メール/宛先:倉庫番 様 1通目

倉庫 番 様

ご意見どうもありがとうございました。

中略

万機公論に決すべし、というやり方を嫌う世界のようですね。意見を書くならスレでやってくれ、というスレで出ていた意見には目が点になりましたが、それもわからないでもありません。外部の目に不信感を抱いているのでしょうね。

スレは伸びていますが、書き込んでいる人に比べてROMが少ないようで、言及以降も当サイトへのアクセス数は増えていません。ログの量と比較して、興味を持っている人数は少ないのだなと思いました。

ただ、そうではあっても、事件解決の方向性に疑問をもっていること、「被害」について、「電波は説得できない。電波に武器を持たせた提言は責任取れ」というロジックで提言批判とリンクさせていること、著作権法の拡大解釈が(提言側も批判側も)一部でひどいこと、以上3点について納得できないのは事実です。

とくに第2点は、言論の自由への重大な挑戦であり、看過しかねるとの思いがあります。間違った考え方を広める人、それを信じる人がいて、信じる人が第3者に「被害」を与えるという構図はよくあります。けれども、それは本質的に被害とはいえないはずなのです。相手の意見が間違っているなら反論すればよいわけだからです。

本質的な被害というのは、例えば気に入らない言論をサーバ業者を動かして削除させるといった実力行使をいいます。批判に屈して自分で削除するのは、被害ではない。被害が出ているから云々というあたりがあまりにも拡大解釈されています。

それが許されるなら、私は無断リンク禁止、無断引用禁止、リンクは表紙へ、などとうたっているネットマナー普及サイトには散々「被害」を受けてきたので、追い込めるものなら追い込みたい。けれども、相手の意見がおかしいのに、説得に失敗する。そしておかしな意見に屈する。それは、自称被害者の自己責任の話でしょう。

また、本質的な被害についても、果たしてそれが提言に責任を帰すようなものなのかどうか、という点についてはケースバイケースで判断せざるを得ません。いずれも、まず悪いのは実力行使をした人物であって、提言の責任はその向こうにあります。その辺りも、わかっている方、いない方が入り混じっているように見えます。

過去ログも2ちゃんねるのスレは斜め読みながら追いつきました。やはり、Aさんへの謝罪以上のことを集いに求めても仕方ないと考えます。「被害」を盾に、提言を行ったこと自体を責める風潮にはムカムカします。提言の出自はパクりを認めないAさんを叩き潰すための屁理屈だったとしても、なぜそれが多くの「電波」に受け入れられたのか、その辺りを考えないのは大きな手落ちだと思います。

といったことを、もう少し膨らませて、備忘録に残しておきたいと思っているわけです。私は別に騒動の解決の助けになりたいわけではありません。自分の思ったこと、いいたいことを書くだけです。その結果、各方面に一定の影響が良かれ悪しかれ出ることは、ひとまず考慮に入れますが、要はバランスの問題だと思います。私は、少々の悪影響なら発言を優先させます。

私が倉庫番様にお訊ねしたいのは、私が先述の通りの発言をしたとして、実際にどのような悪影響があるのか、ということです。その回答を拝見して、なるほど私は発言するべきでない、との結論に至れば発言を控えますし、そうでなければ発言します。回答がなければ、いま少し(半日くらい)状況を見た上で、判断を下すことになります。

以上です。なお、このメールは当方の判断で公開する可能性がございます。また、倉庫番様による公開を一切妨げません。

なお、今回いただいた2通のメールは公開いたしません。ただし、倉庫番様が公開されるのは自由だと考えます。

------------------------------
徳保隆夫
***@hotmail.com
../../

補注

3月8日3時12分および12時27分に倉庫番さんよりメールをいただきました。上記はその返信です。