趣味Web 小説 2003-01-03

2002年に読んだ傑作

早朝に飛び起きて朝食をとり、バタバタと身支度。実家でのんびりしていられるのは今日まで。快速電車に2時間近く揺られて横浜へ。さらに横浜線に乗り換えて新横浜へ。新横浜に到着すると、雪が降り出した。郵便局も銀行もATMがまだ動いていない。懐が寒い。致し方なくクレジットカードで2万円を融資してもらう。金貸しだけは正月から商売をしているらしい。

お金ができたので、特集が目に付いた「ダ・カーポ506号」を買う。人待ちの間にざっと目を通したのだが、「からくり民主主義」が2002年刊のお勧め書籍第3位にランクインしていてとても嬉しかった読んでいる人は読んでいるものだなあ。絶対のお勧め本。

ところで第1位の「ドキュメント 戦争広告代理店」は岡田斗司夫が1995年に「ぼくたちの洗脳社会」(これも絶対のお勧め本)で述べていた内容の焼き直し。物は書きよう次第で売れたり売れなかったりするということか。具体例の迫力は高木徹の方が勝るのかもしれないが、内容の深みは岡田斗司夫の比ではないだけに、残念な思いがする。いつまでも世間の認識は岡田斗司夫に追いつかないのか。(その岡田氏も数年に1冊ペースの傑作以外は趣味のオタク話ばかりしている人なので、そういった意味でもまじめな評論家としては永遠にメジャーになりきれないのかもしれない)

Information

注意書き