趣味Web 小説 2003-12-31

「暑い、暑い!」は許す

金がないないといって騒ぐ連中は、一体何にそんなに金をかけているんだ?

と、よく考える。もちろん、車と旅行とファッションと家電にお金をつぎ込めば、月に15万円で足りないことはわかる。わかるのだけれど、頭が疲れてくると、他人の愚痴がだんだん許せなくなってきて、思考がループする。書籍なんてのは、それしかお金の遣い途がないなら、ホントに安いものだ。古書なら1冊50円で、読むのに1日かかる。仮に月に30冊買っても1500円で足りる。新刊を買っても、1冊700円だ。仮に月に30冊買っても21000円でしかない。

とにかく、ペーペーが中堅社員やベテラン社員をバカにして、俺らはもっと給料をもらってもいいはずだとか、給料が安い、生活できないとかいっているのは聞くに堪えない。

「自分は不幸だ」といいたい気持ちはわかる。暑いときに「暑い、暑い!」といって被害者ぶると、不思議と気分が紛れるが、まあそれと似たようなものだろう。私も、そういうしょうもない愚痴をいう。ただ、理屈はよくわからないけれども、とにかく私は、貧乏じゃない人が「俺は貧乏だ~」という愚痴は大嫌いで、どうにもこうにも許せない。「暑い、暑い!」には寛容なのだが。

Information

注意書き