Webサイトデザインアドバイス

Advice

RUI's UNDERGROUND HERITAGE

[2002.02.14]

表示速度:

内容と比較して、十分に早いという印象です。私はケーブルテレビを利用していますので、ひどく遅い場合以外はよくわかりませんので、この辺はある程度印象批評になっています。

視覚効果:

カッコよく仕上がったサイトですが、細かく見ていきますと、気になる点もたくさんございます。

フレームメニューのスクロールバーが常時表示される設定ですが、珍しい手法なので、多くの閲覧者に違和感を与えるはずです。必要ない場合はスクロールバーを表示させない設定に変えられた方がよいように思いました。また、私はIE6で見ているわけですが、メニューに必ず横スクロールバーが生じるのがとにかく気にかかります。もう少しメニューの横幅を広げられるか、あるいはボタンの画像を小さくされるできでしょう。

上部フレーム内の要素はセンタリングされていますが、私は左寄せをお奨めします。人間の目は左上から画面を見るものですから、左上にサイト名の入ったロゴを置き、そこにトップへのリンクを張るというデザインが最も安定していると考えます。

私は常に文字サイズ最小で閲覧しておりますので、サブメニューの文字が小さくて困りました。メニューの広さが限られているので苦肉の策でしょうが、それならばメニュー部分だけ文字サイズを固定するのが常道です。文字サイズ固定が嫌な場合は、フレームを横に切るという選択もありえます。

操作性:

アクセス解析が表紙にあるのはもったいないように感じます。何割かの読者はmenu.html にブックマークされることと思います。ですから、あまりアクセス解析の効果がないのではないでしょうか。

また検索エンジンへの対応も少しずつ進められるとよいでしょう。検索エンジンは文中の単語に反応しますから、検索結果に上がってくるのは確実にフレーム内のページです。とくにるい様のサイトはデータベース的なサイトですから、検索エンジン対策は非常に重要です。例えば「椎名林檎」で検索すると以下のページがひっかかってきます。

ご覧いただければおわかりの通り、これではサイトの宣伝になりません。なぜなら、どこにも他のページへのリンクがないからです。ページの一番下辺りに表紙へ戻るためのリンクを入れておくべきです。検索エンジン経由のお客様は多くはないかもしれませんが、検索エンジンへの対応はサイトそのものの操作性向上にも役立つはずです。

続いて常連読者様向けの操作性についてですが、問題点がいくつかります。最大の問題は、「日記」をクリックしても日記が読めないことです。日記の説明を通過し、読みたい月を選んで、ようやく日記を読めるわけです。表紙から数えてクリック3回は幾分多いと思います。

ReadMeに登録されているのでご存知でしょうが、たいていの人気サイトは表紙に日記があります。つまりクリック0回で読めるのです。あるいは日記に直接ブックマークしてもらえるようになっていたりします。ReadMeアイコンは当然、表紙ではなく日記の方に貼ってあるわけです。そうした配慮はもちろん、閲覧者の負担を軽減しますけれども、サイトにとってもじつはメリットがあります。何を表紙に持ってくるのかを考えることによって、サイトの売りがはっきりするということです。

もし私なら、全コンテンツをまとめて表紙に連載します。最新の更新はなんでも表紙に載せます。ただし、3〜10日を越えたログはそれぞれのコーナーに収録するわけです。るい様のサイトの売りはサブカル言及なのですから、とくに特定のコーナーだけフィーチャーする必要性は感じません。どのコーナーの更新も全部表紙に載せれば、自動的にそれがサイトの方向性を指し示すでしょう。

最後にまた細かいことをひとつ。
メインメニューの画像にロールオーバーが仕掛けてありますが、あまりうまくありません。メニューにマウスを乗せると、そこが何のコーナーだったかわからなくなってしまいますよね。それは不便です。「アレッ?」となってしまいます。ロールオーバーをするなら、面倒でも元の画像を加工した画像が出るようにしましょう。

内容の充実:

あくまでもデータベースの構築が主眼ならば、現状のままでOKです。しかし、最新の更新を楽しみに、毎日のようにやってくる読者を得ようというのであれば、現状は大変もったいないものです。素晴らしい内容であればすなわち人気が出るというものではありません。データベースとして大量のアクセスを得るのはじつにじつに大変なことです。私はるい様のサイトに続いてほしいですから、途中で息切れしないためにも、最新更新を読ませるタイプのサイトへシフトされることを望みます。基本的にログの格納システムを維持されれば、そうしてもデータベースの構築には影響ありません。ぜひご一考ください。

補記:

800×600のサイズでみると、どうしても下の方のボタンが表示されない

ですから、一般的にはscrolling="auto"として、必要な場合のみスクロールバーが表示されるようにします。現状ではスクロールする必要のない場合でもスクロールバーの部分にグレーの帯が出ます。これは非常に珍しいデザインなので、混乱を招くわけです。

1600・1200くらいのサイズでみたらスカスカなんでしょうね。

私が思うには、タイトルロゴを左に移し、全体を左寄せにしたらよいのではないかと。右上なら空白があっても気になりにくいので。フレームと文字サイズについては、以下のページが模範例となります。メニューは文字サイズ固定、本文は可変。

最新更新はトップに記しているのみですが、そこからリンクを張るべきかもしれません。

いろいろ難しい部分があるかと思いますが、もし可能なら、そうされますと常連の閲覧者には便利だろうと思います。

なお、こちらのサイトは本稿公開時点[2002.02.25]で既にリニューアルされております。

新時代革命児ジャスティスの部屋

[2002.02.14]

表示速度:

速いですね。問題ありません。一般的に、いきなりMIDI が流れるのは絶対にやめた方がいいといわれるのですが、常連のお客様が既に多勢いらっしゃるのなら、現状のままでもいいでしょう。ただ、流れ文字はほぼ無意味です。ブラウザの処理も重くなりますし、私はやめた方がよいと思います。

視覚効果:

日記と小説だけ背景色が白なのですが、それでしたらフレームのメニュー以外は全ページの背景色を白に統一するべきです。ページによって背景色が違うのは、少なくともカッコよくありません。

小説も含め、ひたすらセンタリングでレイアウトされているのですが、これは大変に読みづらく感じます。少なくとも小説でセンタリングされたレイアウトというのは、今ではまず考えられません。小説で読みにくいものはふつうの文章でも読みにくいというわけで、基本的にセンタリングのレイアウトはやめた方がよいです。フレームのメニューも、トップページなどの説明文も、センタリングをせずにテーブルに入れるか<blockquote></blockquote>を使うかで左右に空白を設定して、文字自体は左寄せにすべきなのです。

デザインの基本事項がまとまっているサイトを紹介します。

以下に紹介するページには小説のレイアウトについて詳しい説明がありますので、こちらもぜひ参考になさってください。

操作性:

とくに小説について。進むリンクと戻るリンクくらいは置いておきましょう。本文のページにリンクが何もないので、さすがに読むのが面倒でした。

内容の充実:

プログラムが大人気のようですね。大変なキラーコンテンツになっているようですから、内容の充実面には問題ないようです。ふつうはなかなかそういったキラーコンテンツが作れずに苦労するものです。

補記:

特にセンタリングを好まない人は中高年の方に多いようですね逆に若者はセンタリングを好むようです

私も若いつもりなのですが……。じつは年齢を問わず、Webサイト作成の初心者はセンタリングする傾向があります。Webページの横幅と文字サイズが閲覧環境に左右されることから、文字がページの幅いっぱいに広がってしまうのを嫌ってセンタリングをするようです。

若者がセンタリングを好むという説には疑問があります。私はずいぶん多くのサイトを見てきましたが、人気サイトで常時センタリングを用いているサイトはほとんどありません。たまに、特殊な効果を狙ってセンタリングすることはあっても、全文を常にセンタリングするサイトは非常に珍しいのです。

人間の目を動かす筋肉の働きや、脳の認知機構から考えても、センタリングはよろしくないことがわかっています。人は繰り返しのリズムを好むのです。センタリングは行の折り返しがランダムで、読む者の眼筋と脳を疲れさせます。ぜひ多くのサイトを回ってお確かめください。

小説がメインではじめたのにいつの間にかプログラムのほうが人気が出てしまいました。なんとも複雑な気分です(^^;;;;

それは私も同様で……。ただ、私の場合はそれで旧サイトをたたんで逆に評判のよかった内容だけで新サイトを立ち上げてしまいました。なんとなくやりたかったことがわからなくなりまして。まあ私の場合は元がいい加減だったということですね。justice様はぜひ、楽しくサイト運営を続けていってください。

こちらのサイトは本稿公開時点[2002.02.25]で既にリニューアルされております。

余録:拝啓、vincent.様

[2002.02.17-20]

Advice No.023 にて私はvincent.様のサイトへリンクを張りましたが、この件についてvincent.様よりご意見をいただきましたので、ご紹介させていただきます。ただし、私の書いたvincent.様宛の文面のみです。

vincent.様

貴サイトページ内Advice No.23において、余り好意的でない(と受け取れる)文章が記述されておりますが、当方が運営する3rdサイトを参考としている理由をお聞かせください。

いくつ目のサイトであろうと、文脈に影響はありません。私はデザインについての初歩的なアドバイスをしておりますが、デザインをよくすればアクセスアップにつながると考えている方があまりにも多いのです。そうではないということを示すためには、デザインはよいが、とくに大勢の人を集めるようなコンテンツのないサイトを例にあげるのが最もわかりやすいということです。

また、他の参考サイト記述の際はどのような対応をされているのでしょうか?

世の中に公開されたものは、すべからく批評の対象となります。それが好意的なものとは限らないのは当然です。今回の記述の場合、「呆れるほどお客様が少なく」と書きましたが、20〜30人/日という来訪実数と比較して、事実を記したのみとさえいえるものと考えます。つまり批評以前の記述に過ぎないのです。

特に問題はないのですが、参考として記述されるのであれば、事前に当方にもご一報いただけたらと感じましたので、メールさせていただきました。

私はその必要を感じません。あらゆる個人サイトが、例えば小泉首相について少々記述する際に、いちいち事前に連絡をとらないのと同じことです。

vincent.様

先ほどのメールで貴方の質問に答え忘れた項目がありました。

当方が運営する3rdサイトを参考としている理由をお聞かせください。

本職デザイナーの方はお仕事が忙しいのか、自サイトの更新には熱意のない方が多く、毎日カウンターの数字を比較すればさして閲覧者の来ていないことがわかるサイトが大半です。しかしそれでも総ヒット数は大きいことが多く、私は苦慮しておりました。パッと見てアクセスの少ないことを示すには日別カウンターが必須なのですが、本職デザイナーのサイトで日別カウンターを表示している例は珍しく、WebCreatersVol.2で知った貴サイトはまさに理想的でした。vincent.様のサイトは3サイトいずれも100ヒット/日未満であり、例に挙げるに適切でしたが、とくに総ヒット数が小さいことから、3rdサイトを選択させていただきました。

なお、無断リンクについては下記ページからリンクされた大量の情報を一通り読みこなした上での判断です。ご参考まで。

vincent.様

まず、届いていない1通目のメールの内容を再掲致します。

02/02/17 23:49

以下、あらためて回答させていただきます。

あなたの文章は説明不足だ、と言うことを伝えたかったのです。前後の関係を何度も読み返してみても、「vincent.は本職デザイナーにもかかわらず、ヒット数の少ないサイトしかデザインできない」このようなことしか読みとれないのです。

「いかにデザインが素晴らしくても、ヒット数には結びつかない」ということを説明するために、vincent.様のサイトを挙げました。私は逆に、泣けてくるほどひどいデザインにもかかわらず多くの閲覧者を得ているサイトを数多く知っております。私がここで「デザイン」を単に「見栄え」という意味で用いていることにご注意ください。おそらくこの点がすれ違いの根本原因ではないかと考えますが、いかがでしょうか。

そして、「ヒット数の少ないサイト=悪いサイト、ダメなサイト」と言う図式が暗に伺えるのです。

もともとアクセスアップを求めてデザインのアドバイスを求める方があまりに多いことが話の前提です。暗に、などという話ではなく、はっきりヒット数を増やしたいと願う方が多いわけです。その期待に対して、「私はデザインについてしかアドバイスできない。そして、デザインがいい=ヒット数が多い、ではない」と答えた、というのが問題とされた部分の文脈です。

デザインについて講釈をするのであれば、ヒット数云々を論じるのではなく、コンテンツそのものについてアドバイスすべきでは? と言うのが私見です。

私はコンテンツをどうするのかについてアドバイスするつもりはありません。ですからアドバイスの際にいちいち「私のいう通りにしてもアクセス数が増えるとは限りませんよ」といっているのです。見た目をよくすることは、たいていの場合、現在の閲覧者へのサービスに過ぎないと考えております。新しい閲覧者を呼び込むにはもっと他のアプローチが必要だと。

また、リンクフリーについての解釈ですが、無断リンク云々について言っているのではなく、的確な意図を持ってリンクを張るべきだ

私は的確なリンクだったと考えております。くりかえしますが私の意図は、「デザインがよくなればアクセス数が増えると考えるのは間違い」というものです。その説明のための、「デザインが素晴らしいにもかかわらずアクセス数が少ない」例なのです。よりよい例があれば教えていただきたいです。

判断材料についても、他者の意見に依っている所(リンクを張ってそこを読め、と言う方法)など、自分の意見、言葉を持って相手に伝えるべきでは? と感じます。

1通目のメールに記述しておりました。

例えば、「超ダサダササイト→http://〜」と、このようなリンクを張られたサイトの管理者が、そのことを知ってしまったらどのように感じるでしょうか? 少なくとも発見した際、不快な気分になった、と言うことは事実です。

批評が愉快なものである必要はないと考えます。文学賞の選評と同じで、当人がどう思うかといったことは問題になりません。

このことについて、「参考サイトの管理者からこのようなメールをいただいた」と言う事であなたのサイトに訪れるビジターに、こちらの言っていることが分かるかどうかを問うていただきたい

あのリンクをvincent.様が不愉快に思われるのは当然です。誰に問うまでもないと考えます。また、それ以上のことは、閲覧者に意見を求めるような性格の問題と感じません。

Webデザインについて云々する者が、そのような配慮もされず、「リンクフリーだから何をやっても構わない」と考えているならば、それは間違いである、と断言します。

それは新聞や雑誌に報道の自由があるとはいえ、名誉の毀損までは認められないという問題と同様に考えるべきでしょう。つまり現実問題として、「相当程度まで許される」ということです。

Webは、コミュニケーションツール

意見の相違ですね。私は一種の「作品」としてWebサイトを捉えております。したがって当然、赤の他人が批評の対象としても何ら問題はないだろう、ということです。以上です。

補記:

結局、「いかにデザインが素晴らしくても、ヒット数には結びつかないということです。」の一文を追加いたしました。

(有)らいと企画

URI:http://r-project.jp/ [2002.02.24]

表示速度:

どのページも問題ないようです。

視覚効果:

有限会社のサイトという体裁ですが、あえて個人サイトとみなして意見させていただきます。

色合いでサイト全体の統一感を図っておられるのだろうと思います。爽やかで、美しいデザインですし、半ば成功しているように見えます。

しかしながらページのレイアウトがコーナー毎に異なっているため、全体としては印象が散漫です。そしてまた、操作性もよくありません。ナビゲーションの配置を左か上か、いずれかに統一しましょう。フレームを使うのか使わないのか、はっきりさせましょう。私は、フレームを使った方がよいと思います。

「気になる話」のデザインが一番シンプルでわかりやすいので、できれば全コーナーを「気になる話」に合わせるとよいでしょう。表紙も同様です。左上にメニュー、左下に更新情報というように。掲示板はもちろん、フレームを解除せずに右側に表示するわけです。なお、「気になる話」の検索システムは下に置くべきだと思います。また表紙の更新情報は、文字のスクロール量が大きすぎます。巷の電光掲示板のように、狭い領域内で文字が入れ代わるようなきびきびしたデザインにし、間延びした感じを払拭しましょう。

操作性:

前項の繰り返しになりますが、各コーナーのデザインが異なるため、表紙へ戻ることひとつとってもいちいち考えなくてはなりません。決まったところに所定のものがある、というデザインを心がけますと、操作感が軽快になります。

フレームを使う選択をなさっていますので、全ページにそれを徹底させていかれるとよいでしょう。「似非セキュリティー」は内容豊富なコンテンツで、一読その全体像がつかめなかったのですが、フレームを導入してコーナー内移動を整理されると、わかりやすく使いやすくなるでしょう。

もし私がサイト全体をリニューアルするとすれば、フレームは3分割にします。まず上下に切り、続いて下のフレームを左右に切ります。上のフレームはグローバルナビゲーションです。各コーナーと表紙へのリンクを張ります。左のフレームはローカルナビゲーションです。コーナー内移動に使います。右フレームはコンテンツ、本文です。ありふれたデザインですが、そのぶん安定しています。

内容の充実:

いろいろあったコンテンツがだいぶ閉じられてしまっており、サイトの方向性はよくわからないのですけれども、全体を見渡していかにも個人サイトといった印象を受けます。それは決して悪いことではありませんが、しかし「何々のサイト」といった印象を構成する最大要因が管理人のキャラクターになってしまう事実は受け入れる必要があります。となると表紙にある日記が重要な意味を持ちます。

セキュリティーの話は興味深く読ませていただきましたが、例えばこれをメインにやっていかれるのならば、サイト全体がそのコーナーを応援するような構成でなければなりません。現状はそうなっておりませんで、日記書きがセキュリティーの薀蓄を語っているように見えるわけです。サイトのメニューの並びからしてそうなっているわけなんです。「セキュリティーに詳しい人が日記も書いている」とはどうしても見えません。

繰り返しになりますが、それが悪いというわけではないのです。私はむしろサイトのコンセプトとしては現状を維持し、「いかにも」な個人サイトを続けられるべきだと思います。そのほうがサイトを運営していてつらくならないだろうからです。日記をつけるような、自分史を現在進行形で書くような、そんなサイト運営はひとつの理想形とさえいえます。

というわけで、他人にはサイトの方向性がどのように見えているか、というご質問への答えは「様々なことに興味がある方の個人サイト」となります。色合いも含め、理系っぽいという感じはします。

最後になりましたが、新デザインであるという似非セキュリティーのデザインについて簡単に。パンくずリストなど、随所に意欲的な試みが見られるのですが、全体の構成がつかめないという重大な欠点があります。最も簡単な構成は、全ファイルがひとつの流れの中に配置されているというものです。

しかし例にあげたようなサイトであっても、全コンテンツの一覧を最初に見せています。それなりに内容豊富なコーナーですから、目次は必要でしょう。

補記:

その「パンくずリスト」ですが、「できるだけ現在位置がわかりやすいように」を考えた上での選択でした。

パンくずリストはメインのナビゲーションにはならないのです。必ず他のナビゲーション手段とセットにする必要があります。私が例に挙げた2つのサイトの使用しているナビゲーションは、その点、なかなか明解なものではなかろうかと思います。ぜひ、ご参考になさってください。また、パンくずリストの使用サイトとしてもう一例。

検索サイトからのお客に対して非常に不親切になってしまうこともあり、できるだけフレーム導入は現在避けている次第です。

私は現時点で表紙に強烈なフレームを導入している以上、他でも使うのが筋だと考えましたが、全ページからフレームを外すのであれば、それはまったく構わないと考えます。ただ、表紙だけフレームを使うというのはどうも理解できません。その逆の例は多いのですが……。

なお、フレーム使用の場合の検索エンジンへの対応としては、ZAKZAKの記事ページが模範例となります。なんとフレームを復活させるボタンの他にリンクが用意されていません。逆にフレームなしでも大丈夫なようにページを構成するという手法もよく使われます。実例を3つ挙げておきます。

フレームを外した場合のアドレスは以下の通りです。「それでも何とか閲覧できる」ことをお確かめください。

サイトの方向性についてですが、「様々なことに興味がある方の個人サイト」という表現は、わたしの現在の方向性そのままです。

「情報」ではなく「自分」と交流してくれる閲覧者を対象にしたサイト運営は、「趣味のWEBサイト」の王道です。楽しくやっていかれることを期待しております。[2002.02.24]

GO!GO!パニクルー

[2002.02.24]

表示速度:

けっこう遅いのですが、それは大きなテーブルを使用されているからです。テーブルは全部のデータが読み込まれるまで表示がはじまりません。人間は何も表示されないまままたされるのを嫌いますから、読み込まれたところから少しずつでも表示されるようにしたいですね。しかしテーブルによるレイアウトはきれいに決まっているので、これも大切にしたい。ではどうしたらよいか。

例えば、「リニューアルのすすめ」は一見ひとつのテーブルで構成されたページに見えますが、実は違います。じつは4つのテーブルを縦につなげているのです。そして上から3番目のテーブルには小さなテーブルをいくつも入れ子にしています。この工夫によって、タイトルがすぐに表示されます。目次も間もなく表示されますね。本文の表示はちょっと遅れますが、タイトルがまず出ているので、安心感があります。

というわけで、ハル様のサイトも同様にされるとよいでしょう。とりあえずタイトル、上、下の3つに分けましょう。カウンターはタイトルと一緒にしてはいけません。カウンターはしばしば読み込みに時間がかかるものですから。

さて、実際にやってみると「どうしてこうなるの」ということになりがちなのですが、注意点が二つ。

  1. テーブルの幅を固定する
  2. 枠線の幅を0にするか色を指定する

ふつうはこれでうまくつながって見えます。

視覚効果:

line-height:18px という記述がありますが、18px を 1.5em とした方がよいでしょう。文字サイズに関わらず改行幅を文字の1.5倍に固定できます。

全体的に、非常に苦労された跡が見られますね。たいへんよくできたサイトだといえます。まだリニューアル中なのか、あるいは古いファイルを全部直す気力はないのか、ちょっと判断つきかねるページもあるのですが、それでもデザインはよく統一されていると思います。(……名簿に書かれた年齢を拝見して驚きました。私は中学3年生くらいだと思っておりましたので……)

CGI を利用されているページだけ少しデザインが違ってしまうのは仕方のないことです。これだけできれば上出来です。人気のパニクルーをテーマにしたサイトがこれほど増えた現在、一日500ヒットという勝ち組に入られただけのことはありますね。

操作性:

小中学生のお客様が主な対象層のようなので、あまりいっても意味がないことかもしれませんが、大人も対象に含める場合には、非常にまずい部分があります。

JavaScript を用いたセレクトメニューによるナビゲーションは明解ですし使いやすくてよいのですが、JavaScript はポップアップ広告などを表示させるのにも使われており、またブラウザをクラッシュさせる場合もある危険な技術であるために、大人の方の一部は、JavaScript を使わない設定にして、ネットサーフィンをしています。そうした方には「レポート」のページなどは読むことができません。面倒だろうとは思うのですが、「ディスコグラフィー」のようにコーナーのTOPには目次を載せるとよいでしょう。

なお、「レポートTOP」内の「TOPに戻る」のURIが間違っています。index.htm ではなく index.html が正解です。また、ターゲットをしっかり指定して、フレームを解除するようにしましょう。

内容の充実:

充実したサイトです。あれもこれもとコンテンツがたくさんありながら、それぞれがなかなか充実しています。とくにレポートはたいへん素晴らしいですね。転載禁止といちいち書くだけのことはあります。ただですね、とくにラジオレポなのですが、リンクつきで転載OKにしてもいいんじゃないかと思いました。サイトの宣伝になるというだけでなく、それは立派な人助けになるんじゃないかと。

なかなかラジオの会話を全部(?)文字にしているサイトはなく、これがもし転載OKだと、多くのサイトにとって役立つはずです。リンクもなしに、自分で書いたようなふりをされたら怒るべきですが、多くの方はちゃんと「こちらのサイトのハルさんが作成されたものです」といった説明を添えてくれるでしょう。

まあその話はさておくとしまして、表紙のデザインについて少々。

毎日更新されている日記が面白いと思ったのですが、置場所が悪いのかどうか、あまりアクセスがない様子。もったいない気がしました。私なら、「過去のニュース+パニクルー熱烈ファン日記」と題名を変え、ニュースのログと日記をまとめてしまいます。そしてニュースの文末付近にリンクを張ります。

コンテンツの置き方によってアクセス数は変わるわけです。「参加系」より「PLAY」が目立っているのはなぜでしょうか。ちょっと変な気がします。盛り上げたいコンテンツを目立つところに置くというのが基本です。「etc」が目立たないのはOKでも、日記が目立たないのはもったいないというように、いろいろ直すところはありそうです。自分が頑張ったら、後はいかにお客様に盛り上げてもらうかが大切です。たかがコンテンツの並べ方ひとつとはいえ、いくらかの違いが生まれてくるわけですから、これからじっくり考えて、ベストの配置を目指してみてください。

補記:

トップページのテーブル、一応直してみました。上手く繋がってないようなきもしますが(汗)

ためしに作ってみました。文字サイズは固定してあります。カウンターは画像のみのダミー。リンクは効いています。

ソースは自由にコピーしていただいて構いませんが、CSSでほとんどの装飾をしているので、たぶん使えないと思います。あくまでも一例。

レポートの転載についてですが、実はOPENしたばかりの時は何も書いてませんでした。レポート初めてしばらく経った日パニクルーのラジオレポートをやっているメルマガを発見して購読してみました。そしたら書いてある事がうちのサイトの文をそのままコピー&ペストって感じでした。(誤字脱字もそのままでした)メルマガの発行者にメール送ってやめてもらったんですがやっぱり不安なので転載禁止はそのままにしておきます。

このあたりは性格の問題ですからね……。それでいいと思います。

私なら「やめてもらう」のではなく、メールマガジンで「じつは前回のレポートはハルさんのものでした。みなさんぜひ、ハルさんのサイトへいってください! お願いします」と書くように要求します。できれば、「日記が面白いよ」といった文章と一緒に、日記への直リンクも入れさせます。それも謝罪代わりに3回くらい連続で。

けれども、ただやめてもらうというのも正しい選択だろうと思います。