海 凍音氏サイト<懐透音>の日記 透音響界より転載。

2003年01月27日(月) そいつぁ棚の上

(考察サイト管理人注意:前部分は別の話題なので略します)
         
 某所にて、ぱくり疑惑が結構かますびしいけど。
 反対に、ぱくり疑心暗鬼状態な人もいる、と。

 ってかさ。
 そーゆー話って、己ですら読んだら大体ああこうじゃないかなって思うわけ。
 たーぶんこうなるな、みたいなね。
 アイデアとしては、それだけじゃ、もう既にありふれてるんですよ。
 少なくとも初めての話じゃない。

 それを、あら私のがぱくられたと思うってことは。
 つまりそれだけ作品を読んでないってことじゃないっすか?

 無論、日記とかの言い回しが、数行に渡ってほぼ一致するとか、そういうのは別だろうけど。
 案外話のプロットって、似たものがある。
 例えば、今回己が書いた話にしても、「自分の書いた話のキャラクターが立ち上がって作者を殺しに来る」って話はあるわけだから(ちなみに、話自体は読んだことが無い。そういうホラーがあるよって話を聴いたことがあるだけ)。
 でも、書く人ごとに、強調したい部分は違う。その設定を使って、伝えたいことは違う。
 それならば、それは既に違う作品だろう。


 ちなみに、どこで読んだか忘れたんだけど、短編集(ミステリだっけな?)にあった、話。

 売れっ子作者がある作品を書いたところ、あちこちの有名人やら権力者達から轟々の非難がきたそうなのである。どれもこれも「うちを皮肉ってんのか」とか「どうしてこんな嫌味な書き方で私を告発するのだ」とか、そういう類の文句で。
 とうとう、編集者が作者に問いただす。一体君はどこの誰をモデルにしたんだね、と。
「や、実はモデルなんか居ない。僕はやっちゃいけないことをやったんだ。反省しているよ。あれは実のところ、或る話のプロットを盗んだものなんだ」
 ほう、何て話だい?
「リア王」

 ……やー爆笑。

(考察サイト管理人注意:ここから後ろ部分は別の話題なので略します)

2003年01月28日(火) 本降りに・なって出てゆく・雨宿り

 ……ま、そゆこと思い出してたりね。

         ***

 例えばの話。
 『空から光の梯子が下りてきて、子供が登っているうちにその梯子が砕けてしまう』って縛りを使って、話を書いたとして。
 それは、書く人によって、相当違うものになるだろう。
 ま、一応、この設定だと現代ものにはなりにくいのは確かだけど、ファンタジーにするか、夢落ちにするか、ホラーにするか、SFにするか、それは書く人それぞれになるだろう。
 
 てか、これは、己のとこの、『塚森奇談』の春の話の、プロットの前半に相当すると思うのだけど。

 さて。
 ここで、例えば、己が、少なくとも上のプロットについては共通する話を、サイトを巡るうちに見つけたとしましょう。
 書いたのは己のほーが確実に前であるとしましょう。
 しかし、出来は相手のほーが余程上等だったとします。
 さて、己はどうするか。

 ……落ち込むと思います、まずは。
 もーね、がっくし。メッセに飛び込んでだれかれ構わず捕まえて泣きますね。
『もー己は書きたくねー』くらい、日記にまで書いちゃいます<おい。
『考えたのは己が先なんじゃー』とも泣くかもしれない。

 んでも、多分、そのサイトはブックマークに入れますね。
 ついでに紹介しちゃいますね。
 んでもって、「くおー負けるかー」とか、日記で咆哮しながら話書きますね。
 #すげー傍迷惑(^^;;

 でもね正直ね。
 んじゃ、その人が「己のサイトに来て話をぱくったー」と思うかどうか。
 
 ……滅多思わねえ。

 てかうちですよ?一日に40人以上人が来られたら「うわ何、己悪いことしたかなっ」とか思うサイトですよ?
 その人が見つけるほうが不思議です(……堂々と言うことかよ)。

 まあ、そのサイトからうちにリンクとかしてあって、そんでその話があるんだったら、あ、うちの読んで発想したなと思うけど。

 ど。

 己より上手いなら、文句とか言えないだろうっ!


 実際に。
 己とかが話を書き出した、そのきっかけって。
 話を読んで「え、己だったらここ、こうするのにな」っての、多いんです。
 そういう場合、書いた話は、やっぱりどこかまでは似てくる。
 でも、どこかから先は、絶対に似ない。

 そして多分、己の話から思いついて書いた話なら、どこかからは全く違う話にならなきゃ嘘だ。
 ああ、こうは己は書けない、って思わなきゃ嘘だ。

 そりゃ、作中の台詞が語尾だけ抜かして一緒だったり、最後までストーリーが同じだったりしたら、それは、「ぱくりだーー」と言うと思います。
 ただ、プロットの、それも前半分だけ取られたってんなら。

 ……そりゃー、ぱくりでも何でもないです。
 悔しいけど。そりゃあ悔しいけど。

 ぱくりとは、思わない。

         ***

 や、昨日から、何でまたぱくり話?って言われそうなんですけどね。
 ちょっとそういう話題が、近くで起こってまして。

 確かに己も、上のような状態になったら言うかもです、日記とかで。
「うわあんぷろっとぱくられたー」とか。

 でもね。
 もし仮にそのサイトを見ている人が、うちに来て、
「これじゃないの?でも、これ、全然違う話になってるよ」っていうなら。
 己は、納得するし、そうですね、と、頷くと思う。

 少なくとも、「え、その作品じゃないですよ」とか嘘をついたり。
 「どの作品だか教えたげません」とか誤魔化したり。
 ましてや「どっちが上手いかは貴方の仰るとおりです(笑)」みたいな、余裕一杯な態度は取りませんね。
 #てか取れませんねっ(号泣)<想像で泣くなよ……


 そんでもってお題。
 本降りに・なって出てゆく・雨宿り。

 このサイトに、己が書いていないことは、一杯あります。
 書かないことで、上手く嘘をついていることだって、あると思う。
 でも、故意に嘘をつきたいとは、やっぱ思わないし。
 嘘になりそうだったら、最初から日記を休むし<こら

 そっちのほうが、楽なんですよ。
 嘘で糊塗するほうが、よほどしんどい。
 誤魔化すほうが、後々大変だし。

 それならそれで「ごめん、言い過ぎでした、すみません」の一言書いたほうが楽じゃないですか。
 
 それを下手に糊塗しようとするから。
 自分が負けるもんか、で、いらんとこまで庇うから。

 本降りに・なって出てゆく・雨宿り。

 
 さっさと、先に自分の正すところを正してしまえば。
 よほど小降りで、済むだろうに。

 さてさて。
 野次馬凍音は、この位置から眺めますか。

2003年01月30日(木)権利と義務と美辞麗句

(考察サイト管理人注意:前部分は別の話題なので略します)

 ねっとばとるの風景。
 ちっとだけだけど、己も参戦。
 反応有り。

 …………あり?

 や、なんかね。
 高圧的だったり、急に低姿勢だったり。
 わけのわからん人だなあ………

 詳しくは、プリシラ公園までどうぞ。プリシラさんの力作です。

(考察サイト管理人注意:ここから後ろ部分は別の話題なので略します)

なお、2ちゃんねるでの関連スレッド内において、<懐透音>内の一部小説が、の盗作ではないかと疑惑が出ましたが、
実際は、海 凍音氏いー・あーる氏、であるとのことです。