C-0067 ATOK のユーザー辞書が壊れたときは
- 2001/6/27
※ここに掲載している情報は間違っている可能性が非常に高いので、信用してはならない。これらの情報を信用してアナタが不利益を被ったとしても、それは全てアナタの責任である。
ATOK を使っていると、たまに変換時に 辞書ファイルが見つかりません などのメッセージが出て一切の変換ができなくなったり、特定の語を変換すると Windows がフリーズしてしまうことがあります。これは ATOK のユーザー辞書が壊れてしまったせいで、こうなるとそのユーザー辞書はもう二度と使えません。
とはいえ、一部が壊れただけで全部が使えなくなってしまうというのは理不尽な話。実は ATOK14 以降では、この点が改良されていて、壊れたユーザー辞書の中の無事な部分をサルベージできるようになっています。以下にその手順を示してみました。
- ATOK のプロパティを開き、「辞書・学習」タブを選択
- 「学習」の項目の「詳細設定」ボタンをクリック
- 「学習・登録詳細設定」というダイアログが開くので、一番下にある「ユーザー辞書のクリア」というボタンを惜しげもなくクリック
- ATOK のプロパティを閉じ、今度は辞書ユーティリティを起動
- 「辞書合併」を選択し、読み出し辞書の「辞書設定」をクリック
- 辞書選択のダイアログが開くので、「参照」をクリック
- ファイル選択のダイアログが開くので、下の方の「辞書ファイル」という部分をクリックして「すべてのファイル」を選択
- 今まで表示されていなかったファイルがすべて表示されるので、その中から「 Atok14u1.$ic 」というファイル(ユーザー辞書の拡張子が「$ic 」になっているもの。クリアした辞書のバックアップファイルです)をダブルクリック
- 書き込み辞書で「標準辞書」を選択
- 「単語コメント情報を合併する」にチェック
- 「実行」をクリック
このような操作を行うことで、壊れたユーザー辞書から無事な部分だけを抽出することができます。いざというときは試してみてください。
※ユーザー辞書の壊れた辞書セットが標準セットではない場合や、ユーザー辞書を自分で変更している場合などは、解説を適宜読み替えてください。