- 1945年8月14日 「日本時間15日」
天皇陛下の玉音放送はブラジルにも短波放送で伝わる事になりましたが、残念ながらその放送を全部の日系人が聞くことは出来ませんでした。また、雑音に近い玉音放送を聞いた人の中でも、天皇が敗戦を受け入れた放送だと信じるものも少なく,逆にデマが飛び交い日本勝つのデマは一夜のうちに日本人コロニアを駆け抜けて行きました。一部、日本人の中で、アメリカの放送も聞き、日本の戦況を良く理解するいましたが、大多数の日本人には伝わらなかったようです。
日本の終戦とは裏腹に、ブラジルの各地の開拓地では、「日本勝った、日本勝った、」と戦勝記念日の祝が会を開催するところまで現れました。サンパウロ市から21キロの所にあるイタケーラのコロニアでも多数の人達が戦勝を信じ九月九日に戦勝祝賀会を挙行したと記録されています。その後イタケーラでは日系人の運動会が2年間開催できず1947年5月1日に開催の記録があります。
- 日本は負けたんだ、勝ってなんかいない、と言う日本人
- 日本は神の国、負けるはずが無い、日本は勝ったという日本人
ブラジルの国土を真っ二つにしての論争は、「負け組」敗戦認識派と「勝ち組」信念派に入り乱れ、負け組の幹部達は、勝組と負組を分けるため日章旗を破り捨てたり、「天皇写真踏絵事件」までが起こりました。一部にはこの事実は無かったといわれていますが、「天皇写真踏絵事件」の被害者リストが有ると言われています。
面白いな、と思ったのだけれど、この記事にリンクして「勝ち組」と言う言葉は今でもよく使われますけど、本来はこういう意味
と紹介したサイトがあって、それは本当なのかなあ、と疑問に思いました。いや、本当なのかもしれませんが、件の記事にそんなことは書いてないわけです。
ウインドイナバは典型的な無意味サイトだったのですが、ネタ切れに陥って苦し紛れに書かれたコンテンツが時を越えて個人ニュースサイトで評判に。でもアクセス解析とかしていないし、カウンターは表紙にしかないし、長らく放置中なので、作者の方は多分この人気に全然気付いていない。個人サイトのカオスなところが世の中の役に立った(?)一例。
他にもいろいろ楽しいサイトなので、お暇な方はどうぞ。