趣味Web 小説 2005-05-20

新聞記事の転載には文句をいわない人々

最近、巡回先のリンク先によく登場する中で目に余る著作権侵害系ブログが【仮名で自らblogを開設することすらできない臆病系commentatorが集う卑怯系blog】mumurブログです。こちらはライブドアブログを使っていて、Naver ブログの藤本さんがいうどんなに機能制限をしたとしても、やろうと思えばいくらでも著作権侵害できちゃうの一例。

でもどういうわけか、新聞社の記事をいくら転載しても怒る人は出てこない。ネット世論の担い手たちは、新聞社の著作権には興味ないみたいですね。

これはもう断言してもいいけれど、「無断転載禁止」と明記している(注:明記してなくたって転載は違法であるという話は脇におく)個人運営のブログから勝手に記事を転載しまくっている1日1万人が読む人気ブログがあったら、絶対に叩かれているはずですよ。誰かが著作者にご注進のメールを出したりなんかして転載がバレ、そうなったら後はもう時間の問題。

で、叩かれたときに、不用意に「リンクしているんだからいいじゃん」とかいうと、ブログ生命を絶たれかねない。

今、mumur さんのブログのことを新聞社にチクる読者は一人もいないだろうし、そして新聞社から連絡があって mumur さんのブログが規約違反で潰されても「当然じゃん」と思う人は多くないはず。それはなぜかといったら、日本人は、「庶民」と「それ以外」に別のルールを適用して生きているからです。匿名の誰かさんである限りは「庶民」の側で、だから記者様の玉稿を転載しても「それくらい許すのが新聞社の度量ってものだろう」とか思ってるんじゃないか。

新聞記者なんてただのサラリーマンなのに、記者が庶民の真似をすると「記者のくせに」ってことになる。これだから匿名はやめられないというか、逆に匿名が嫌われるのも当然だとは思う。

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