趣味Web 小説 2003-02-24

リニューアル屋

リニューアル屋みたいのがあったら便利だなあ、といつも思ってしまう。批評屋やアドバイス屋とかがあるのだから、リニューアル屋もあってもいいじゃん。 CSSを配布しているところもあるけれど、根本的なサイトの手直しをしてくれるサイトは無いんだなあ。

アドバイスの一環として、私は何度かそういうのをやってます。ただ残念ながら、今はほとんどリンク切れになっていますけれども。最初の頃、適当にファイルをアップしていたので、とうとう収拾がつかなくなってほとんど消してしまったんです。もったいないことをしたなあと思わないでもありません。

……というわけで、とりあえずファイルだけアップしてみました。

ところで、私はTTTEditorでHTML文書を作成しています。ただしGUIによるタグ挿入はほとんどやりません。よく使う要素全部にショートカットキーを設定しているからです。Alt+1,2,3,4,5,6 で各レベルの見出し、Ctrl+P で段落といった感じです。全部手入力の Notepad ではかったるくて、私はもう使う気になれません。道具というのは、ある程度の不便は慣れがカバーしてくれるものです。けれども、決定的な利益があるとわかったときには、一歩踏み出す勇気があると人生を効率的に活用できます。

目下悩み中なのが、XML+XSLTによるHTML文書生成という方向へ踏み出すかどうか。私としては、アプリケーションがもう少し進化して、お勉強することが少なくなってからの方がよさそうかな、という認識なのですが、どうなんでしょうね。というか、備忘録にせよアドバイスにせよ、一度書いたらそれっきりという認識でやっておりますので……。とくに再利用したいとは思っていないんですね。備忘録の日付けにidを与えないのも、私が必要としないという理由によります。また当サイトはマークアップも単純です。見出しと段落と箇条書きのくり返し。そして私は、それで満足している。

とすると、XML+XSLTによるHTML文書生成の圧倒的な利点は理解しつつも、その利点に需要がないというところで足踏みせざるをえないのです。TTTEditorのときは、ショートカットキーのフルカスタマイズ+タブ式インターフェースという魅力に一発でノックアウトされたものです。CSSデザインには、にゃごろう村のリニューアルのため200以上のファイルを何度も何度も書き換えるという状況下で物理的にいっぱいいっぱいになっていたときに出会いました。これは天の助けだと思いました。

脱線ついでに。たろたま騒動言及サイトを探していると、Webデザイン指南サイトとして当サイトをご紹介いただいている方が何人かいらっしゃることに気付きました。ひどい場合には、お世話になりましたサイトのトップに紹介してくださっていたりもします。ありがたいことではあるのですが、私の意見を真に受けているとたぶん、かなり性格の悪い人だと思われるようになってしまうのではないかという懸念が……。とくに備忘録で散々書いた、CSSは仕様通りに書いていればそれでいい、各UAの実装ミス(あるいは未実装)など知ったことかという主張など、相当に過激です。今のところぶっ飛んだ方向へ向かっている例はないようですが、みなさん適当なところで、現実の問題と折り合いをつけていってください。煽動者である私自身、理屈は理屈、行動は行動というダメっぽい生き方をしておりますので、下を見て安心してください。

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