[2002.02.25]
ハーボットは重いので、必要でなければ外された方がよろしいのではないでしょうか。また全体をひとつのテーブルに入れているのですが、現状程度でとどめているうちは問題ないとしても、より長大にしていかれるのであれば、適当にテーブルを分割するようにしましょう。
せっかくCSSを使っていらっしゃるのであれば、物理タグの使用は止めていったほうがよいだろうとは思います。けれども、そのあたりは勉強の進み具合と相談することが大切だと思います。よく勉強しないと<FONT>や<B>を<SPAN class="〜">で全部置き換えるといったことになりがち。それでは本質がわかっていないことでは同根ですし、さして意味もありません。勉強した気分になる分むしろまずいかな、と。論理マークアップ+CSSになるよう、じっくり勉強されることを希望します。
ピンクでまとめたデザインは男性の閲覧者にはどう見えるのかというご質問ですが、参考1の管理人が男性だったりしますし、とくに問題はないと思います。でもなかなか、友人の前で見るにはつらいデザインかもしれません。一人で見る分にはOKですが。
さて、デザインについてもう少しだけ。ページごとにだいぶデザインが変わるのは気になります。全ページ同様のデザインでまとめられるべきです。内容をテーブルに入れるというところまでは共通させているわけですから、さらにページ全体の背景画像、テーブルの色、幅、配置を揃えましょう。それだけで今よりずっと洗練された印象のサイトになります。
サイト内移動で新しくブラウザを開くのは意味がありません。
内容ですが、漫画が上手ですね。掲示板は訪問者が少ないうちは一つくらいにして、漫画を友達のサイトにプレゼントしたりしながら、具体的で積極的な交流を増やしていかれた方がよいかもしれません。楽しく運営されている様子なので今のままでも十分よいような気もしますが。
URI:http://www2.ocn.ne.jp/~kamon/ [2002.02.26]
FLASHを使用されている分、読み込みは遅くなっています。FLASHは必要最小限となっているわけですが……。
また、全体的に画像の使い過ぎです。例えば表紙ですが、各コンテンツの説明文がすべて画像になっているのはどういう理由なのでしょうか。背景画像と文字サイズ固定テキストの組み合わせにすれば、だいぶ軽くなるはずです。可能な限り画像無し、テーブル無しでデザインしようと考えることが大切です。
さすが家紋の専門家だけに、素晴らしいセンスのサイトです。しかし同時に、典型的な失敗をしていらっしゃいます。
Web以外のデザインに慣れた方は、製作者の思い通りの表示結果を追い求めるあまり、解像度耐性のないサイトを作ってしまいがちです。家紋日本もこのパターンで、1024×768を越える画面でも、それより小さい画面でも、パッとしない表示結果になります。とくに小さい画面で見た場合は悲惨で、目次である左フレームがスクロール禁止になっているために、サイト内移動そのものに支障が出てしまいます。
ひたすら画像とテーブルでデザインすることには、いろいろな意味で限界があります。まずは文字をテキストにすることです。その途端に表示結果の制御に多くの問題が生じ、てんてこ舞いされることと思いますが、その過程でWebにおけるデザインが見えてきますし、多くのノウハウも身につくはずです。
ナビゲーションがすべて画像なのですが、代替文字が指定されていないので、画像が読み込まれるまでどこへも行くことができません。img 要素に代替文字指定は必須です。こればかりは改善すべきところではないでしょうか。特定環境で閲覧した場合にのみ、きれいでカッコよいのでは困るのがWebデザインの難しさなのです。
販売が主目的の場合は、商品を最も目立つように配置する必要があります。Amazonやsonystyleを例にあげるまでもなく、売るためのサイトはどこでも、商品広告そのものといったページデザインでまとめられています。
ですから、私なら表紙は「オリジナルグッズ」にします。そして注文や詳細へのリンクはページの最上部か右側に、目立つように色を変えて配置します。とりあえず注文ボタンが目立っていないのはよろしくありません。
……とはいうものの、販売をメインにするのが本当によいのかどうかは、難しいところではないかと思います。物を売るのは大変なことですし、現状のサイトが「紋章上絵師 堀米智也」の自己紹介サイトとしてよくまとまっているからです。物販の困難さといえば、例えば毎日10000人以上が見ていたムーノーローカル(最終的に総計1000万ヒット弱)でさえも、閉鎖の記念に作成されたTシャツは300枚しか売れなかったことからもわかります。
[2002.02.27]
無駄にバナーが多いので、それなりに読み込みに時間がかかります。
ずらずらと書き並べるパターンが目立ちますが、せめて更新順にコーナーを並べている部分と同程度の情報整理は行ってほしいところです。関係あるのかないのかよくわからない情報が並列で紹介されており、目も頭も疲れて、いささかげんなりします。
略
広告そのものが価値を持つという趣旨のサイトとお見受けしましたが、私にはその良さがわかりませんでした。いずれにせよ、整理されていない情報の羅列では価値もあまりないのではないでしょうか。
URI:http://homepage1.nifty.com/ima-dame/ [2002.02.28]
豊富な内容をうまくコンパクトにまとめることに成功しているのではないでしょうか。
表紙はすっきりとまとまっていますし、文字も読みやすくてよいのですが、サブコンテンツが軒並みまとまりのないデザインになっているのは残念です。背景は全ページで共通させておきましょう。また、左寄せのページとセンタリングされたページが同じコーナーの中でさえ混在するのも、統一感を壊す元凶となっています。文字サイズやテーブルのセル内の寄せ方向の統一とともに、ぜひ改善に取り組んでいただきたいところです。
表紙に戻るリンクがあったりなかったりしますが、ぜひ全ページに用意しましょう。またリンクに画像を用いるのであれば、どのページでも同じように画像を用いることにしましょう。
長年続いてきたサイトだけに、さすがの情報量です。楽しく笑えるネタばかり千本近く……一気にたくさん読んでしまって、もうお腹いっぱいです。楽しませていただきました。
[2002.02.28]
StrictなHTMLの力はさすがですね。もしテーブルで組んでいたら、こうスパッと表示されることはなかったでしょう。
まさかCSSコミュニティー(笑)のつきねこ様ご本人だとは……。私はCSS装飾を勉強中の身ですから、「こんな風にできたらなあ」と思い何度もお邪魔させていただいたことがあります。結局は自分でCSSファイルを書くのに飽きて、あちこちで配布されているファイルをちょっと改造するなどしてお茶を濁しているわけですが……。
さて、私の見たところ気になるのは、やはり読物サイトとしては文字が薄いということくらいでしょうか。それ以外にはこれといった問題は見当たりません。CSSデザイン対象2001で高評価を得ただけのことはありますね。「CSSなしでは実現困難なデザイン」を非常に自然に見せることに成功しています。
ついに私が導入を見送った「パンくずリスト」が全面的に導入されているのが目をひきます。私はつい最近まで、しょっちゅうサイト構造を変更し続けておりましたから、そのたびにいちいちリストを書き直す手間を惜しんだのでした。一般にパンくずリストはメインのナビゲーションとはなりえないのですが、全ページに導入なさることでしっかりその役を果たされているのはさすがです。
とはいうものの、とくに初心者の方がつきねこ様のサイトを訪問されますと、道に迷いやすいだろうと思います。その理由を簡単に説明します。
まず、ほとんどの閲覧者は最新の日記だけを読むはずですが、一般的なことをいえば、その最新の日記は表紙に置くべきです。現状では最新の日記へのリンクをクリックすると、なぜかステータスバーに現れたのとは違うアドレスのページへ行ってしまいます。しかも、階層の深さが通常予測される第2層ではなく、えらく深い場所です。これではいきなり混乱してしまいます。
文章を論理的に組むのと同様に、目次としてのリンクは論理的に組まなければなりません。ただしつきねこさんのサイトは更新分を順次読ませていくという点が通常の書籍(あるいは既定のデータベース的な情報を提供するサイト)等と異なっておりますから、一般的な論理構造そのままにサイトを組むのはうまくありません。閲覧者の自然な閲覧の流れを論理構造に落とし込む必要があります。
最新のテキストだけ表紙に置くサイトがテキストサイトには多いわけですが、これは本の構成としてはどうかしているけれども、サイトの構成としては理にかなっています。つきねこさんは最初から整理されたログファイルの最新版へジャンプさせていますが、これはデータの組み方としては間違っていませんが、ふつうの読者にとって直感的ではないやり方です。(ただし直リンクを添えた文章の引用が頻繁に行われるCSSコミュニティーの特殊性を考えれば、最新の更新に固定URI を持たせることの方が重要かもしれません)
一事が万事で、サイトマップを拝見しますと、どうも表紙の目次からは窺い知れないサイト構造になっていることがわかります。表紙の目次がそのままサイト構造を示すサイトが世の中の大半を占めておりますので、そうした意味でもindexになっていないindexはわかりにくく、迷子を生む原因となっています。
アンテナ云々など、なじみのない人には説明無しではさっぱりわからないものですが、客層が客層なので問題ないのだろうと思います。同様に、ふつうつきねこさんのようなテキストサイトに作者のまともなプロフィールがあることは非常に稀なわけで、やはりそれもないままでよいはずです。私は、ジャンルと客層が、それを求めていないと考えます。(あればあったで問題ないのですが)
それにしても毎日豊富な話題を用意されていることに感心してしまいます。