趣味Web 小説 2004-08-22

贅沢

お盆で帰ったときに、実家の方で私の口座からおろしたお金の合計が300万円を超えたとかいう話を聞きました。どういうシステムでやっているかというと、私は印鑑も通帳も実家に預けていて、私の貯金の30万円を超えた分が給料日の午後に引きおろされるのです。郵便局は残高を調べるのに手数料が要りません。だから、残高を調べてから1000円単位できっちりおろすわけです。

私は月に4万円くらい現金を使っていて(カードでお金を引き出す)、あといろいろカードでモノを買っていたりして、自動で引き落とされるものがあるんですけれども、それでも給料が入ると貯金が38万円くらいになるらしい。それで8万円くらい引きおろされるんですね。通勤定期を買う月は私がたくさんお金を使っているので、0~2万円になるんですが、なんといってもボーナスが大きい。昨年度の給与所得は206万円(年収は320万円)だったのに、私が使ったお金は80万円くらいだったとか。

でも考えてみると、よくもまあ80万円も浪費しているモンだよな、と思う。大学時代はバイト収入が年額40万円くらいで、年金を払って残り30万円弱。ここから昼食代と交通費と教科書代を払い、余ったお金を貯金して就職活動の交通費とかにしたものでした。社員寮暮らしだから寮費は天引きされているのに、一体、80万円も何に使っているんだろう。家計簿をつけてみようと思っているのだけれど、面倒くさくて未だに実現していない。

社会人になってから、120円で 200cc くらいしか入っていない自動販売機のアセロラドリンクも平気で買うようになった。昼食にパンを食べるときも、いつの間にか値段と大きさの比を考えなくなっている。100円のアイスクリームではなく、180円のソフトクリームを食べることもある。というか、大学時代は基本的にアイスなんて食べなかったんじゃないかな。食堂の冷たい水は無料だったし。とにかく、なにかと生活が贅沢になっているのは間違いない。

目刺しの土光さんは偉大で、とても私のような俗物には真似できない。金持ちになったらなったなりの生活をしてしまう自分が悲しい。

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