趣味Web 小説 2003-12-12

魚の骨

朝食でのどに魚の骨が刺さって酷い目にあった。通り過ぎれば刺さらない(刺さっても気付かないのか?)。もっと手前にも刺さらない(これはたぶん確実)。なぜ、喉なんていう微妙な位置に刺さるのか。

昼食を苦痛のうちに済ませ、保健室へ行く。いつも心配をかけているだけに、こんなつまらないことでまたお世話になるのも心苦しいのだけれど、こう喉が痛くては仕事に集中できない。実験室のピンセットを使って自分で抜こうとしたのだけれど、目薬もうまく差せない(半分こぼす)不器用な人間に、そんな器用な真似ができるはずもなかった。危うくとんでもない場所で嘔吐するところだった。

餅は餅屋といったらいいのだろうか。保健婦さんはあっという間に骨を抜いてくれた。抜けた約2cmの骨を見ると、血液と粘膜が5mm以上もついていて、「そんなに深く刺さっていたのか」と驚いた。痛いのも道理だ。

ところで、医者にかかるとこんなことでも1000円くらいかかったりするらしい。そういえば、ふだんは3割負担なのだった。ついつい、3割が全額だと勘違いしてしまっていけない。薬局で風邪薬を買うときにも、医薬品の値段の高さを思い知らされる。

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