スタイルシートのテンプレートにちょっと手を加えただけでも Rebuildしないとサイトに反映されないし、少しずつ変更してそのたびにRebuildしてたのではサーバーにも負担をかけてしまう。ところが、Rebuildしなくてもスタイルシートの変更を反映させることができるという話を聞きました。やり方はとっても簡単。
- 「テンプレートの編集」よりスタイルシートのテンプレート(styles-site.css)を開く。
- 「インデックス・テンプレートを再構築するときにこのテンプレートを自動的に再構築する」のチェックボックスからチェックを外す
- 「このテンプレートにリンクするファイル」に、スタイルシートの名前(styles-site.css)を入力して保存するだけ。
これで、スタイルシート変更のたびに再構築する手間が省け、サーバーへの負担が少し軽くなります。
そういうやり方もありますが、単純に、テンプレートにこう書けばいいんじゃないですか。
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" dir="ltr">
<head profile="http://purl.org/net/uriprofile/">
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=<$MTPublishCharset$>" />
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css" />
<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript" />
<title>タイトル</title>
<link rel="stylesheet" href="***.css" type="text/css" media="screen,tv" title="css_title" />
以下略
これなら、FTP で CSS ファイルをアップロードするだけでデザインが修正されるわけです。ブラウザから更新するんだ、という発想にしがみつかなければ、グッと自由度が広がります。CSS は変更時期に集中して修正アップロードを繰り返し、その後はしばらく触りません。あるいは、変更前にローカルでいじり倒したいものでしょう。もともとブラウザから更新するという形態に、あまり利益がありません。エディタで作成し、ローカルでチェック、そして FTP ツールでサーバにアップロードする。この手順でいいと思うのです。
CSS 切り替えとか、CSS 振り分けとか、そういったあれこれをやりたい場合には、やっぱり FTP ツールでファイルを上げるのが一番シンプルだと思います。MT にいろいろプラグインを入れていったら何でもできるのかもしれませんが、何でもかんでもブラウザでやろうとすれば、どこかに無理がきます。たかがファイルのアップロードとはいえ、FTP は FTP ツールに任せた方がいいんじゃないでしょうか。
私が MT を使っているのは、テンプレートを利用して、ひとつの入力から3種類の記事を出力するためです。他に理由はありません。プラグインを導入しても MT でマークアップをするのは(あまりにやりにくくって)我慢なりません。たかが CSS ファイルひとつをアップロードするたびに、余計な画像ファイルをたくさん読み込まねばならないのも不愉快です。だから私は手許のエディタで原稿を編集しているし、CSS ファイルは FTP でアップロードしています。