趣味Web 小説 2003-01-16

レポートの資料集め

はぁぁー、誰か私にクローンに関する 情報をください。真面目に困窮しております。

ぶち切れ第2段。我ながら、よくぞこの程度のことで怒れるものだと思う。


クローンに関する情報がほしければ、5000円くらい持って大きな書店に行くことです。私がつくづく感じるのは、結局、ほとんどの分野について、ネット上にある無料情報よりも書籍になっている情報の方が質も量も圧倒的に上である、ということです。クローンも例外ではありません。

クローンと哲学、などは重大なテーマであり、書籍ではちょいと探すだけで1000ページ単位で文献が手に入ります。ネットではどうでしょう? 原稿用紙数枚分程度の小論ばかり無数に見つかります。いくつか読んでみると、さしてバリエーションがないことにがっかりさせられます。

クローン技術そのものの解説だってそうです。ネット上にある解説はたかがしれています。本なら、300ページからの本がまるごとクローン技術の解説にあてられていることは珍しくもありません。

適当にレポートを仕上げるだけならどうでもいいんですけど、せっかくだからちゃんとクローンについて一家言持ってみたい、ということであれば、それなりのお金と時間を投資すべきだと思います。クローンは大きなテーマです。いくらでも情報が提供されています。ただし無料で手に入る情報は限られている、ただそれだけのことでしょう。

クローンのようなメジャーな情報を集めるという程度でまじめに困ってしまう大学生というのはレベルが低すぎると思いますが、ひとつだけアドバイスできることがあるとすれば、毎日新聞社は過去2年間分の新聞記事を検索できるようにしていますから、クローンというキーワードでひいてみてはいかがですか。106件のニュースがひっかかります。あるいは、Yahooで検索するとヤフー登録サイトだけで65件も引っかかります。クローン病のサイトばっかりですけど。いずれにせよ、レポートを書くには十分な情報収集の起点となるでしょう。

なお、新聞記事の検索は、ちゃんと有料サービスに加入して行うべきだと思います。対象年数が段違いで、当然、検索結果の質も段違いになります。過去の重要なニュースを総浚いできますし、あるニュースのその後数年間の軌跡も追うことができます。

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