趣味Web 小説 2003-04-28

「好き」は書いても「嫌い」は書かない人が多い

「何々というサイトが好きだ」という記事はよく見かけるけれども、「何々というサイトが嫌いだ」という記事はあまり見かけない。サイトでさえなければ好き嫌いみんな書くのにね。おかしな話ですよ、これは。嫌いなら見なきゃいいのに、という屁理屈が通用するなら、芸能人の悪口やら、つまらないテレビドラマへの文句やらも書かなくたってよさそうなものだ。

というか、共産党嫌いの私は共産党万歳の記事を読むとムカムカするわけで、「好き」という記事が平和的なものとは限らないというか、「嫌い」といわなければ争いは起きないかのような勘違いはどうにかしてほしいとか時々思ったりする。ネットマナーとやらを説くサイトでときどき、笑顔の顔文字がかえって人を怒らせるという事例が出てきたりするのだけれども、これはなかなか示唆的な話だ。

私はcimさんのインタビュー記事を、毎回熱心に読んでいるのだけれども、どうにもこうにもcimさんの顔文字と文体には苛立ちを押さえきれない。まあこのムカつき具合も含めて私にとってはエンターテインメントなので、cimさんは今後もにこやかにインタビューを続けていってください。

怒りながら読むという楽しみを理解しない人は、たぶん好きなプロ野球チームがないんじゃなかろうか。バカなフロントと変な監督が無茶なことをやって、チームはいつまでも低空飛行。稀にやっている中継の際にはいつもムカムカするのだが、それでも何となく放送時間の最後まで付き合ってしまったりする。ところが今年は微妙に勝ちもせず負けもせずという状況。なんだかなあ、と興が削がれたような感じがする。(参考:千葉ロッテマリーンズ

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