動機説明(項目番号は「経緯説明表」に準じます)

1月25日、自サイトの解析にかかったリンク元である「K」を閲覧しました。(経緯説明(以下略)1)
そこに書いてあった日記、BBSでのレスには、私が共同運営している企画「いろは中毒」において執筆依頼をかけた「桃」に対し「ぱくられたかもしれない」と言っているように見えました。

同じ思考をめぐる人がいることを「そんなことがあるのか」とし、自分の文章を相手が見ている可能性は「皆無ではない」とし、「半信半疑」「疑心暗鬼」とした日記でした。
また、BBSでのレスでは「パクパク疑惑」とタイトルにある書き込みに対し、「パクパク疑惑」を否定することなく、相手作品とAさまの作品「S」の類似点をあげ、
「もし、自分の作品を読んだとしても、心の中に残っていてそれがでてくることもある」
と書かれていました。

よくある「類似点」であるにしろ、確かに「桃」はその「類似点」を持っており、Aさまがたびたび私のサイトに訪れている可能性が高いこと、テキストコンテンツにはいろは中毒規定作品の規定である「永遠」をテーマにしたテキストが新作としてアップされていること、それらから相手作品が「桃」である可能性は高いと推測しました。

しかも、私のサイトに解析がつけてあることはトップページを見ればわかります。「K」のサイトには、私のサイトへのリンクがはってあり、たびたびそのリンクをたどってこられる方がいることは随分前から知っていました。
解析をつけているサイトにリンクをはることは、自サイトの存在を知らせるものでもあります。
いろは中毒の運営者でもある私のサイトへリンクをはって、このような日記をあげる。リンクをはってなければ、私が気づくことはなかったでしょう。
私が見る可能性をAさまが全く考えていなかったとは、考えられませんでした。

私は、まみやに執筆依頼をした「いろは中毒」の運営チームの一員であり、
また、友人として執筆途中の「桃」を読み、改行・体裁・表現方法などの相談も受け、微力ながらも執筆に協力していました。
まみやが何日もかけて書き上げた初めての小説であったことも知っていました。
「桃」は私が大好きな作品でもあります。
私にとって、自分で書いた作品のように愛着のあるものであり、誰よりも「どこかからぱくったものではない」と知っていました。

「苦し紛れに10分ほどで書いた作品をパクられたかもしれない」とし、相手作品に対する感想もなにもない。

その行為は、暗に「自分の作品よりもレベルが下である」という印象を、読んだ人間にもたせます。

人が創りあげたものに対し、公の場で「ぱくられたかもしれない」と発言すること。
疑惑をかけられた方にとっては大変な屈辱です。
私自身、つたないながらも創作小説を書くこともあり、Aさまの行為は許せないものでした。

けれども、Aさまは相手作品を名指しはしていません。Aさまに、「桃」のことを言っているのかと、メールやBBSへの書き込みで確認することもできませんでした。

そこで日記を書くことにしました。(2)
「K」もAさまのお名前も書くことなく、リンクもはらず、Aさまがあげた「類似点」すら書かずに、
「ぱくり疑惑をかけるということは、これだけの怒りを買うものだ」
と、挑発的に書くことで示そうとしました。
Aさまが気づいてくれて、日記やBBSのレスの訂正もしくは謝罪・削除をしてくれればいいと思ってました。

しかし、「K」からのアクセスを確認後に「K」を訪れると、
うちのサイトへのリンクが切られていること、
日記も、BBSのレスもそのままであることがわかりました。

これは
「自分のことだと認めるけれども、悪いとは思わない」
「リンクを切ることで、自サイトの閲覧者にうちの日記を見せようとしない」
行動と思われました。

(5) Aさまにメールで確認しようと思えばできました。実際何度も書きかけました。
けれども、私は
「Webに載せた文章は、Web上でなんらかの指摘を受ける可能性を覚悟してアップするものである」
「ローカルルールとして話題の指定が存在するBBSでなければ、BBSは文章への指摘をする場所でもある」
と考えました。それは今でも変わらない考えです。
そしてBBSへの書き込みを選びました。

Aさまの最初の反応は、
「 そうですね、言いっぱなしで終わりです。」
「 こういうことは水掛け論になるだけですので。
そちらのサイトにリンクも張りませんでしたし、
殴り込みにも参りませんでした。」(6)
と、パクリ疑惑をかけていることを認め、また撤回もしないと受け取れるものでした。
しかも、その後、後半部分を全く逆の意図に書き直していました。(7)
私が それを指摘した(9)直後に、Aさまはファイル削除(10)をされています。

これは「パクリ疑惑をかけた」けれども、謝罪をすることもなく、またその疑惑を「K」の閲覧者に取り消しをしないまま、「逃げ出す行為である」と思いました。

その時に行ったメールのやりとりで「閉鎖を決めたこと」を知りました。(12)

(11)から(21)までの1日半の間のやりとりからも、Aさまの謝意は全く感じることができませんでした。

こちらが「似ていると発言したこと」ではなく「パクリ疑惑をかけたこと」に対しての謝罪を求めているにも関わらず、あくまで「似ていると発言したこと」への謝罪。
経緯説明をアップしないこと。
こちらの要求によってアップされた経緯説明には「ファイル削除をした事実」「その時期」「その動機」が書かれてないということ。
「閉鎖を決めた時期」が書かれていないこと。

それらによって、「K」に訪れる他の閲覧者、特にファイル削除されていたことを知らない閲覧者にとって、私や海達の書き込みがどう見えるか。
殆どの閲覧者は、BBSでの発言時刻まで見ることはありません。私達が追い立て、閉鎖に追い込んだように見えるでしょう。

Aさまは、「書かないこと」で嘘をついていると感じました。

この時点で、私のほかに「K」BBSに書き込みをした人間は、私から直接話を聞いた海だけです。(19)(*まみやは「N」BBSへの書き込みです。)
私達は、自サイトURLを示しメールアドレスを記載し、海は「いろは中毒運営者の一人」と立場を明らかにしています。人様のBBSで言及をする場合のマナーにかなっていると思いましたし、それぞれ自分の立場から、自己責任において行動してました。
Aさまの反応は、その書き込みに対する態度としてふさわしいものではないと思いました。

そして(22)の日記をあげることにしました。
「真剣に言及する」よりは、通常の日記のように口汚く罵って「またバカやってる」と、いつも読んでくれてる閲覧者の方には思って欲しかったのです。「真剣に言及すること」で、「うちの閲覧者」という立場で向こうのサイトBBSに非難の書き込みをする可能性は、わずかながら増えるかもしれないと考えました。
また、他人のBBSではなく、自サイトである以上、いつもどおりの言葉の汚さで構わないと思ってました。

けれども、今回は相手を名指ししていること、それが怒りで見えなくなっていました。
悪意に満ちた口調で、中傷罵倒しました。
推測にもかかわらず決め付けた口調で罵倒しました。
それまでの経緯にどんなに怒っていたとしても、けしてやってはいけないことでした。分別も無く罵られれば、文意なんて読み取れなくて当然です。怒りを伝えることばかりに目が向き、読み取って欲しい部分を、自ら読み取りにくくしてしまいました。

Aさまが、こちらの要求を読み取れなかったのも当然です。
それがわからなかったのは、私の了見の狭さだと今更ながら恥ずかしく思います。ただ、その時は、それに気づかず、「K」BBSでのAさまの対応と要求が通らないことに怒りを募らせました。

日記はどんどんエスカレートしていき、罵倒と中傷で経緯を記し、Aさまの心理を憶測にも関わらず決め付け罵倒。Aさまの知性・人格・友人関係すら貶めるばかりか、お子様のことまで持ち出し中傷しました。いつも見てくださる閲覧者の方々のことも考えられなくなってました。
相手を傷つけるためだけに、自分がされたら一番嫌な事を他人にしました。
自分が正しいと思い込み、怒りに目がくらんで手段を選ばずに行動しました。
弁解のしようもありません。

いろは中毒においても同様です。(33)
いろは中毒では、応募された作品に対して「素直な感想」メッセログを作成し、感想スレッドにおいても、作品に対してのみの感想であれば、否定的なものもOKとするルールでした。
しかしそれはあくまでも「応募された作品」に対してのみ有効なルールです。
応募されてない作品に対して行っていいものではありません。

そして、私は作品に対して常に「正直かつ素直な感想」でメッセログをこれまで作ってきました。私のAさまの作品「S」へのメッセログは、素直ではあるけど、正直ではありませんでした。
初めて「S」を読んだとき、「優しい文章だ」とも思いました。
これまでのメッセログであるなら必ずそれを発言してたことでしょう。それを言わなかった。
「書かないこと」で嘘をつきました。これは「中傷」と同じことです。

「作品以外の部分」にこだわり、閲覧者の「作品を見る目」を偏見ある方向に誘導しました。私が作成した中傷文にリンクしたことも同様です。

Aさまの作品ばかりか、これまでに感想メッセチームが作ったメッセログ、ルールに従って今まで書き込んでくださった方、全てを貶める行為でした。
「これまでの感想メッセログを読んで応募した」とまでおっしゃってくれた作者の方々に対しても裏切り行為です。

読む方も書く方も「作品」を楽しもうというコンセプトのはずのいろは中毒全てを台無しにしました。どんなに怒りに目がくらんでも、Webという公の場でやってはいけないことをしました。
この愚行を取り消せるようなお詫びの言葉も思いつきません。


(35以降)和解のやりとりをしながら、BBSのレスをつけ、削除、編集作業に追われて、削除漏れを起こしたりしました。混乱と動揺でこのあたりは時系列をよく覚えていません。

どこかで怒りをかっているのなら、挑発的に(36)の書き込みをすることで、その場所を誰かが怒りで書き込んでくれることを期待しました。事態を把握するために必要でした。同時に、リンク先などこれまでお付き合いしてくださった方へご迷惑がかからないよう、過去のテキストから全てのリンクを消す編集作業にはいりました。

一方で、Aさまの望む謝罪方法である「関係記事の全削除」と、
私の思うWeb上での謝罪方法である「謝罪は経緯説明を欠かさないこと(自らの過ちを削除しないこと)」とを、
なんとか歩み寄らせようとしていました。

私自身、BBSのレスや作業に追われ混乱していたこともあり、以前からAさまとメールのやりとりをしていたまみやに仲介を依頼しました。
まみやは、まみやの立場からAさまとのやりとりをしていましたが、私とAさまの関係においては当事者ではなく、仲介を依頼するのは適任と考えました。また、私とまみやの双方を別々に対応するのはAさまの負担にもなると思いました。(39、40)

Aさまから、(43)のお返事を頂いた時には、すでに削除と編集を繰り返しログが断片化していました。正確な情報を提供できなければ「経緯説明をする意味がない」と判断したこと、BBSのレスで時間的にも精神的にも限界がきていたことから、経緯説明の断念、BBSの全削除と踏み切りました。(44)

(45)いろは中毒ではすでに本来の企画自体は終了し、それまでの参加作品への感想も書き込むことはできず、あとは閲覧期間が残されているだけでした。当初は閉鎖時期を変更する予定はありませんでしたが、事態を把握するにつれ、このままでは、これまで書き込みされた方や作者の方々にまでご迷惑をかける可能性が高いと判断しました。
私自身の愚行を償いサイトをそのままにすることと、無関係の方々にご迷惑をかけないよう閉鎖すること、その重要性は当然ながら後者の方がはるかに高いものです。
よって、いろは中毒の閉鎖を繰り上げました。(46)

謝罪文が私一人の名義なのは、サイトにおける総ての権限を有し、サイトの方向性をどのようにも持って行く事が出来たのは私一人だったためです。また、中傷文にリンクしたり、「なんでも書いていい」とするスレッドを作成するなど、メッセログをともに作成した海と魚住より、重ねた愚行ははるかに多いものでした。
他の運営チームのメンバーは全く事情を知りませんでした。まみやに関しても殆ど事後承諾であり、元々、企画原案を立てた人間として運営チームに名を連ねているに過ぎませんでした。

海と魚住は、自サイト上での謝罪を行っています。また、Aさまにもそれぞれが謝罪のメールをし、Aさまは受け入れてくださったと聞いております。

人は、どんな行動においても、誰に何を言われたのだとしても、最終判断を下すのは自分自身です。成人した人間を「止めなかった」と、他の人間を責める必要性を私は感じません。
私たちは各々が自分の責任において自分なりの理由で行動し、その結果を一人一人が受け止め、それぞれのスタンスに従って出来うる対処をしています。
勿論、たった一人で何もかも対処できたわけではなく、まみやをはじめ海や魚住、多くの友人の協力や応援があってこそ対処に向かうことができたのも事実です。そして今も友人達は、私が自己責任を果たすことを助けてくれています。

いろは中毒の謝罪文が私一人の名義であるのはそういった理由からでもあります。


トップでも書かせていただいた通り、どんな理由を重ねても、私がAさまを中傷し、いろは中毒を利用し、多くの無関係な方を巻き込んだこと、それは絶対に正当化できるものではありません。
しかし、全く経緯を知らない閲覧者の方々へ、その経緯をお知らせすることは謝意を示す一つの方法であると考え、この文章を作成しました。

これまで作業と対応に追われ、用意が遅れたことをお詫び申し上げます。


************

今回の件に関してBBSを用意しました。→BBS
勝手ながら期間限定とさせていただきますが、ご意見・ご質問などございましたら、こちらによろしくお願いいたします。


プリシラ