趣味Web 小説 2003-12-05

単一のWindowsに異なるバージョンのIEをインストールする方法

この記事を他人に教えると喜ばれそうだと気付きましたので、ご紹介しておきます。知らなかった人は驚くといいと思う。記事を読むと、何で今までこんなことに誰も気付かなかったのか、と思う人もいるのではないかな。それにしても、(一部の人にとっては)これほどの大ニュースであるのに、公開1ヶ月でカウンターの数字が5万に満たないのは意外な感じがします。

私はこの記事のことを異なるバージョンのIEを一つのWindowsにインストールで知りました。約1ヶ月前のことです。文中に天地開闢以来、人類の抱きつづけてきた夢がいまや現実のものに!とありますが、なるほどこれは大ニュース。とくに仕事でWebサイトを作成されている方にとっては福音でしょう。NN7よりIE5.5の利用者の方がずっと多いわけで、古いバージョンのIEのバグを確認するためだけに、PCを余計の用意するという非効率は、Web製作の現場では常識でさえあったのでした。

ところで私は、スタンドアロンでインストールできる古いIEをGETしただけで、それっきりにしていました。古いIEでの表示結果に無頓着だから、コレクター魂が満たされただけで満足していたのです。けれども、1つのWindowsに複数バージョンのIEを共存を読みつつ、ふと思うことがありました。この話題があまり噂になっていないのは、みな興味がないからではなく、単に知らないからではないのか、と。

結果的に、大勢の方に喜んでいただけたようで、嬉しく思います。(03.12.7 追記)

ところで、こういうときに「IEをMicroSoftに断りなく配布するのは著作権の侵害だ!」とかいって怒り出す人はいませんね。著作権の侵害行為であっても、公共の福祉に大きく利するならば、社会的になんとなく許容されてしまう一例。でもMicroSoft社はそのうちに怒り出すかもしれない。それはそれで正当性のあることだから困る。(いや、別に困りはしないか……)

今回の発見のきっかけは、プラグインの特許に関する混乱でした。MicroSoft が開発者向けに公開したIE6の特許対応版が従来のIEと共存できる仕組みになっていることがヒントになったのです。FLASH 利用サイトにとっては悲劇的な展開となっている騒動ですが、これで少なくともひとつは、よい結果をもたらしたといえそうです。

じつは、1年前にも同様の記事が書かれていたのでした。しかも日本語。整備済みのIEを配布してはいませんが、解説に不足はありません。なぜこれほど需要の大きな情報が埋もれていたのかと、不思議に思うほどです。レアケースだとは思いますけれども、こういうことってあるんですね。

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