趣味Web 小説 2006-05-09

poor なマークアップ

以前にも書いたが、私がブログツールを使いはじめたのは、閲覧者の希望を、自分の手間を(あまり)増やさずに実現するためだった。そのオマケとして自分自身にとってもありがたいことがいくつか実現されたので、数年間、こうしてツールを使い続けている。

しかしまあ、いちいち見出しを考えるのが面倒くさいということは私も常々思っていることであり、2003年ごろと比較して100字程度の短文記事が激減してしまったのは、投稿の敷居の高さが上がったためではないか。記事ごとに見出しや URI 決定用の文字列を指定するくらいは些事だ、との判断だったが、見込みが甘かった。

真名垣さんは今、各記事に id 属性を指定するのが面倒だと仰っているが、私はこのところ、マークアップ自体、面倒くさいと思っている。しばらく前から cite 要素のマークアップはやめているし、strong 要素や em 要素の使用も長らく絶えている。よく考えてみれば、たかが日記を書くのにいちいち「ここが強調したい部分」と明示せよ、なんて教育は受けていない。ウェブ日記だからといって、そうしなきゃならないものでもなかろう。poor なマークアップの文書でも、公開されればそれなりに需要がある。これはこれでいいと思う。

昨年はてなダイアリーを試用したり、Wiki を使ってみたりしたことも、この流れの中に位置づけることができる。不便に感じたり、不満に思う点もあったが、更新の省力化を優先してみたのだった。

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