趣味Web 小説 2004-11-04

AA は画像化して引用するのが正解

AA は画像化して引用するのが正解

AAのズレが直せないといってお困りの件、画像化するのが正解だと思います。WinIE のデフォルト設定(=ブラックボックス)に依存した表現を、スタイルシートであれこれやっている環境で再現するのは、基本的に不可能。どうせ読み上げブラウザではワケわかんないものなのだし、ひと手間かけて画像として……、あ、そうか、おれパパの場合、画像にしちゃうと float:right; で右に行っちゃうんだった。じゃあ、文章部分も含めて画像化するというのはどうだろう……、あ、そうか、はてなダイアリーには画像の大きさの制限があるんだった。

ところで今まで意味もなく金を払い続けていたダイアリー&アンテナ有料オプションを解約した(元々有料の機能は全然使ってない)。という記述が11月1日の記事にあって、そういえば無料ユーザでも Amazon のアフィリエイトって OK だったんだっけ? と思ったら、OK なのだそうで、なるほどなあと思った……、のだけれど、その判断の根拠を確認してみたら、やっぱりどうなんだろうと疑問が。→わかりやすい説明をいただきました!

余談

10月21日の記事でもテキストをパクパクというのはなぜか抵抗感がある。それは出来ない。写真家さんとかに怒られそうな話ですいません。という一節があり、これについては何か書こうと思っていたのだけれど、面倒なので放り出したのだった。

私はテキストだってパクパク上等という文化が成立した方がいいんじゃないのかと思う。経済的に価値のあるプロの仕事は散々パクられていて、その割にあまり騒ぎにならず、逆に素人の極めてどーでもいい著作物がパクられると大喧嘩になったりするのがどうにも気に入らない。なぜ逆じゃないのか。たぶん著作権に厳密なサイト運営するとなんかインターネットが全然面白くないというあたりが問題で、つまり、素人の作品はパクることに公益性が足りないので怒られるのだろう、なんて考えて無理やり納得している。

もっと余談

でもやっぱり、結果的にであれなんであれ、素人の作品の方が厳密に保護されるような文化状況というのは異常というか理不尽な感じが否めない。8月に荒井さんがステキなNAVERブログという記事を書いたのだけれど、これを読んだときにも「なんだかなー」と釈然としない思いがしたものだった。

他人のサイトデザインを簡単にパクれるシステムを業者側で用意するということは、つまり、利用者はそれを前提に利用するということなので、いったい何が問題なのか。パクられたくない人はよそでブログやればいいだけの話だろう。ていうか、Yahoo のデザインをパクったサイトは世の中にいくらでもあるわけで、プロのデザインが盗まれているのを見ても何もいわない連中が、素人がパクられたときばっかり(話がループしているので以下略)。

さらに余談

これまたありがちな記事なんだけど、少なくとも私から見て NAVER のシステムは画期的に素晴らしいものではなく、やり方さえ勉強すればブラウザの標準的な機能だけを用いて誰でも簡単に行うことができることを、ちょっと自動化してみましたという程度のことに過ぎない。もともと WWW の情報を閲覧する仕組みというのがデータをコピーしてきてローカルマシンの中で再構築するというものなのだから、コピーも転載も根本的には可能なことなわけで。

NAVER ブログで著作権侵害が起きている現状があるとして、じゃあ従来のシステムではどうだったかというと、やっぱりこれまでも同じ状況だったといっていい。だから WWW の仕組み自体を欠陥というならともかく、NAVER のシステムだけをことさらにあげつらうのは、どうかと思う。出展もとを明らかにせず、他人のサイトの画像を呼び出して掲載し、自分が描いたと主張すること、これは明らかな著作権侵害です。と書いているのだけれど、NAVER はそんなことを勧めてはいない。

ていねいに読めば、誓さんも慎重に書いていることがわかるけれど、あの文脈では、結果的に NAVER のイメージを悪化させることになることは明らかで、それに気付かなかったとすれば不注意でしょう。「できる」ことを問題にするなら、そもそも従来から「できた」。だから、従来通り、それは悪いことをする人が悪いという話でしかない。

ところで、スクラップ機能について第三次四次配布者が発生した場合、それは著作権侵害となってきます。と書いているのは疑問。もともとスクラップの許可は不特定多数に向けたものなので、二重配布だろうと三重配布だろうと、実質的な違いがない。転載許可のクリエイティブコモンズを付与して公開されているブログと同じ扱いになるのではありませんか。

ちなみに「趣味のWebデザイン」は無断転載推奨です。リンクするより転載してくれというスタンス。だから記事の URI が変わったくらいで文句いうな、と。リンク切れが心配なら転載しろっていっただろう、と。

余談@もう別エントリにした方がいいような気がする

抗議の意味で(皮肉で?)閉じてるid:HiromitsuTakagiさんやid:otsuneさんみたいな人たちがドカッと集まればブログサービス的には最高なんですけども、確かに招かれざる客をも招くであろう諸刃の剣。

じゃあその、招かれざる客を集めていそうなサービスといえばどこか? すぐに思いつくのがちゃぶろだけれども、じつは Seesaa blog が最強ではないかと思う。じつは私も使っているのですが、登録のあまりの簡単さにかえって不安になるくらい。無料メールアドレス(私の場合は hotmail でした)と適当な名前、この2つの情報しか求められない。そんなことでいいのか、という。(参考:ブログを作るときに要求される個人情報は?

たまたまユーザが少ないだけなのかもしれませんが、どちらも(私の視界において)混乱は見られません。

最後に。今回、無料ブログサーバ徹底比較!の記事を参考情報として提示しましたが、基本的には素人のいい加減な調査に基づく主観的な評価を書いているサイト。だから当サイトと同様に、あまり真に受けない方がよいと思います。

Information

注意書き