趣味Web 小説 2003-12-15

楽天広場という麻薬

最近、楽天広場を利用しているサイトにアドバイスをしました。半自動であれこれできますというサービスの使い勝手や機能は、実際に自分でもやってみないとよくわからない。そこで、アドバイスのための情報集めの過程で、たくさんのサービスに加入してみたんです。それら全てに短評を付す気力はないけれども、楽天広場がコミュニティ形成能力において他を圧する優位点を持っていることはわかりました。これは大きな収穫。

はてな的な発想の一面を突き詰めると、楽天広場になるのだと思う。

楽天広場で自分のサイトを開設したら、何も書かないうちから10人も訪問者があって吃驚。宣伝を一切していないのにどうして10人もの方が訪問されているのですか? ……と不思議に思って調べてみると、プロフィールなどを登録するだけで、あちこちに私の日記にリンクが張られることが判明(しかも新着は目立つ位置で紹介されるのです)。それで、職業つながり、誕生日つながり、そういった関係で何人もの方がいらっしゃっていたんです。私自身は同属性の人の日記を読みたい! という興味があまりないので、意外な気がしました。

ちょっと申し訳ないなと思って、楽天広場の「テーマ」に沿って日記を更新。するとテーマ毎の新着情報から何人もの方がいらしたので、また吃驚。ReadMe!JAPAN の新着情報は全然宣伝効果がないことで有名なのだけれど、楽天広場では数百もあるテーマから好きなテーマを選んで日記を書くことによって、そのテーマに興味のある人をたくさん呼び寄せることができるというわけです。はてなのキーワード機能を、日記の新着告知という面でよりわかりやすく整理した形だといえそう。

そして、楽天ははてなと同様にみなログイン状態で(楽天に行動を把握されている状態で)あちこち見て回りますので、楽天会員のアクセスは全部個人を特定できるんです。だから、訪問してくれた方のサイトを絨毯爆撃式に読んで回れるという次第。はてなは、コメントを残さなければ訪問を気取られないのだけれど、それがふつうだと思う。楽天広場の設計思想の尖がり具合は物凄い。

というわけで、ちょっと書いただけの日記にあれよあれよという間に感想のコメントがつき、掲示板に「はじめまして~☆」の書込みがいくつも舞い込み、なんだか嬉しくなってしまいました。楽天広場は麻薬です。はてな程度で閉鎖空間がどうとか、なれあいが云々とかいっている人は、一度、楽天広場を体験してみるといいと思う。衝撃を受けること、請け合いです。

もし今後しばらく備忘録の更新頻度が落ちるとしたら、楽天広場にはまっている可能性が高いです。

註:私は楽天広場の機能を一通り調べ、初手の段階ではツボを押さえた活用を心がけました。プロフィールを詳しく設定し、テーマに沿った日記を書きました。訪問者のサイトへ行き簡単な感想も(これは打算抜きで)書きました。楽天広場は、仕組みを理解して使えば、通常では考えられない高確率で「見返り」のあるシステムです。しかし、何もせずに「見返り」があるはずもありません。最初の10人でお終いです。

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