趣味Web 小説 2004-09-15

「しょうゆ」と「Crescent Eve」

私が自宅のパソコンで愛用しているアプリケーションをいくつかご紹介したいと思います(Windows 限定)。

「しょうゆ」キャプチャ画面

雑誌の付録についていたのが「しょうゆ」との馴初めでした。「しょうゆ」は IE の「ソースを表示」で起動するエディタを、お好みのものに指定し直すアプリケーションです。ふつうはメモ帳が起動しますが、「しょうゆ」を使えば文字コードが EUC でも文字化けしないエディタを指定できます。同じ機能を持つアプリケーションは他にもいくつか知っていますが、「しょうゆ」の明快な操作と確実な動作は際立っています。一押しです。

作者のちゃぱんプロダクツがアプリケーションの公開とサポートを終了しているため、長らく紹介を控えてきたのですけれども、このほど再配布の許可を得ましたので、当サイトにて徳保隆夫の責任で配布を再開いたします。私は「しょうゆ」に問題が発見されても、それを修正する能力を持ちませんが、発見された問題はきちんと情報公開していく予定です。

キャプチャ画像で私が指定しているのは入力補完型のエディタ「Crescent Eve」です。HTML 文書をメインとしつつ、CSS や Java などの入力補完機能もあります。シェアウェアなので万人向けではないのですが、個人的に応援しているのでご紹介。私が HTML 文書の作成に常用しているのはタグ挿入型の TTTEditor です。だから TTTEditor を指定するのが便利そうですが、「Crescent Eve」にはそれ以上に素晴らしい機能があるのです。

  1. 起動オプションを設定
  2. ファイルを開くタイミングで文法チェック
  3. 文書型を自動判別して文法チェック

ソースを開くと同時に文法チェック。このとき文書型と文字コードは自動で判別されます。文法チェックは「Crescent Eve」の内臓チェッカが行うので、ローカルサーバに AHL を導入するといった手間は一切必要ありません。またエラー情報をダブルクリックすると該当行へジャンプしますから、すぐに問題の箇所を修正できるのが嬉しいですね。

「Crescent Eve」の文字コード判別機能は強力で、そのエンジンをカットアウトした「KanjiTranslater 1.1」というアプリケーションも公開されています。こちらは無料ですから、どうぞ気軽にお試しあれ。サブフォルダ内のファイルまで一括して文字コードを変換できるフリーソフトは、UTF-8 対応の条件では国内初だろうと思います。

以下は余談。

256MB の Compact Flash を USB 接続のリーダ/ライタとセットで持ち歩くようになってからというもの、仕事でちょっとだけ使う社内各所のパソコンでも常用マシンとほぼ同等の使い易さを確保できるようになりました。コツは Windows の標準機能にはなるべく手を加えず、Windows98 以降の Windows ならどれでも OK という互換性の高い小さなアプリケーションでお望みの環境を構築することです。そして、あまり無茶な要求は出さないこと。

「2xExplorer」キャプチャ画像

まず必須なのが動作の軽快な2画面ファイラー。私の要求は「2画面+フォルダ操作に同期したツリービュー」の2点のみ。高度な操作とは無縁で、単にファイルをコピーしたり移動したりするだけなんですが、2画面構成とツリービューがあると作業効率が全然違いますよ。最近では対抗馬も増えましたが、数年前には「2xExplorer」しかなかったと思います。

今年1月に Wondows 版が登場した国産2画面ファイラーの雄「X-Finder」はたしかに素晴らしいのですが、個人的には機能が豊富すぎて意想外の挙動を招きがち。無骨な「2xExplorer」はその点、ヘンな操作をしても安心という印象があります。とはいえ「2xExplorer」は低機能じゃありません。使い倒したい方向けに2xExplorerガイドをご紹介しておきます。

他に持ち歩いているのは「ViX」「FileRenamer2000」「Speeeeed」「自動選択削除」「NALT」「media player classic」など。いずれもリムーバブルドライブから起動でき、パソコン本体を汚さずにすむのが便利です。エディタは4種の文字コードと3種の改行コードに対応していれば文句ないので「Crescent Eve」に任せています。悩みどころはインストールが必要な「+Lhaca」です。放置しても喜ばれることが多いのですが、万が一の際にはアンインストールの手間が生じますから。

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