私は方々のサイト批評掲示板でいろいろ書き飛ばしています。その一部を収録。新旧いろいろ入り混じっています。場所もいろいろ。
URI:http://isweb12.infoseek.co.jp/art/drastic/ [2002.02.21]
サイトの方向性からして、どうにもYahoo向きではありません。ですから、いろいろデザインをきれいにして、わかりやすくしても無理だと思います。初期の登録サイトにしょうもないところがたくさんあるので勘違いされがちなのですが、少なくともここ数年間、ふつうのサイトではYahooに登録されなくなっています。
THE YELLOW MONKEYのファンサイトとして登録を狙うのであれば、それ以外のコンテンツは全部捨ててください。あるいはファンサイトらしいコンテンツだけ別のページに移して、純然たるファンサイトにしましょう。その上で、現在の登録サイトにない、新しい有用な情報をふくむコンテンツを立ち上げましょう。
おそらくここまでやっても、登録されるのはその「新しい有用な情報をふくむコンテンツ」だけだろうと思います。サイト全体の登録は難しいのではないでしょうか。既に登録されているサイトで手に入る情報とかぶっている部分が多すぎるからです。
私の見たところ、「メンバーによく似た人」のコンテンツに100人分のデータを集められれば、登録されるのではないかと。そういうことを気合入れてやっているサイトは、私が調べた限りでは存在しないので。
現状維持でいいのではないか、というのが正直なところです。Yahooに登録されたところで、せいぜい「箔がつく」という以上の意味はありません。せっかく常連様もついて、LYCOSにはディレクトリ登録もされたわけですから、このまま楽しくサイト運営を継続されてはいかがかと思えてなりません。
[2002.02.21]
典型的な初心者のサイトですが、内容的にはそれで構わないと思います。ネット上で知り合いを作り交流して楽しむくらいが、むしろ趣味として健全で、気楽に楽しめるのではないでしょうか。しかしせっかくアドバイスの依頼をいただいたわけですから、デザインくらいはちょっと改善してみましょうか。
なんといってもサイト全体に統一感を出すと、断然センスよく見えます。具体的には、次の2項目を実行しましょう。
1.壁紙を1種類に統一する
2.画面構成を1〜2種類に統一する
画面構成というのは、文字をセンタリングするのか左に寄せるのか、見出しの色は何色で、その文字サイズはいくつか、新着情報は「new!」か「up!」か、表紙の戻ることを示すリンクは「Home」か「Index」か、写真の説明は上に書くか下に書くか、写真の大きさはそろえるのかバラバラなのか、そういった判断の集積です。画面構成はサイト全体で統一しましょう。それだけでずいぶん、センスよく見えますよ。
ところで目次ページは背景画像を使って吹き出しと目次をあわせていますが、どうもうまくありません。電気屋さんのパソコン見本品から自サイトをご覧になってください。大きな画面でみると、けっこう情けないことになっています。もっと別な方法で同様の効果を実現できますが、今はまだそういった段階ではないように見えます。凝ったことは後からいくらでもできますから、まずは基礎的なことをしっかりと……。
初歩的なポイントを2つ挙げておきますので、ぜひ改善に取り組んでみてください。
1.リンクは明示的にする
2.絶対に一方通行のリンクを作らない
まず表紙ですが、どこをクリックしたら先へ進めるのやらさっぱりわかりません。Enterといった文字リンクを用意するか、せめて画像に「Enter」などの代替文字列を指定しておきましょう。
続いて目次ですが、文字にリンクがないのはどうしたことでしょうか。まず、リンクに下線を引くのか引かないのか、はっきり決めましょう。目次に下線がなく、リンクが成立していなかったという体験は、写真のページで混乱を引き起こします。こちらでは目次と同様の色、しかも下線のない文章にリンクが設定されているからです。その一方で、Rainy'sなどと書いてある左側の星の画像にはリンクが設定されていないからです。
ナビゲーションのデザインは統一されていなければなりません。そうでなければ、どこがリンクで、どこがそうでないのか、いちいちマウスを持っていかなければわからないことになります。
Othersとwaywardと100Q&Aには戻るリンクがなく、目次に帰れません。目次から表紙に戻ることもできませんね……。すぐに改善しましょう。
よほどセンスにあふれる人以外は脱ビルダーなど目指す必要はありません。MOEさんのサイトも、ビルダーを使いこなせば見違えるほど改善されるはずです。とりあえず壁紙の統一とリンクの改善はお奨めです。それだけでずいぶんといろいろよくなるでしょう。
[2002.02.21]
更新情報を最初にもってくるべきだという意見がでていますが、私は現在のままがよいと思います。なぜなら、素材集がメニューの一番上にあることで、「素材サイトです」だなんていちいち書かずに、スマートなサイト紹介を実現しているからです。
とはいうものの「ぱっと見、何のサイトかわからなかった」という意見にも理があります。「SOZAI」を一瞬で「素材」に変換できない人は少なくないからです。せめて「MATERIAL」の方がよいでしょう。「素材」と書くのが一番わかりやすいのですが、そういった素材屋さんは珍しいですね。やはり素材屋には素材屋らしさというものがあり、その文脈を押さえたデザインになっていればよいでしょう。
そんな視点から見ていきますと、とりあえずコンテンツが多すぎますね。まるで「素材もやっている個人サイト」そのものです。いや、それならそれでもいいのですが、ならば逆に「素材」がメニューの一番上である必要はないわけで……。
とりあえず素材屋にするならば、「素材」(+BBS?)だけが目立つようにし、自己紹介やサイト作成体験談などは目立たないようにするべきです。
なお、□だけにリンクを張るのは不親切です。コンテンツから表紙へ戻るとき、□が小さいのでクリックがめんどうです。□だけにリンクを張るより、文字だけにリンクを張るほうがずっと親切ですし、閲覧者も慣れていて迷うことがありません。
最後に更新情報についてなんですが、日記用のCGIは大げさというか、とりあえず更新情報は表紙にある方が便利ではないでしょうか。このあたりは「どっちだっていい」わけですが……。
参考例
「素材もやっている個人サイト」なのだそうです。現在では自己認識がしっかりしたことも奏効してか、かなりよいデザインになっているように思います。[02.04.14]
[2002.02.21]
ランキングをクリックするのは閲覧者なので、ランキングを見るのも閲覧者ということになります。
私はサイト持ちですが、閲覧者としてランキングを眺めることがよくあります。私はサイトのログを読みきったら新しいサイトへ移るというネット難民なので、他に面白いところは〜という探索用にランキングをよく利用します。基本的に、ランキング下位サイトより上位サイトの方が外れが少ないので。私のように情報収集にランキングを使っている人って少ないのでしょうか。
ところでkiriさんのサイトに検索エンジンから多くの閲覧者がいらしているのは、別にMETAタグの内容がいいからではありません。Googleの人気爆発による検索エンジン革命以降の状況を正しく読むべきです。新着サイトを上位に置くのではなく、実績のあるサイト、リンクされている量が多いサイトを上位に置くのがGoogleの新しさでした。
kiriさんのサイトは既に大きな実績があるので、検索結果の上位にくるのです。だからそこからくる人も多いのです。実際、METAタグの内容は平凡だと思いますが、今はもうそんな小手先のことよりも、根本的なサイトの実力が物をいう時代になったといえそうです。
うちのサイトはグーグルでRAVEで検索をかけても100位以内にも表示されないという返答があったのですが、漫画の題名と漫画家のお名前の両方をキーワードにしますと、37番目に出てきます。検索エンジンの使い方の基本です。[02.02.22]
[2002.02.21]
トップページ以外のアクセス解析はされているでしょうか? 「まずはどこをクリックすればいいのかわからない!!」肝心な入り口バナーはALT属性もありませんし、マウスカーソルも変化しませんから、背景と同一に思われてしまいます。(下手したら、アクセスランキングだけクリックしちゃうかもしれません)しかも、何のサイトか説明があるのは、その一つ奥ですね。これじゃ、探す気にもならず、他のサイトを先に行きます。
○肝心のw−indsのコンテンツはあるのでしょうか? まっさきに「About」と書かれた「自己紹介」、で次に日記。(Aboutは本当はサイトの情報を書き、自分のことは「Profile」の方がいいですね)これでは、w-indsのファンサイトだなんて認識できませんよ。肝心なコンテンツは「LIKE」とか言って、これまた管理人のことを紹介しているみたいな名前ですし。しかし、悲しいかな、このコンテンツの内容なら「公式サイト」で十分調べられることですよね。
○要求多すぎ
>動作はIE6.0のみで確認してます。
>画面は最大化でご覧ください。(横スクロールがでるため)
要求が多すぎます。「このサイト見るのは面倒だから、パスしよう」と思われてしまえば、リピータすらつきません。リンクも何か要求多いですね。○まとめ
ウェブサイトは徹底的な情報を作る必要があります。個人好みのものでも構いません。自分の得意分野でも構いません。何でもいいんです。でも、「何でも」はアクセスに通じません。
あなたは「自分のやりたい事を我慢してアクセス数を稼ぎに走る」のと「自分のやりたいコンテンツを作り、かわりにアクセスは仲間内だけになる」のとどちらがいいですか?
私も以前は掲示板の活性化に興味がありましたので、いろいろ調べ、実践してきました。結論だけいいますと、アクセス数が1日100未満のうちは、「自分がよそに書きにいかなきゃ自分のところにも書き込んでもらえない」のが実態です。よほど人間的に魅力のある方なら別ですが、こういったことはギブ&テイクが基本だということです。
デザインについては女の子のサイトはみんなそんな感じですから、あまりイワシさんのアドバイスは意味がないような気がします。対象が同年代の女の子であれば、現在のようなデザインはむしろ一般的なものであり、どうしたらいいのかわからないで困るなんていう閲覧者は少ないことでしょう。このサイトはこういうことやってます、なんて表紙に書くのはダサいというのが、ナナさんの世代のセンスなので、そういうことはむしろ「about」に書くという現在のやり方が正しいと思います。
コンテンツについても同様というか、中学生の女の子のサイトというのは、メインになるようなコンテンツが何もないのに何となくアクセスが増えていったりするわけで。そういったサイトの管理人に共通しているのは、デザインに凝っていること、サイト開設初期の数ヶ月に呆れるほどたくさんのサイトのBBSにお邪魔して、感想の書き込みを残していること、などです。とにかくコンテンツの充実が大前提という大人の世界とはルールが違うので、あまり「まともな」意見を間に受けても仕方ないかと思います。(もちろん、ふつうにあらゆる世代に受ける人気サイトを、真正面から目指すならよく話を聞いておくべきですが)
あの〜、意味のあるって僕一言も言ってませんよ。僕が思ったことを述べただけです。
こういうことは、1人の意見ではなく、3〜5人くらいに聞くことが適当とされています(ウェブサイトアーキテクチャの本にかかれていたと思います)。その1人の意見ですので、あまり深く考えすぎないで、「あ、この人はこういう感想なんだ」くらいで結構です。なお、僕は内容にあまり突っ込んだことはなるべく言いたくないので、こういう返答の仕方になっているのだと思われます。
「カウンターの回りはいいのにいまいちカキこもなくって…。どういう雰囲気だとカキコしやすいんんでしょうか??」
というのがメインの質問ですよね。イワシさんの回答は、肝腎の質問項目の解決からは離れているといいたいわけです。また、「何でも」はアクセスに通じません
というのは中高生の女の子サイトではまったく通用しない法則です。調べてみればわかります。人気サイトのほとんどが「何でも」やっています。僕が思ったことを述べただけ
とおっしゃるお気持はお察しします。でも、それでいいんですか、ということです。サイトにはジャンルと客層の問題があるわけで、それを気にせず一般論をぶつけても効果が少ないのではないかと思ったのです。