この手のニュースをいちいち拾っていくときりがないわけですが、いちおう。私は辻元さん嫌いですけれども、この件については森毅さんの談話に賛成。教官らからは「訴追されてもおらず、門戸を閉ざすのは問題だ」などの意見
は正当だと思う。
とはいうものの、辻元さんのような呆れた意見を述べる方の話に聞く価値があるのかというと、私はその点では否定的。つまり、疑惑の渦中にある人だから講義するべきではないという意見には反対するけれども、この人のいうことはくだらないから教壇に招く価値がないという意見なら賛成するということ。結局辻元さんに講義をさせまいとする意見には変わりないじゃないか、という反論もありそうですが、私は結論だけ見る考え方には与しません。
講座を担当する助教授は「ピースボートを運営するなど、辻元さんはNPOの草分け的存在。NPO法成立にも深くかかわった」と依頼理由を話す。
なんていうのだけれど、ピースボートのような団体がNPOの草分けとして評価されることに私は批判的なので、私ならこうしたNPOの現状をくさすような意見をいいそうな人を呼びたい。けれどもまあ、いったん教授会を通ったものを、疑惑の渦中にある人物だからなどという横槍でつぶすのはよろしくないと思うのだった。