3月10日で1周年! おめでとうございます! 1年続けば、結構、この先も続いていくんじゃないかと思います。
管理人の"かす"さん(苗字から一字取ったのかな?)は、山の中の田舎町に暮らす高校生。BUMP OF CHICKEN のファンで、その熱の入りようは本サイトの1周年を期にバンプのイラストを集めた新サイト VINA を発足させたほど。2002年にアドバイスを始めた頃にも若い方にはファンが多かった印象のある BUMP OF CHICKEN ですが、当時の中学生が高校性になってもやっぱり人気は健在なんですね。移り気な若い世代の心を掴んで離さないバンプは、ホンモノなんだろうな、と思います。
私のサイトは版権CGイラストを展示しています。アクセス解析を見て、自分の作品の質の割には、見にきてくださる方は多いと思っています。でも、ここ半年くらい、訪問者の数がほぼ一定なので、少しでもいいので伸びればなぁと思っているのです。アドバイスお願いします。他にもここはやばいだろうという所があればお願いします。
あと日記なんですが、私はその日あったこと、思ったことをそのまま書いていて、楽しいのですけど、とても自己満足な気がして、読んでる人にはとてもつまらないなぁと思うのです。見る人が楽しめるようにすべきでしょうか…?(そうできる才能があるかは別として)やはり自分が楽しくても閲覧者の視点は気になります……
まず目次ページのイラストにたいへん驚いた、というのが正直な感想ですね。非常に上手いし、巧み。ふつう、塗りはきれいでもデッサンがどうしようもなく崩れるのが凡人のパターンなのですが、かすさんのイラストは、そこがしっかりしています。線画の段階でバッチリ決まっているから、アッサリした(じつは非常に手間がかかっているのかもしれませんが)仕上げもセンスよく見えます。そして配色がまた素晴らしい。目次イラストの紫と黄の取り合わせは、さすが自信作の完成度。
もちろん、構図やデッサンに歪みがないというわけじゃない。ただ、そのことをよく自覚されているし、非常に向上心を持っていらっしゃるようなので、私は心配していません。自分の作品の質の割には、見にきてくださる方は多い
とは謙遜し過ぎで、イラストのよさで人気が決まるなら、もっともっとお客さんは多くていいはずだと思います。自信を持ってほしいですね。
技術的な弱点は、凝った塗りにあるように思います。シンプルに仕上げた作品に比して、塗りを非常に頑張った作品ほど、粗が目立つというか、のっぺりと平板に見えてしまう嫌いがあります。CG の知識はないので、絵の具を用いた絵のケースに即して申し上げるなら、油絵で色を節操なく塗り重ねて、かえって影が消えてしまったような状態に似ています。メリハリというのでしょうか。線画の味が殺され、流れるような勢いが失われているような……。抽象的ですみません。
例えば、この2枚は非常に好きですね。陰翳や立体感がよく出ていて。線画なら3月8日の日記のイラストが、すごくいい。まあその、私の趣味として、こぎれいにまとまっているのが好き、というのがありまして、だから私の意見に引っ張られると小さくまとまって伸びなかったりすると思うので、参考程度に、って考えてほしいんですが。でも例えば、3月10日の日記のイラスト、これはちょっと憧れる人は少なくないと思いますよ。サラッと描いたようでいて、配色から何からほぼ完璧でしょう。
私の見てきた「ふつう」というのは、かすさんのイラストでいえば fuji.png のレベル。かすさんのイラストは概ねレベル高くて、いくつかはとってもいいので、多分、ブレイクのきっかけを待っている状態なんだろうと思いますね、私は。1日100ページビュー以上は期待できそうです。
魔法のような手段はありません。基本的なことを積み上げていくしかないと思います。かすさんのサイトは同人系ですので、
この2点は基本。でもかすさんはいずれもクリアされているようですね。しかし登録だけで満足されていませんか? せっかく登録したなら、活用も考えてみてはいかがでしょう。
既に1年の実績があり、コンテンツも一定量を確保しています。これは他のサイトと仲良くしていくにあたって、大きな優位点となります。アクセス向上を考えるなら、人気サイトへリンクしたら報告のメールを出すのが定石。このとき、自分のサイトが一定以上のレベルに達していれば、逆リンクされる可能性が高くなるのです。だから、リンク報告をするならこれからが正念場でしょう。新サイトを作ってすぐに、まだろくなコンテンツもないのにリンク報告する方が少なくない。そうしたライバルに対して、現在のかすさんは有利な立場にいるというわけです。
ただし、リンクの報告に際して、「よかったらうちのサイトにリンクしてください」なんて書くべきではありません。また過剰な期待は禁物です。好きなサイトへリンクする、好きなサイトの管理人さんに感想メールを書く、そのついでにリンク報告をする……この基本路線を見失うと、「なんだ、アクセスが欲しいだけか」と思われて、かえって相手に不快感を与えてしまうことにもなりかねません。
自分が応援メールをもらったらどれだけ励みになるか、どんなリンク報告をもらったら楽しい気分になるか、どうかそのことを忘れずに。好きなサイトの管理人さんがやる気を出してくれたら嬉しいですよね。だから、メールを出す一番の動機をそこに置いて、リンクされることについては、「運がよければ」と考えることが大切です。そうして気長にやっていくと、じわじわと効いてきます。
また、こうしたことに嘘は禁物なので、見てもいないサイトに「すごい! 感動しました!」なんてメールを出さないこと。それではお互いに気が滅入ってしまいます。サーチエンジンや同盟は、リンク先=巡回先を増やし、リンク報告を書いたり、掲示板にリスペクトの感想を書くいいきっかけになります。けれども、手当たり次第に口先だけのリスペクトをばら撒いても、結果は空しいでしょう。
私が勧めているのは、「このイラスト、いいなあ」と思ったときに、これまでは何もいわずに立ち去っていたところ、これからは「**のイラスト、よかったです、気に入りました」と掲示板やメール(ウェブ拍手や一言メールでもよい)で言葉を残す、何度も訪問して、本当にいいなと思ったサイトには、どんどんリンクしていく、リンクしたら感想のメールも送る、そういった当たり前のことなんですね。当たり前のことなんだけど、多くの方は、面倒くさがってやっていない。そのために多くの管理人がどれほど寂しく思っているか、ということは、かすさんもご存知の通り。
正しく行えば、みなが幸せになることです。あまり面倒でなければ、一度は試す価値があります。過去にうまくかなかったかもしれませんが、今、再挑戦する価値はあると思います。
コンテンツがアクセス向上の最重点であることは、もちろん間違いないのですが、これはアドバイスが難しい。イラストサイトですから、イラストの更新が多い方がいいだろう……というのがひとつの発想としてありますが、果たしてそれでうまくいくかどうか、保証はいたしかねます。
イラストをたくさん描こうと思って、すんなり描けるわけもないのであって、ではどうするかというと、ひとつには日記に載せたイラストを再掲載することが考えられます。かなりの力作を、あまり読まれないことが予想される日記ログに沈めたままにしておくのはもったいない。週1回、あるいは月1回でもいいので、拾い上げていくことをお勧めしたいですね。
サイトの構成についても、ひとつ意見させていただきます。いろいろあるのは構わないのですが、現状は、サイトの人気に比してコンテンツが分散しすぎているかな、という感じがします。最近、更新したコンテンツに「New!」といったマークをつければよいのでしょうが、現状では絵日記、お絵描き掲示板、写メ日記とチェックポイントが多い。実際によく更新されているのは絵日記(Note)なので、私なら絵日記を目立たせて、お客さんを誘導します。他のコンテンツを更新したときには、絵日記で告知します。
あまり盛り上がっていないコンテンツであっても、必ずしも消してしまう必要はないわけです。ただ、メリハリはつけていった方がいい。絵日記は目次の中でとくに目立っていないけれど、常連さんにとって一番、関心のあるコンテンツのはず。これから常連さんになる人に対しても、「とりあえずここを見てね」と伝わるようなデザイン、サイトの構成を採用することが望ましいと思います。
昔からよくいわれることなのですが、サイトの人気を上げていくには、宣伝して新しいお客さんを呼ぶことよりも、いかにやってきたお客さんをひきつけるかが大事です。けれども、これは簡単じゃない。私にも、こうすれば絶対にうまくいく! なんて方法は提示できません。厄介なことに、欠点を減らすアプローチでは、ふつう目標を達成できないのです。かすさんも、無数の欠点を持つ人気サイトに出会ったことがあるでしょう。
欠点の法則化に比して美点の法則化は困難です。アドバイザーが泣き言を書いても仕方ないのですが、結局のところ、たいしたアドバイスはできないのです。申し訳ありません。
ただ、何らかのヒントになりそうな話をひとつご紹介しておきたいと思います。以前に書いたアドバイスです。
簡単に書けば、「内容があれば宣伝も意味がある」というつまらない話なのですが、よろしければご一読を。
かすさんのイラストのファンなら、絵描きさんの身辺雑記として日記を楽しんでくださると思います。
あまり気負わず、書きたいことを書いていけばよいのではないかと私は考えるのですが、日記を単体でも魅力的なものとしていこうということであれば、1点だけヒントを差し上げたいと思います。
今、ウェブログというのがブームだそうです。ウェブログというのは、私の書いている備忘録のようなものです。日記の一種であるとお考えいただいても構いません。で、その日記の一種を読みたい読者が大勢いらっしゃるというのです。なんで一般人の日記を読みたい人がそんなにたくさんいるのか? ただの日記なんて、そんなに面白いものじゃないでしょう? じつは、ただの日記、ではないのです。
この備忘録を例に説明します。ふつうの日記であれば、今日の天気は晴れ、朝は何を食べて、昼は誰と会って、夜はこんなテレビ番組を見ました、みたいな内容になりますよね。けれども、私はそんなことはほとんどまったく書いていない。では何を書いているかというと、その日、思ったこと、考えたことを、テーマを絞って書きとめているのです。あれもこれも、ではなく、何かひとつのことについて書く。
このたったひとつのコツをつかむだけで、日記は少し面白くなります。1日にいくつかのことを書きたい場合は、記事を分けたり、あるいは小見出しで区切ったりするとよいですね。細かいことをいえば「ちょっと深く書く。あるいは、短くても、ひとつ自分らしい視点を入れてみる」といった工夫はいろいろあります。でも実際のところ、私はほとんど何も考えていません。1項目につき、ひとつのことを書くことが大切です。それだけ気をつければいいのではないかと思います。
あと、もとはイラストサイトだったのに、日記が人気出てしまって、いつの間にか日記中心のサイトになってしまった、というケースは少なくありません。それが楽しければ別に構わないのですが、そういうこともあるよ、ということでご注意を。なお、私は逆のケースをほとんど知りません。
現在のデザインは「吉日」に倣ったものだと思います。最初は(表紙への戻り方と「reset」の意味について)ちょっとだけ戸惑いましたが、とくに問題はないでしょう。とはいえ、やはり新しく作った「VINA」の方が洗練されていますね。
「ビーナ」はコンテンツが多いから、そのまま真似することはできません。けれども、少し工夫すれば似たような効果を狙うことは可能では?
扉ページの次のページを仮に「目次」と呼ぶとして、この目次ページを「VINA」同様に縦2分割のフレームとします。目次を右側に置く現在のデザインはそのまま踏襲すればよいでしょう。そして日記や掲示板など、小目次を必要としないコンテンツについては、そのまま左側のフレームに内容を読み込むようにされると、閲覧者にとっては便利ではないでしょうか。
メール送信フォームが目次側にあるとまずいでしょうから、フォームと幅広の更新記録は左側へ移動することをお勧めします。
さて、「image」「treasure」などの小目次の処理が一番のポイントとなるだろうと思います。私なら、こうしますね。
「VINA」のデザインが洗練されて見えるのは、左側に紺色の帯があるから。画面全体を真っ白にしてしまうより、帯がある方が画面が締まります。そこで、「ビーナ」の改善案では画面の右に紺色の帯を残します。これがベストだ、というわけではなく、現在のデザインを活かしつつ、少しだけ手を加えるとすればこんな感じ、という一例です。もっといい手もありそうな気はしますが、参考程度にはなるかと思います。
「ビーナ」改善案のソースをご覧いただくと、かなり簡単になっていることに気付かれるのではないかと思います。HTML と CSS についてきちんと勉強すると、サイトの製作がとても楽になります。最近は、易しさと正しさを兼ね備えた解説サイトも増えてきました。もし興味があれば、再勉強されてはいかがでしょうか?
以上です。