(ぼうぼう燃やそう)
世界をほろぼす(イェイ、イェイ、イェイ、イェイ)
暴走しようじゃないか(ぼうぼう燃やそう)
Die! Dyin' with CO2

なんだか ものたりない
もっともっと ひとりじめしたい
自分で 正義づら 恥ずかしいじゃない!

理想の大統領
憧れよ 金持ちアメリカ
だれしも 気づいてない
繁栄って夢の落とし穴
デストロイ! 地球はデストロイ

そんなの 不自然だって 現地はメイワク
それでも 自分が儲かりゃ い〜い〜の〜
京都の議定書 キャンセルしちゃうの?

あんたの笑顔は(ぼうぼう燃やそう)
世界がうらやむ(イェイ、イェイ、イェイ、イェイ)
夢があるじゃないか!(ぼうぼう燃やそう)
Die, dyin' with CO2
Oil oil oil machine(ぼうぼう燃やそう)
Oil oil oil station(イェイ、イェイ、イェイ、イェイ)
Oil oil oil factory(ぼうぼう燃やそう)
Oil, oil is so wonderful...

Yeah!

業界の未来は(ぼうぼう燃やそう)
世界をほろぼす(イェイ、イェイ、イェイ、イェイ)
暴走しようじゃないか(ぼうぼう燃やそう)
Die!

ヤンキー娘。も(ぼうぼう燃やそう)
あんたもあたしも(イェイ、イェイ、イェイ、イェイ)
みんなも社長さんも(ぼうぼう燃やそう)
Die! Dying with CO2.

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