趣味Web 小説 2003-05-13

目次と本文の順番

たとえば九十九式の Home ページは CSS をオフにすると目次が最下部になってしまう。これは文書構造と装飾の切り離しが上手く行われていないような気がする。と、すると、閲覧者にとって閲覧しやすいであろう環境 (サイトデザイン等) の提供を閲覧者にバトンタッチしていないのかもしれない。なんてことを思ってきた。

常連読者の場合は最新の更新に最大の興味があるわけで、暗誦できるほど見飽きている目次なんてのはおまけの情報に過ぎません。よって、目次が最後にあるというのは意味があります。じゃあ何でふだんのCSSでは目次が最上部にあるのかって話になりますが、私の場合は最上部にあっても目次なんて目に入っていないわけでありまして、視覚系UAで閲覧する限り、あんなのは背景画像と同程度のものである、と。

音声系UAを利用する場合、目次の延々と長いのはむかつくわけで、九十九式はその点、理に適ったやり方をしていると思います。

私が目次を上に置いているのは、備忘録なんてのは所詮おまけだという発想から。ログページでも目次が先ですが、これは、間違ってリンクをたどったことに気付いた場合に、ページが読み込み途中であっても目次から適当なページへと脱出できるように、という配慮によります。文書の末尾から目次まで戻るのが面倒だという話もありますが、文書の冒頭や末尾へフォーカスを移動する手段なんてのは、文書ではなくてUAの方で用意するべき機能でしょう。それをいうなら見出し間移動もそうなんですが、このページにどんな見出しがあるのか、という情報くらいは文書の冒頭に目次としてまとめてあってもいいはずだと思います。それで、私はなるべく目次を作成するようにしています。備忘録は書きっ放しなので、目次なんて作りませんけれども。

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