趣味Web 小説 2003-12-04

書籍の目次のマークアップとスタイル設定

改善案の改善案を作ってみた。見た目についていうと、neroさんの改善案よりも先生の作例の方がよくできていたので……。また、先生は見た目しか気にしないから階層表現も楽勝。全角スペースで左インデントを表現すればいいだけ。それに対し、neroさんの改善案では、単純にリストをネストなどすると狙い通りの表現にならない。やっぱり、どうせ改善案を作るなら、見た目だけでも同等以上にしたいと思う。(註:先生の作例はホームページ裏ワザ大全HTML TIPS & TRICKSからの転載なのだそうです)

ところで、本題はここから。

私は昨日、dt要素とdd要素の関係は判断が難しいということを書いた。DTDを見ての通り、先に出てくるものがdt要素と判断するのはあまり根拠がない。目次の文字列と頁数の関係もそうで、neroさんは頁数をdd要素としているけれども、私は頁数をdt要素としてみた。それでも理屈には合う。

目次の場合、どちらがどちらの説明とも断言できない。「**ページ目にこれこれの内容があります」と考えれば、頁数がdt要素となるし、「これこれの内容があるのは**ページ目です」と考えれば、文字列がdt要素となる。相補的な関係にあるから、どちらもありうる。実際、いろいろな本を見ると、目次のレイアウトはパターンが豊富だ。数字が先に来るのは、雑誌などでは決して珍しくない。書籍の場合にも、頁数が目立つように版面が組まれているケースがときどきある。

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