コンパクトフラッシュを購入した。SDメモリーカード、メモリースティック、スマートメディアなど同様の製品と比較して値段が安いのだ。
余談だが、私は図版多数の卒論をFD1枚に収まるように作成した。FDでデータを持ち運んでいたので、自然とそうなった。お陰でいろいろ勉強になった。大容量のハードディスクとMS Officeの普及により、つまらない文書が数MBもの大きなサイズになっても気にしない連中が増えた。そんな彼らも、データを持ち運ぶ段になって途端に困ったものだった。初期のメモリースティックなどは容量も不十分で、値段ばかりバカ高かった。CDを焼くのは、例え内蔵ドライブであっても面倒だ。しかし結局は、その手になった。私はCDを焼けるドライブが外付け、別電源だったこともあって、その面倒を嫌がった。そして同じクオリティーの文書を小さなサイズで実現することをめざした。
ちゃんとデータを小さくする方法を身につけてから256MB(512MBのコンパクトフラッシュはさすがに値段が……)を持ち歩ける環境を手に入れる、というのはまさに王道パターン。悪くないのではないかと思う。ただ、これで慢心してはいけない。初心忘るべからず、無駄に馬鹿でかいファイルに仕立ててしまうことのないよう、注意していきたい。