趣味Web 小説 2005-05-26

迷惑メールは嫌がらせではなくビジネス

意外な事実なのかなあ、これって。SPAM メール業者に夕方のニュース番組のスタッフがインタビューしている様子を見たのは、私がまだ学生だった頃。「迷惑メール」を送る業者の言い分は、「あのね、ホントに私らのメールが迷惑だっていうならね、商売が成り立つはずないのね。嫌がらせしたいのではなくて、宣伝広告のためにメールを送って飯を食ってるの。メールを読んで、これはいいと思って連絡してくるお客さんがいるから、私ら食っていけてるの」というもの。

そりゃそうだよな、と思ったものでした。

仮に社会全体で受取人の迷惑が発信依頼者の利益を遥かに上回っているのなら、民事訴訟か何かでヤラれているはず。無論、迷惑は薄く広く、利益は数千円単位で集中的にゲット、という卑怯なビジネスモデルが支えている問題ではあるのだけれど、メールの受信サーバはたいてい大手プロバイダの管理下にあるし、トラフィックを引き受ける中間経路の業者は限られています。一般の個々の受信者が訴訟を起こすのは非現実的だからといって、訴訟リスクがなくなるわけでない。

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