違法コピーしていることは間違いない。
Pro/Engineer の最新版が25000円とは驚いたし、頭がくらくらする。
それにしても、マイクロソフトは毎年1千億円以上の人件費をかけてソフトウェアの開発を進めているのだそうだけれども、だったらどうしてメモ帳が秀丸エディタに進化しないのだろうか。Explorer が 2xExplorer や ViX にならず、クイック起動がぷちらんちゃにならず、Internet Explorer が Sleipnir にならず、WindowsMediaPlayer が MediaPlayerClassic にならない。何をやっているんだ、あの会社は。
次のクライアント向けOSは2005年以降まで出ない。約5年も間が空くわけだが、次回作の Longhorn は WinFS という新しいファイルシステムを用意する。Office の進化でも何でもそうなんだけれど、マイクロソフト社は夢のような機能の実現(結果的には狙いの半分も達成できていないように見えるがそれはともかく)のためには頑張るけれど、実際に今すぐ役立つ機能の提供には冷淡だ。技術的障壁の低い目標を掲げたら、研究開発の企画書が通らないのだろうか。
同じようなことは他社の製品についてもいえる。IBM のホームページ・ビルダーもそのひとつ。毎年バージョンアップするのだけれど、ここしばらくは新しい(夢のような謳い文句の)機能を追加するばかりで、既にある機能の改善はほとんどない。私は付録のお絵描きツール、ウェブアートデザイナーを愛用しているのだけれど、なぜこのツールが3年以上も改善なしなのか理解できない。商品意図から考えて、Fireworks や Abobe Photoshop Elements のような多機能で鈍重なソフトにしては本末転倒だ。しかし、明らかに使いにくい箇所をなぜ直さないのか? じつは改善点は明らかでないのかもしれない。しかし少なくとも、何も改善すべき点がないということはないだろう。
なんというか、巨大なソフトメーカの考えることはよくわからなくて、こんなバージョンアップに何万円も払えるか! という人の気持ちは(いつもとはいわないけれど)よくわかる。とりあえずマイクロソフト社は世界中の趣味のプログラマに連絡を取って、便利な機能や使いやすいツールをどんどん次期 Windows のパッケージに組み込んでほしいと思う。(全く考えられない展開なのが悔しい)