二月八日

 先日あのような謝罪文(下段にあります)を書いておきながら更新するのも恥ずかしい話なのですが、一度首を突っ込んだ以上は最低限のフォローはしておかないとならないだろうと思いますので。これ以降はよほどのことがない限り完全に沈黙するつもりです。今一度だけご容赦ください。


<謝罪文の補足>
 先日の謝罪文では言葉が足りずに誤解された方もいたようですので、それについての補足。僕が反省し謝罪しているのは「1、本来無関係である僕が今回の件に言及し 2、そのなかで誹謗中傷に達するいきすぎた表現を用い 3、公のかたちで指摘・批判したこと」のうち、2の部分です。この3点は密接に関りあっているものですから完全に分断はできませんが、僕自身が焦点にしているのは「2、誹謗中傷に達するいきすぎた表現」についてです。彼女らの言動に対して僕自身が感じた「疑問点・矛盾点」を訂正・撤回しているわけではありません。



宣言文修正版
 削除した問題のテキストについて、幾人かの方から「彼女らの言動に対して感じたモヤモヤしたものの原因が”どこ”にあったのかが明確になった」というご意見を頂きました。自身の行き過ぎた表現にばかり気を取られ、見た人がみな不快になるだろうとそのことばかり思っていたのですが、確かにそうした論点を整理する役割はあったのかもしれません。
 ですので、そのテキストより僕が謝罪した箇所を訂正したものを今一度公開しようと思います。ともかく論点のいくつかを整理する意味では多少の役には立つようですので。最終的には考察サイトがその役割も担うでしょうから、考察サイトの大部分が完成されるまでの期間のみ公開します。かなり急ぎ足で修正したもので不備はあるでしょうが、その点は順次修正していきます。※恐らく見ているであろう徳保さんへ。判断は徳保さんにお任せしますが、そちらの「言及サイトなど」からのリンクをトップページから修正版のほうへ貼り替えていただけないでしょうか。参照としてリンクを辿ってきた方にはそのほうが良いだろうと思いますので。
 なお、修正前のものに関してはメールで個別に対応するつもりでしたが、いま僕の手元にあるものと同じものがこちらの資料サイトに置いてありました(→直リンク)。お手数ですがそちらより各自で保存してくださるようお願いいたします(メールには対応しないという意味ではありませんが、時間的に考えてもそちらの方がオススメできます)。



なりすさんについて>
 「内容はよく覚えていないが、なりすさんも自サイト上で何度かパクリについて言及していた記憶がある」というお話を聞きました。僕は彼女の言動については自サイトBBS・YさんサイトBBS・検証メッセ以外把握していないのですが、資料サイトのほうにもログは無いようですし、真偽の程がわかりません。僕は自身の把握した範囲から彼女に関してはあの謝罪文で十分だろうと判断してそう書いたのですが、それが事実だとしたらそれも含めたうえでもう一度考え、場合によっては自分の意見を訂正しなければなりません。もしログをお持ちの方がいましたら、コピーしたものをご提供いただけないでしょうか。



さんについて>
 謝罪文が新しいものになっており、少なくとも僕はあの謝罪文からは非常に誠実なものを感じました。当初の謝罪文はあまりに疑問の残るものだったのですが、よくよく考えれば自分に非があることを認識していても大勢にいきなり詰め寄られれば無意識に弁解したくなってしまうものですし、多少なりとも冷静になり書き直したであろうあの謝罪文に特に問題は無いと考えます。海さんに対し「創作の資格を認めない」と発言したことを撤回するとともに、自らが感情的になりすぎ不寛容の度が過ぎていたことを認め、謝罪いたします。



テキスト系用語集
 今回の件はかなり大きな騒動になっており、普段あまりテキストサイトを見ない人のなかにも本件の経過に注目している人は多いようです。もしかするとそうした方にとって役に立つかも、と思いますので、当サイトのコンテンツの一つであった「テキスト系用語集」にリンクしておきます。これは僕自身が巡回のついでにチマチマとまとめている「テキスト系サイトでよく使われる専門用語みたいなもの」についての解説集もどきです。あまり内容については保障できませんが、お役に立てば幸いです。



斬鉄剣について>
 ナミさんが本件について言及した二つテキストには、当然ながら僕も批判対象に含まれているのでしょう。「同じ人殺し」だと言うならそれは別に構いません、もともと自分が正義とは思っていませんから(たろたま他が”今”気に食わないと思ったから、今発言しているだけです)。また、ナミさんの基本的認識、「たろたま側に大部分の非」という認識が間違っているとは思いませんし、現状のたろたま側への追及を当然と思うかやりすぎと思うかはそれこそ人それぞれで、正解があるものではないと考えます。その「根拠」の部分に疑問が残ることは確かですが、別に言い争うつもりもありません。
 ただ一点だけ指摘させてもらうと、「両成敗」という言葉はやはり取り下げた方が良いと思います。これはもちろんナミさんに「意見そのものを取り下げろ」と言っているわけではなく、問題なのは「両成敗」という言葉を用いたことによって生じる発言者と受言者の解釈のズレなのです。
 ナミさんが今回の件についてなぜ「両成敗」という言葉を使ったのかはわかります。「どちらが完全に悪いというわけでないから両方に、”それぞれの非に”応じた報いを」という意味で、両成敗という言葉は確かに間違いではありません。問題なのは「両成敗」という言葉が持つイメージから、「どちらが完全に悪いというわけでないから、”両方に同じだけ”報いを」と取ることもできてしまう、ということなのです。つまり今回の騒動についてナミさんが自らの考えを込めた「両成敗」と、それを見た側が「両成敗」という言葉から解釈した「ナミさんの考え」とがズレてしまうのです。結局のところそれは読み手の誤読ということなのですが、誤読を招きやすいものであることもまた確かです。恐らくナミさんへの批判メールの中には、「たろたま側のほうが悪いのに何で両成敗なんだ」というメールも少なくなかったのではないかと思います。
 いたずらに誤読を招いてしまう状況はナミさんにとっても決して好ましいものではないはずです。そこまでして「両成敗」という単語にこだわる必要は無いでしょう。「どちらも非に応じた報いは受けた」、それでいいではないですか。誰もナミさんが両成敗という言葉に込めた「考え」を訂正しろとは言っていないのです。あくまでも「無用な誤解を招いてまで両成敗という言葉に固執する必要なんか無い」と言っているのです。ご一考下さい。



<2chスレなど>
 少々追うのが大変ですが、スレの方もちゃんと見ています。「ゆいちゃんのリボン」は騒動とは全く関係無しに面白いなあと思いました。えっと……たろたまにあーヽ(´ー`)ノ







 ここ一連の更新について、本来ならば下段の文章を書いた時点で上段の文章は消すか移動させておかねばならなかった、そのことに今更気付きました。「わかる人にだけわかる」文章であったはずが、「全ての人がわかる」文章になっていたのですから。もちろん、わかる人にだけわかる文章であったなら問題が無いという意味ではありませんが。

 今更こんな事を言っても説得力は無いでしょうが、僕は基本的に他サイト言及はほとんどしません。稀に言及することがあっても、それは出来うる限り理を優先するよう心がけているつもりです。今回のように完全に感情を優先させたことは過去に無く、鯛ページ・仁さんの徒然草の二つに言及した時も「いつもよりは感情的だった」という以上は自制していたと記憶しています。
 今回ここまでの行動をするに至った大きな要因は、自分なりに考察して三つあると考えています。一つは本件の経過を見続け、彼女らの非とそれに対する対応のあまりの不均等さ、そこへの怒りです。義憤、と言えば聞こえはいいですが。二つ目は彼女らが「創作」を扱っていたこと。僕自身も好きで創作もどきをやっている人間なので、彼女らをどうしても「”同じ”好きで創作をしている人」とは認めたくない、その感情が攻撃性に転化したものです。三つ目は「もどかしさ」。鯛ページのときや仁氏のときは、当事者として相対していたのが無題・LINE ONという優れた論客であったため、今回のYさんのように理不尽に潰されるという状況にはならなかったからでしょう。他にも、本件の「数の暴力」とでも言うべきものに、「一歩間違えば自分がこうなったかもしれないんだな」という、自分とYさんを照らし合わせた感覚があったことも事実です。
 当初宣言文という形を採り、彼女らの言動の矛盾点・疑問点を指摘すると共にそれを徹底的に貶める文章を書いたのは、Yさんの要望に配慮し直接的に言及できない鬱屈がその方向に向いたことと、「創作を自称する人間が人を罵倒・中傷するなら、あんな幼稚なものでなくせめてこのくらいやってみろ」という気持ちの表れです。その後に追記した下段は「隆深の発言にブチキレて」と書きましたがそれは誇張で(腹が立ったのは事実で、その勢いのまま書いてしまったのも事実ですが)、最大の要因は「Yさんの要望どおりにしたらこの連中、また同じことやるんじゃないだろうか?」という疑問が確信になったからです。
 ともかくも、理由はどうあれ自分のしたことは決して人から褒められていいものではない、批難されてしかるべきものだ、ということは自覚しています。結局のところ、僕もまた今回批難した彼女らと大して変わらない心性の人間であり、他者に言及するにはあまりに幼稚な人間であるということです。不快・不愉快・不可解な思いをなされた皆様にお詫びいたします、申し訳ありませんでした。

 自らの愚行の証拠、そのログは自分の手元にきちんと保存してあります(インデックスに直接書いていたので最終稿だけですが)。別ページに移動させることも考えましたが、検索などで辿ってきた人が何も知らずにいきなりあんなものを見せられるのも悪かろうと思いますので、メールのかたちで対応したいと思います(※二月八日追記:僕の手元にあるものと同じものがこちらのサイトに保存されていますので、そちらにて各自保存してくださるようお願いいたします)。欲しいという方は僕宛にメールしてください。ログHTMLを添付したものを返信いたします。僕が今回の自分の言動を忘れ、またしても明らかに行き過ぎた言動をしたのなら、そのときは容赦なくそのログを晒してください。
 僕が何を書いたのか、ということをご存じない方に簡単に説明しておきますと、それは今回のたろたま他の騒動について僕なりに思った彼女らの言動の矛盾点を指摘し、それを徹底的に貶める文章です。自分の指摘した点それ自体が間違っているとは思いませんが、それを形容した文章は誹謗・中傷そのものです。冷静に見返して自分で自分が空恐ろしくなったほど醜悪なものですから、積極的に不快になりたい方以外にはあまり薦められません。それでも見たい、という方には予めお詫びしておきます、不快にさせて申し訳ありません。

 それから、僕のこの一連の文章について2ch内で反応があったようで、それについてのスレを拝見しました。概ね僕が今自分自身で抱いている感情と似たような反応で、「ああ、やっぱりな」といった感想です。ただ、いくつかこれは誤解されるとまずいな、と思う書き込みがありましたので、それについて返答を。僕は「2chは読むけど書き込まない」というのを絶対的な自分のラインにしているので、ヲチャーの何人かはここを見ているだろうことを期待して。
 まず、僕は着ぐるみさんではありません。着ぐるみさんがこんなことをすれば「変わり身が早すぎる」と今度は逆の批難をされるでしょうし、今の着ぐるみさんはそれに気付かない人ではないでしょう。ちなみに、僕もスレ内での着ぐるみさんの言動は把握しており、彼に対する悪意的な感情はもう全くありません。それから、僕は今回の件でどの当事者サイトBBSにも書き込みはしていません。自分の文章を書くことだけに全エネルギーが向いていました。以上の二点は明言いたします。その他、数々のご意見ありがとうございました。厳粛に受け止め、自省する次第です。
 今回様々な反応をいただけたことで、自分の行動に対する客観的な判断が下された、そう思います。その結果は「要・反省」、最低でもそれだけの行為であったと自らに確信しました。二月十日より再開の予定でしたが、果たしてそれで自省が十分かと考えると、どうにも疑問です。いつから再開という明確な期限は区切らず、今しばらくの自省期間を置きます。

 最後にもう一度、今回言及した方々に、僕の文章に不快・不愉快な思いをされた方々に、普段の当サイトを楽しんでくださっていた方々に、お詫びいたします。本当に申し訳ありませんでした。



 esquisse管理人 日方和(メール

 記:二月七日(二月八日一部修正)