趣味Web 小説 2005-05-26

飲み会の会費に男女差をつける不合理と合理

先日の結婚式の2次会費用は、男性8000円、女性7000円。男女によってサービスの違いも無ければ、女でも大食の人はいるし、男で小食の人もいる。いつも思うけれど、この差って何?

一人ずつ食べた飲んだの量を調べるのは現実的でないから、大雑把に男女で分けて、平均をとっているのでしょう。正直、8対7なら女性不利だと思う。何回か簡単に試算したことがあるけれど、基本的に男性の方がアルコールの消費量が多くて、そこで大きな差が出る感じ。

あと一定以上の規模の場合、男女比を会場側に尋ねられたりすることもあるとか。大皿料理の量を変えたりすることがあったりするのだそう。料理のムダを減らすには賢い手だと思うけれど、最近は廃れた風習なのかな。

個人レベルでみれば多少の理不尽はあっても、情報取得と情報処理のコストを勘案して大雑把にデータ処理していくことで折合をつけるのはアリだと思う。

女でも男以上に飲み喰らう人はいるし、男でも小食で酒を受け付けない人もいる。だったら何故男と女ではなく、飲む人と飲まない人(大食の人と小食の人)で区別しないのか。

やってみればいいんですよ、そうすればわかる。私は分かりました。結局ね、半分くらいの人が迷うのですよ。しかも呆れたことに、やたら飲み食いしたくせに自覚のない人、あるいは逆にとにかくたくさん払おうとする人なんかもいる。2段階では単純すぎると思って3段階、4段階とかにすると、ますます収拾がつかなくなる。結婚式の2次会なんて事前に会費を決めるわけだしね、先人の知恵に倣って男女で分ける他ないんじゃないかな。

人を区別する際に、ボーダーライン付近の人々が多くなりがちな分け方ってのは、どうもあまりうまくない。それでもコストをかけて選別するべき事案は多いけれど、飲食の会費は違うのではないか。ただしこれは大人数の場合であって、少人数ならぎゃばんさんの提案も現実的になります。情報取得と情報処理のコストが下がりますからね。

ちょっと関係ある話

半年くらい前に職場のグループ3人で食事しました。私、同期の男性社員、上司の女性係長という組合せ。で、吃驚したのは支払いの段になって係長がたくさん払ってくれることになったのを、同期の人が固辞したこと。自分が企画したので、自分がたくさん払うのだという。

彼は院卒なので私と上司の中間の年齢だけれども、入社3年目のヒラが入社7年目の係長を奢るという発想は衝撃的でした。私は忘れっぽい性格なので奢ってもらうの大好き。当然、妄言を繰り返す同期くんを遮って「ありがとうございます」という。年功序列の会社だけに、年齢は違っても入社年次が同じなら扱いは同等。同格の私が「奢られる」ことを表明したので、同期くんは退路を絶たれて陥落。面目は失ったかもしれないが、上司の顔を潰すよりはよかったと思う。

労組が会社から勝ち取った社内交友費(最近、地方行政機関でお手盛り何とかといって問題になってるアレ)が1人1万円くらいあって、これを何に使うかという話になったときに、件の係長は「オペラ鑑賞がいい」とおっしゃった。みんなの結論は「フグを食べる」でしたが、ともかくこういう人を奢ろうとする度胸は私にはない。

逆リンク!

たしかに会費は一律でもいい。実際、職場の公式な集まりは一律負担となっています。正直いって参加者が納得すればなんだっていいわけで。ところが社員同士の飲み会であっても私的なものとなると、まあ、いろいろと。1円単位まで各人の注文通りに払うことさえあります。誰だよ、そんなアイデア出したのは? ってムカつくけど、みんなが納得している風ならごねないことにしています。どちらかといえば小銭持ちですし。

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