趣味Web 小説 2003-02-16

騒動関連:言及サイトの紹介 3

事件をきれいに整理されていますね。少し長めのまとめ記事としてよくできているような感じがします。今回の騒動に対しては、自分が間宮さんやプリシラさんのような立場になりかねない、という不安と、ゆきさんのような立場になりかねない、という不安の両方がありました。加害者になる可能性、被害者になる可能性。この記事は、被害者になる可能性に主眼を置いています。遥かな道しるべの場合はそうなのかな。たしかに、プリシラさんのようにネットバトルを好みそうな感じはしないですね。

ただ、私はやっぱり、両方の可能性を疑った方がいいと思います。今回はかなり極端な例でしたが、自分が正義の側にいると確信しているとき、人はけっこうえげつないことをしてしまうものです。そして自分ではそのえげつなさに気がつきにくい。私は、今回の件で間宮さんたちが責められているとき、絶対にこの間違った考えを正すのだ、みたいな感じで燃えている人はどうかと思っていました。そこまで自分の正義に自信がありますか、と。

オウム真理教が崩壊したときに、信者の社会復帰ということが散々いわれました。けれども、あれもけっこうヤバイ面を含んでいたと思います。この社会、世の中の常識が絶対に正しいと思い込んでいる人は困るんですよ。とりあえず社会復帰はいいことだと思いましたが、「常識の植え付け」とか「真人間への改造」といった言葉遣いは微妙な問題を堂々と踏み越えていて、うへぇーという感じでした。心の中までそうやって、力づくでどうにかしようってのはどうなのでしょうか。

というわけで、怖い怖いといっている加害者側に自分も立ってしまわないように、相手を赦す条件について、今一度考え直すべきじゃないかと思います。私は、間宮さんもプリシラさんも、心の問題をいうならば、またすぐに何かヤバイことをしでかしそうに思えます。けれども、拳を振り上げるところまではいったとしても、そこで思いとどまる知恵は身につけてくれたのではないか、そう期待するのです。最初から見当違い(と私たちが思うようなこと)で拳を振り上げないでほしいというのはやまやまですが、そこまでもとめても仕方ないだろう、と思うのです。

いずれにせよ、要注意人物として今後も観察処分の状態ですから、当面は何か起きても大事になる前に鎮圧されると思います。問題はその後、なのですが、あんまり心配しても仕方ないというか……。

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