趣味Web 小説 2007-12-17

自分の心に響く言葉で

アンケートの回答者層を見ると、中間管理職が多いみたい。コメント欄とかもすごいことになってるんだけど、とにかくもう他人を攻撃する言葉ばっかり並んでる。自分の無力さにゲンナリ、部下に申し訳ない、みたいな発言がない。不思議。

この記事を書いた意図はいろいろあるんだけど、中でも大きいのは、いじめの「加害者体験」を書く人が、もっともっと増えてほしいということ。他人事のように「いじめよくない」「許せない」という人であふれてるでしょ。被害者の体験談もたくさんある。明らかに足りないのが、加害者の言葉。

絶対、加害者の方が多いんですよ。私も一応、両方の体験があるけど、冷たい傍観者の立場、ようするに加害者に与する立場であることが多かった。そのことを当時も今もずーっと悲しく思っていて、そのキリキリくる感じだけが、自分の歯止めなんだと思う。そのあたり、何とか伝わったらいいな、と思って書いた。

記憶の中の「小学生の自分」が、「ばあか、そんなの、キレイゴトだろ」って嗤うような、そんな言葉に力があるのだろうか。「ひどい」とかいってエラソーに断罪するんじゃなくて、加害者の立場を自覚しながら、いじめはよくないって、自分の心に響く言葉で、みんな、もっと書いていこうよ。

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