たぶんあれだな、私は「こうありたい自分」と「現実の自分」をごっちゃにしがちなんだな。嘘っぽい診断結果が出た。
以下、結果を引用。
- 性格
- 性格的なバランスとしては、80点ぐらいは付けられる、比較的優良なタイプです。同情心や思い遣りの心が高いけれども、決して情には流されず、考え方の中心を合理主義が貫いて居て、仕事や人付き合いの面では、極く常識的な態度に終始します。想像力や表現力も人並で、結構、趣味や娯楽に人生の生きる喜びを見出して行けるタイプです。但し、これは貴方が極く普通の一般人で有った場合の評価で有って、貴方が事業家で有ったり、政治家で有ったり、芸能、芸術、文芸などで活躍している場合には、又別の話です。そう云う特殊な場合では、その職種によって、或る時は理想が低いと云われたり、創造力が足りないと云われたりする事を、覚悟しなければならないでしょう。
- 恋愛・結婚
- 仕事人間とか、マイホーム人間とか云う様に、余りどこかへ片寄った生き方をしないタイプです。恋愛や結婚についても周囲の人々が唖然とするような、突飛な行動に走る事は少ないでしょう。優しさの有る合理主義型人間なので、比較的平穏な家庭生活を送る可能性が高いでしょう。結婚生活と云う限られた問題に付いてだけの評価なら、中々優秀なグラフ型で有ると申し上げて宜しいでしょう。
- 職業適性
- 常識型タイプの人間として、なまじバランス良くこじんまりと纏まって居るだけに、一芸に秀でようとする様な場合には、予程の才能か努力が無ければ一寸難しいのかも知れません。その代り、一般的な仕事を人並にこなそうとする場合には、性格的に何の抵抗も無く、実現出来る強みが有りますので、性格構成の良否を問うとすれば、かなり上の部類に入るでしょう。性格から見た職業の適性範囲はかなり広く、治安関係公務員のような特殊な仕事を除けば、後は好みと才能次第という所でしょう。
- 対人関係
- 敵が五人位居ると仮定すれば、味方は確実に十人位は居るタイプです。味方が多いと云う事は、良い事には違いありませんが、それが手枷、足枷になる場合も少なく無い訳ですから、その得失を十分に計算し、冷静に行動する事です。
入力したデータは以下の通り。あらためて自分の入力したデータを見てみると、めちゃくちゃ恥ずかしいということに気がついた。私のような人間が、自分は本当は善人だと思っているというのは、まったくもって救い難い。自戒のために公開する。読者にとっては、ふつうの100の質問とかより面白いかもしれない。突っ込みどころ満載。
ところで。私の性格はBAABB型という診断結果でしたが、件のプリシラさんはABCAC型ではないか、という話がスレで出ていまして……。それにしても、どんな入力をしたらそういう結果になるんだろう。
一読、爆笑しました。で、ちょっと哀しくも思ったり。
ちなみに。
なんというか、ひどいデザインのサイトですよね。診断結果の信頼性を疑いたくなるような……。素人の仕事だなあと思います。
それはさておき、私はエゴグラムのような、ひとつの理想を掲げるタイプの性格診断は嫌いです。エゴグラムは、簡単にいえば5つの心をすべてAレベルまで高めることを目標としているわけです。性格診断はその手段であり、自分の欠点を見つめなおし、克服していこうというもの。なんだか息苦しい感じがします。
性格診断モノでは、私は岡田斗司夫の「人生テスト」が好きです。性格はそのままでいい。その性格を活かした賢い生き方をしようよ、という方向へ展開する、異色の性格診断本です。ただしこの本の説明にはひとつ大きな欠点がありますので、補足しておきます。
人生テストでは、人を性格によって4種に分類してしまいます。まず、XY座標系を想像してください。最初、回答者は原点に立っています。分類テストは2種類あります。それぞれ13問の2択問題です。どちらの選択肢を選ぶかによって、X座標、Y座標の値が増えたり減ったりします。全問回答し終わったとき、問題数が奇数なので、回答者は必ず原点以外のどこかの象限に位置しているはずです。
性格の分類は、この到達象限で一意に決まります。しかし、以降の解説を読む際には、自分の到達地点の座標をよく覚えておかなくてはなりません。王様に分類されたとしても、職人に近い王様なのか、学者に近い王様なのかによって解説の読み方が変わってきます。あるいは、原点付近に到達した人は、4分類のどれにも近く、そしてそれぞれの典型例のどれからも遠い人々ということになります。
本の中ではそうした微妙なバリエーションについては取り上げられていませんので、自分の立ち位置をよく把握した上で、解説の内容を取捨選択して取り入れていくことが大切です。(面倒くさくてそういう読み方をできない場合には、「人生テスト」は駄本といってもいいかもしれません)
岡田斗司夫さんはサブカル系の評論家で、どんなテーマで本を書いてもみんなサブカル系の書棚に入れられてしまう不幸な方です。一般書として非常に面白い評論も書いていらっしゃるので、以下、ご紹介しておきます。いずれも軽く、読みやすいです。それだけに値段が高いといって怒る方もいるかもしれませんが、私はそれだけの価値があると思っています。
もっと話題になってもいいのに、と思いながら高校時代からずっと読んでいるのですがなかなかブレイクしませんね。いや、それなりにブレイクしたという見方もあるのだけれど。