メール/宛先:倉庫番 様 4通目

倉庫 番 様

返信に感謝します。

仲間意識の強さ、というものをあらためて実感いたしました。私は自サイトの発言によるテキストサイト界隈への印象の変化などに頓着しません。そんなことをいうほど影響力のあるサイトではないということもありますし(注)、そもそも集団の評判など興味がありませんから。

注:テキストサイト100万読者/ReadMe調べのうち当サイトの 読者はわずか1500人です

私にはよくわからないのですが、オリJUNEというジャンルのサイトの一部が騒動を知っているという状態なのですよね? それともオリJUNEというジャンルのほぼ全サイトにとって、目下この提言騒動は注目の的なのでしょうか? その辺りが私にはわかりませんけれども、前者であるならば、ジャンルへの偏見助長などさほど気に病むような話でもないと思います。かえってそういうことをいって、思い上がりなどといわれることがありませんか。むしろ私はそういったことが心配です。

キャパシティの問題ですが、私はこの騒動に関わる方々の、閉鎖的な状態を維持して騒動を解決しようとするやり方に、不思議な印象をもっています。反提言の正義を確信しているにもかかわらず、世間一般への訴求力では提言に負けるかもしれないと考えているかのように見えるからです。

騒動を一般に公開したら、提言側に同意する便乗犯ばかりが増えるかもしれないという心配ばかりして、一挙にここで味方を増やそうという考えは湧いてこないようですね。世間で通用する自信がないのに、なぜ自らの正義を確信するのか、そこがわかりません。

一部のちゃんと騒動を追っかけてきた人だけが問題を正しく理解しており、そうした人だけが正しい結論に至る、という発想は、エリート独裁、愚民排除の共産党政治を思わせるものがあります。しかも「正しい結論」があらかじめ用意されており、それに反する意見はみな「ログをもっとちゃんと読め」という扱い。

いずれも批判に対する耐性の低さが原因なのかと思いますが、あれこれ心配するあまり、異様な雰囲気になっているように見えます。民主主義の原則が通用しない空間なのですから。

引用部省略

こういう意見は、とても奇妙だと思います。自分にはバランス感覚があると思っているわけでしょう。けれども、他人のバランス感覚は信じていない。バランス感覚の基準は誰が決めるのですか? 私は、最終的には多数決しかないと思う。だから、広く意見をすくいあげたときに、この意見をおっしゃった方のバランス感覚は否定されるかもしれない。

この方、そうしたことを自覚していないように思われます。しかしながら、約束通り、私はなるべくバランスをうまく取るよう気をつけます。しかし、この方の考えるバランスの基準が、私のそれとは大きくずれている可能性があります。その点は、お含みおきください。

引用部省略

プリシラさんたちが強かったかどうかは怪しいところです。当初は怒っていましたから。けれども、本当に自分で公開していた情報ばかりだったので、抗議を無視され諦めただけです。

なお、私は跡地の件関連で、プリシラさんや間宮さんの個人情報は何も書いてこなかったつもりです。今回も、私はそうした情報には一切興味がありませんので、私の記述には個人情報の暴露(といっても公開情報のまとめなのですが)などは出てきません。

引用部省略

そんなものは気にしない、というのが私の発想です。今、騒動関連で公開権の侵害などという話が出ていますが、それをいうなら、こういった宣言など無視するべきなのです。この手の矛盾が提言騒動に多い理由も、私にはよくわかりません。なぜ「間違ったマナー」にしたがうのか、ということです。それがOKなら、先発優先だって……というわけです。

引用部省略

そうなんですよ。だから、今の流れは行き過ぎているわけです。公開権の侵害の怖れなどを持ち出して、徹底的に提言を排除しようとしていますよね。動機はともかく、提言自体は穏当な形に書き換えることで、生き延びうるものだったはずです。

ひとつの意見が、もう金輪際主張することまかりならんという方向で封殺され、そうして騒動の収束を図るというやり方は、いささか無理があると思います。というのは、提言が短期間に一気に広まった背景には、「需要」の存在があるわけです。多勢が提言を待ち望んでいたのです。そのことを無視して、ただ単に提言の発案者たちを反省させればいい、提言を理屈で批判して完膚なきまでに叩きのめせばいいというのでは、問題の根源が解決されません。

人は理屈で負けたくらいでは、自分の価値観を捨てられません。提言を望んだ人々の需要も満たす譲歩案、あるいは毒を抜いた改訂版提言が認められない限り、集いメンバーばかり改心させても話は終わりません。

目先の騒動はそれでおさまるかもしれませんが……。

というようなことを、また考えました。それはともかくとしまして、私の理解する範囲内でご意見に配慮した上で、提言への言及はさせていただきます。

------------------------------
徳保隆夫
***@hotmail.com
../../

補注

3月9日1時37分に倉庫番さんよりメールをいただきました。上記はその返信です。