私は方々のサイト批評掲示板でいろいろ書き飛ばしています。その一部を収録。新旧いろいろ入り混じっています。場所もいろいろ。
[2002.05.17]
大まかな構成を見ればシンプルといえなくもないのですが、個人サイトというのは大抵がHIRAさんのサイトより単純なデザインなんですよね。また、プロのサイトと比較してみても、スクロールバーが画面に4本も出るというのは異例中の異例。表紙だけですべての用事が済むように、という発想は面白いと思いますが、やはりシンプルとはいいがたいような気がします。
私なら、skinの使用規約は表示領域を縦方向に制限しないようにし、スクロールバーを1本減らします。報告用と通常の掲示板も一つにまとめ、さらにもう1本減らします。こうして表示をすっきりさせてから、おもむろにskinのサンプルとDLのコーナを「アバウトサイト」の上に置き、「主旨」を「Attention」と差し替えます。
重要な情報を目立つ位置に配置し、デザインをシンプルにしつつ、1ページですべての情報を無理なく見せようというわけです。
「Attention」の英文はボロボロです。「This home page is only a Japanese word. Not to do the understanding of the Japanese word be reserved.
」とありますが、「This site is described Japanese.」とでもしておけばよいのではないでしょうか。
[2002.05.17]
訪問してみたところ、ちょうど1000ヒットだったので記念に。
LUNAさんのようなリンク集サイトの場合、いかにYahooとの差別化をはかるかが成功するか失敗するかの分かれ目になります。現状は、残念ながら失敗しているようです。私もWebサイト作成支援関係のリンク集を運営していますが、Yahoo!にもGoogleにも対抗できるジャンル(サイト批評サイトのリンク集)を選択することで、人気を博しています。
Yahoo!の知名度、安心感は圧倒的です。ただ単なるリンク集では、まず勝てません。私のように検索エンジンの隙間を狙うか、あるいは情報に付加価値をつけていく必要があるでしょう。例えばHTMLの解説サイトが20ほど紹介されていますが、これを説明の内容によって分類し、全くの入門レベルからスタートできるのは青印のついたサイト、ちょっとは知識がある人なら使いやすいサイトは赤印、既に基礎知識が十分にある人の再勉強・応用志向に対応したサイトは黒印……などとしてみてはいかがでしょうか。ふつうのリンクコメントが並んでいるだけの現状と比較して、情報の量と質がまったく違ってくることに気付かれるでしょう。
[2002.05.18]
コンテンツがすべて別画面で開くのは不便です。とくに必要がない限り、別画面で開かないようにしましょう。
ポケカ広場の下の方にあるナビゲーションが一番よくできていると思いますが、ていねいなものだけに、「コンテンツを増やしたり減らしたりするたびに全ページのナビゲーションを書き直す」のが面倒かもしれません。その場合には、SSIを使うと更新が楽になります。SSIが使えない場合にはJavaScriptでも同じようなことができます。さらに一歩後退して、フレームを使う手もありますが……私はフレーム内のページにもナビゲーションを入れるべきだと思います。
見やすいページにするためには、デザインを統一していく必要があります。レイアウトがどのページでも同じなら、迷うことなく、困惑することなく、自然に閲覧できます。また、サイトの印象も繰り返しの効果で強まります。
見やすさ……ふつうかもしれません。ページがどんどん開くとか、ナビゲーションやデザインの不統一といった問題を離れて、各ページひとつひとつだけ見れば、とくに問題はないように思われます。(しいていえば表紙だけはちょっとバランスが悪いです)
重さ……美術館のページは、画像をもっときれいに圧縮する方法があるように思われます。画像の大きさも、もっと小さくしてもよいのではないでしょうか。また、表示されない画像もありました。
コンテンツ……バリエーションが多くても少なくても、サイトの人気には直接の関連はありません。大切なのは、コンテンツの内容です。
URI:http://www.kikumi.co.jp/ [2002.05.18]
企業サイトの診断をここで求めるということ自体が間違いだと思います。過去ログを読めば、ほとんど利益がないことは明白です。企業サイト向けの無料診断サービスはたくさんあります。せっかくプロが診断してくれるのですから、その後の売り込みは適当に我慢するとして、それらのサービスをご利用になるべきでしょう。
まさに「一事が万事」であり、キクミ様のサイトは、もしそれが個人サイトであれば「よく頑張りましたね。画像を贅沢に使いすぎてかなり重いので、それさえ修正していただければ、なかなかいいのではありませんか」といった感想になりましょうが、企業の顔たるサイトとしてはレベルが低いといわざるを得ません。まさか企業紹介のパンフレットはサイトと同レベルのデザインではありませんよね? 現在、日経BP社から「StrategicWebDesign」というムックが1490円で発売されています。企業サイト製作のポイントと実例が豊富に紹介されています。また自分自身のサイトを見る目を養うためにも、購入されてはいかがでしょうか。あるいは技術評論社「WebSiteDesign」誌は現在4号まで出ていますが、いずれも素晴らしい内容なので、バックナンバーを取り寄せる価値があるでしょう。仕事でサイトを作成するのに、勉強のお金と手間を惜しんではいけません。
ビルダーを利用するのは構わないのです。ツールの違いなど大した問題ではありません。私はキクミ様のサイトを見て、まず情報の整理の仕方が「なっていない」ことに驚かされました。サイトの構造、ナビゲーションのシステム、レイアウトの無軌道、いずれもサイト製作に対する認識不足を原因として指摘できます。かなりの勉強が必要になるでしょうが、ぜひ頑張っていただきたいと思います。
URI:http://www.geocities.co.jp/HiTeens/5489/ [2002.05.18]
さて、サイトの印象をデザイン面にしぼって……。おおよそ意図は理解できるのですが、残念ながら統一感に欠けています。サイトの配色とおおまかなレイアウトを決める、これに合わせて各コンテンツを作っていきましょう。その際に、テキストの単純なセンタリングは読みにくいので、ぜひ改善していただきたいと思います。例えば日記のように、テキストボックスのセンタリングにされるとよいでしょう。
表紙があるのは百歩譲ってOKとしても、いい加減な英文の注意書きはどうにかなりませんか。「This site is described Japanese.」だけで用は足りていると思います。http://www.loba.net/tech/jponly.htmlの記事では、より簡明な表現として「Written in Japanese」が示されており、さらにbetterな記述として「Japanese fonts required to view this site」が提案されています。実際問題としては英語のわかる人がサイトにアクセスしてくることは考える必要がないので、私はそもそもその手の記述は不要だと思います。