クレーマーは怖い。消費者は、いつからこんなに増長するようになったのか。
「明日は我が身」でしょう? お互いに。もう少し、相手の事情も汲んでですね……。
クレーマーがさんざん話題になったためか、最近はこちらが恐縮するほどていねいな対応をする店員さんが多いように思います。それがまた勘違い(というとまた怒られるのかな)を生むのでしょう。SmallBizの記事の読者コメントにもし自分の部下がこんな顧客対応をしたら、私だって即座に土下座しますね。
という発言がありますが、こういった現在の風潮を全肯定するような意見もあるんですね。「こんなことで土下座なんて、おかしいよね?」という気持ちを押し殺して、土下座するなら、私も賛成です。
「オレも現役のとき、土下座を何度かしたなぁ。些細なことを大袈裟に考えて、逆上して、最後に求めてくるのが、土下座なんだよナ。だけどさ、キレたお客さまと同列で張り合って何になる。冷静になっていただくために土下座が必要だったら、するしかないだろ。理屈じゃないよ、間合いだよ。オレが現場に戻ったら、今度は股下でもくぐってやろうか。“場”がそれを求めているとあらば、自分のプライドなんか捨てちまうのが、責任者の矜持ってもんだろう」
この島川さんの意見には肯ける。でも、読者コメントの方のように、端っから土下座して当然であると、店員の不用意な発言はそれだけの罪であったと、そう思って土下座するのはどうだろう。
こういう人は他人にもどんどん土下座を求めていくのだろうけれど、こうした感情表現のエスカレートは困った事態を引き起こします。土下座というのは、ひとつ行き着くところまで行った状態じゃないですか。だから土下座が日常化したら、「その次」を探さなければいけない。「たかが土下座で許されると思ってんのか、コラァ!」とか言い出す人がきっと出てきますよ。でも、そういっている本人も、じゃあどうしたら許せるのかわかっていない、という。
私が書いても説得力がないだろうけれども、みんなカルシウムが足りてない。
あと、わかった風に書いているけれど、私は仕事で土下座したことはまだない。土下座させたこともない。私が過去に土下座して謝った相手は両親だけです。
小役人が世間知に疎いのは一般的に言えそうですね。以前,私の運営するWebサイトにリンクの事後申し込みがあったのですが,一見して役人と思える無礼な口調で書かれていました。即刻拒否し,リンク削除を求めたら,先方ビックリした様子。後で調べたら,某市役所のオッサン職員でした。その後,某氏は当方サイトの悪口を書いて溜飲を下げてるようですが,当サイトとは比べモノにならない低アクセス数で,だれも相手にしてない様子。
小役人は世間知に疎いかもしれないが、このコメントを書いた方は、Web のことをあまりご存じないらしい。文章から受ける印象からいうと、中年の方だと思います。いい年した人でも、ちょっと人気のあるサイトを作ったぐらいでこれだけ勘違いしたコメントを書けるんだな、と再認識。