卒研室の配属先について、私の大学では通常は成績順で決まります。だから、希望した研究室に入れない学生も中には居ます。
しかし、すごい事が起きている。希望した研究室に入れないのを不服とし、配属先を決めた担任に文句を言ったそうだ。担任は学生の意見を尊重して、学生を希望通りの研究室に配属したらしい。
それで収まったのかなと思ったけど、研究室によっては希望人数が5人の所が1人だけしか学生が配属されていなかったり、希望人数は3人だけなのに7人も配属されたりして、不平等さを感じさせるようです。学生を受け入れる教授たちが相当怒ってますね…。
これじゃあ研究できないよって。また、予定数よりも大幅に多くなった研究室では仲良しの友達同士が固まっているから、他の研究室に配属された学生がキレていたり…。
熊本県の城壁に囲まれた大学
らしいけど、恐ろしい話ですね。担任の方、こういった問題を捌くの初めてだったのかな? 杓子定規にルールを当てはめると、いろいろ不満も出るわけですが、ではルーズにやればうまくいくのか。そう簡単じゃないですよね。問題の学生さんも、自分の不勉強を棚に上げて文句つける度胸を他に活かせばいいのになあ。「他」って一体どこなんだ? と問われると困るのですが。
私の出身大学では、成績順ではなくジャンケンで研究室を決めていました。卒研を履修するためには一定の単位取得が必要となっていて、この段階で無能な学生はふるい落とされているはずである、という建前。
その代わりというか何というか、じつは工学部なのに卒研無しで卒業できてしまうのでした。卒研は選択必修科目で、卒研を取れば他の選択必修科目を3科目まで落としても大丈夫。逆に卒研を取らない場合、選択必修科目をひとつも落とせない。親切なことに、他の選択必修科目は全部大学2年の授業なのです。したがって、3年、4年と2回も再挑戦のチャンスがあって、頑張れば4年で卒業できるように配慮されています。
私が2年次に落とした選択必修科目は電磁気学だけで、3年次に無事これを拾い、卒研も取ったので、結果的にはかなり余裕をもって卒業できました。一方、選択科目だからということで徹底して避けたのがプログラミング関連の授業で、いまだにほとんど全くわからない。語学も最低限の単位をギリギリ取得しただけだったので、これもからきしダメ。学ぶべきときに逃げたら、当然こうなる。
教養科目は大好きで、56単位取得した上に、単位無しの聴講もいっぱいやりました。医学・理学・建築・政治・経済・法律・教育・美術・倫理・文化……。飯の種にならないレベル(まさに教養レベル)の話を聞くのは好きでしたね。授業大好きっ子でした。で、資料なんかを印刷室から運んできたり、スライドの操作をしたりする事務のおばさんと仲良くなったっけ。
えーと、何の話でしたっけ。