己の行いも……書類の束も。
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更新履歴にも書いたけど、うぃり君とこの毎日更新に釣られて、こちらも話を書いてしまった。
というか、現在の更新の形になる前から、彼は時折短編を書いていたのだけど。
「なんか毎度人が死ぬね」<をい
という感想から、あーなったわけで。 ちなみに、うぃり氏からは的確に 『僕がとっても素敵な目に遭ってる話を書いてくださいました』との評を頂きまして。 うむ己のほーが根性が悪いな(確認)。 #いや確認て(汗)。 #確認する必要のあることかそれ?
でも、偉そうに言ってますけど。 己も、若い頃に書いていた話は、もうそらあぼかすかと人を殺したものでして<まてこら
まあ、当時はもっとキャラクター重視の、いわゆる『剣と魔法と魔法』な話を書いていたから、当然キャラクターも書き込む度合いが高くて。 これを殺すというのは、数少ない読者を敵に回すことになったりするわけで。 それはそれでなかなかに難業だったのは確かですが。
#ちなみに、『剣と魔法と魔法』というのは、剣:魔法の比率が、どう考えても1:2以上に魔法寄りだったからである。 ##剣振り回したことないからわからなくてなー(^^;; ###……そこ、何とやらに刃物、とか呟かないよーに。
もっと言いますと。 現在サイトに乗っけている話だって、それなり人が、話の都合で死んでいるわけで。 己とかがキャラクターの復讐を受けるとしたら、空を飛ぶ青いぴらにあの一群に食われるとか石に変わってしまうとか竜になって死ぬまで人間に戻れないとか人工衛星に体当たりされたりとか、そういう無残なことになるわけで。
もしも帝都の東寄りな地域に人工衛星の欠片とか落ちる騒ぎが起こったとしたら、己のキャラクターの復讐じゃないかと思います(真顔)。 #でも大丈夫なんだー、直撃だけはしないんだー。 ##うち二階建てのなめくじ長屋の一階だから<最低
なんにせよ。 うちからリンクとかしちまったもんで。 徹夜続きのうぃり君は、わざわざログ置き場を作ってくださいまして。
…………ありがてえ恩に着ますっ(拝)
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仕事場に、30人の学生がやってくる。 なし崩しに、お手伝いに廻される。 #PCが無いと出来ない実習なので。
んなわけで、机の上の上に広がっていた書類の山を、一時的に棚の上に移動させる。 棚上げ棚上げ<文字通り
でもまさか、30台もPCがあるわけもなく。 ノーパソ持ってる人は持ってきなさい、という指令が出ていたらしい。 4人の学生が、ノーパソ持参でやってくる。 しかし、持参のノーパソには、使いたいソフトが入ってない。
「あ、凍音さんこのCDの中の、この二つのフォルダーをCの直下に置くように指示してくれない?んで、書込み禁止の設定を外してね」 「はい」
…………ええと。 一応、『生徒』ではなく、『学生』の領域に属する人々です。 ノーパソだって自分のですし、自分でソフトとかインストールしている筈です。
……なのにね?
「じゃ、CDの中のフォルダーをC……ハードディスクに移してください」 「は?」
……は、じゃねーだろっ!!
「えーと、とにかく、CD入れて……」 どーしてマイコンピュータをそこで開くわけ? 「いや、あのね、エクスプローラー開いてみて?」 ……あのねブラウザじゃなくてね…… 「エクスプローラー」 「どこにあります?」
えっとですね。 窓の98までは、スタートからプログラム開くと、そのままエクスプローラがあったわけですけどね。 それ以降は、スタートを右クリックして…… ……左じゃないつーに(汗)。
「で、あの、書込み禁止って、どうやって外すんですか?」
…………貴君等のノーパソは伊達かっ!!(咆哮)
まあでも、流石にノーパソ持ってる連中は、どうやったらどう動く、とか、そういうことは最低判っているし。 中にはかなり詳しい(んで実際にかなり真面目な)学生も居て、結構互いに助け合ってくれるのでやあ有り難……
「あのー、バンド1、バンド2、って何ですか?」
………………。
「授業中、先生は仰ってる筈なんですが?」<冷酷
や、てかね、これ実習だよね? 先生は、もうそこらは説明した上で、ここにいるんだよね? だから「言ったように」って先生言ってるんだよね?!
それでも、その学生さんがぱっと恥ずかしそうにしたので、説明する。 (己もそこまで冷酷ではないのだっ) うん、波長ごとに、衛星が画像を取る、その、波長帯を、1、2、と呼ぶんですよ。3までが可視光で、4より上が近赤外
「近赤外ってなんすか?」
貴様等椅子から蹴落とすぞっ!!
実習は2時間。 自然、このソフトに詳しい人間が、手伝うことになるわけだけど。
「てか、先生、手伝い必須じゃないですか」 「うーん、去年まではこんなに多くなかったんだけどね(困)」
てかさーせんせー。 出席自由、課題だけやればおっけ、なんて公言してたら、そらー普通は学生来ますって(汗)。
「あ、あと2週間あるから、お願いしますね」
…………。
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某所にて、ぱくり疑惑が結構かますびしいけど。 反対に、ぱくり疑心暗鬼状態な人もいる、と。
ってかさ。 そーゆー話って、己ですら読んだら大体ああこうじゃないかなって思うわけ。 たーぶんこうなるな、みたいなね。 アイデアとしては、それだけじゃ、もう既にありふれてるんですよ。 少なくとも初めての話じゃない。
それを、あら私のがぱくられたと思うってことは。 つまりそれだけ作品を読んでないってことじゃないっすか?
無論、日記とかの言い回しが、数行に渡ってほぼ一致するとか、そういうのは別だろうけど。 案外話のプロットって、似たものがある。 例えば、今回己が書いた話にしても、「自分の書いた話のキャラクターが立ち上がって作者を殺しに来る」って話はあるわけだから(ちなみに、話自体は読んだことが無い。そういうホラーがあるよって話を聴いたことがあるだけ)。 でも、書く人ごとに、強調したい部分は違う。その設定を使って、伝えたいことは違う。 それならば、それは既に違う作品だろう。
ちなみに、どこで読んだか忘れたんだけど、短編集(ミステリだっけな?)にあった、話。
売れっ子作者がある作品を書いたところ、あちこちの有名人やら権力者達から轟々の非難がきたそうなのである。どれもこれも「うちを皮肉ってんのか」とか「どうしてこんな嫌味な書き方で私を告発するのだ」とか、そういう類の文句で。 とうとう、編集者が作者に問いただす。一体君はどこの誰をモデルにしたんだね、と。 「や、実はモデルなんか居ない。僕はやっちゃいけないことをやったんだ。反省しているよ。あれは実のところ、或る話のプロットを盗んだものなんだ」 ほう、何て話だい? 「リア王」
……やー爆笑。 ***
どんどん日数が減る。 でも、めぼしい進展が無い。 まだ、行けない。
ああ……ほんとに。 きつい。
どちらがいいのかな、諸手を上げて殺される覚悟で行くのと。
棚の上から、ぶらぶらと自分の悪行だけが膨れ上がって。 垂れ下がっている気がする。
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