N-0012 Web ページをローカルに保存するときの便利技

ここに掲載している情報は間違っている可能性が非常に高いので、信用してはならない。これらの情報を信用してアナタが不利益を被ったとしても、それは全てアナタの責任である。

インターネット上の Web サイトをそのままローカルの HDD 上に保存する…… InternetExplorer 5.0 以降ではこの機能を標準でサポートしています。「お気に入り」に登録する際に「購読」あるいは「オフラインで使用する」のチェックを入れておけば、その Web サイト全体をローカルに保存することができます。ただし、これを行うと「サイトの全てのデータをダウンロードする」ので、時間がかかってしまうのが欠点です。

これよりもっと手軽なのが、 Web ページを保存する機能。「ファイル」→「保存」を選択することで、今見ているページだけをローカルに保存できます。何かのリストやコラムなど、1ページだけで完結しているものなら、こっちを使った方が便利でしょう。この時、普通は「ファイルの種類」欄に「 Web ページ、完全」が選択されています。この状態で保存を行うと、今見ている HTML ファイルだけでなくそこで使われている画像ファイルなども同時に保存してくれます。これは非常に便利なのですが、 HTML ファイルと関連ファイルがバラバラのままに保存されるので、ファイル管理が少し面倒です。

ここで、意外と知られていない裏技をご紹介。「保存」するとき、「ファイルの種類」欄に「 Web ページ、単一のファイル」あるいは「電子メール用の HTML アーカイブ」を指定してみましょう。すると、なんと!  Web ページが一つのファイルにまとまって保存されるのです。これならファイルの管理も楽ですね。僕はしょっちゅう使ってます、この機能。

上記の方法で保存される「 .mht 」ファイルは、元は E-mail でページを送信したり HTML メールを送ったりするときに使われるもののようです。どういう仕組みかというと、メールに画像などを添付するのと同じ要領で、ファイル中に画像なども埋め込んでしまうわけですね。

この「 .mht ファイル」、当方で確認した限りは NetscapeCommunicator ( Navigator )4.7でも問題なく表示できました。おそらく4.0以降なら OK なのでしょう。ページ上部に「このページは IE で保存された」旨のメッセージが表示されるが、まぁこの程度なら許容範囲だと思います。

ちなみに、こうして保存したファイルでも、「名前を付けて画像を保存」などを使うことで画像を取り出すことができます。コメント付きのギャラリーページを手元に保存したいときにも有効ですね。